第4話 最初の任務はゴブリン退治
わたしは、
日々は、大剣を
人間の
わたしは、夢の中で、勇者と呼ばれていた。
◇
勇者たち
戦士は青い
エルフは、エルフ特有の長く
女僧侶は、村の教会でも見かけるような国教の
「ようやく
勇者は
「この
戦士も馬車を降りて、思いっきり伸びをした。体の大きな戦士は、馬車の中で
「
「まずは、村長さんに
勇者は、
「よく来てくだせえました、勇者様。
場所は、古い板材で
「国から
勇者は、努めて明るく
「おおおお、勇者様! ありがとうごぜえます! ありがとうごぜえます!」
村長が、
勇者は
「それじゃあまずは、村長さん。ゴブリンに
戦士が勇者と
戦士は
「へ、へい。少しお
村長が、ガタつく
「ゴブリンどもは、この山から来て、この山に
戦士が地図を見る。
勇者も地図を見る。真顔で考えてみる。何も分からない。
「なあ、村長さん。その山の地形図みたいなのはあるかい?」
「山に
村長が小さい地図を広げる。一枚目の地図と
戦士が手書きの地図を見て、
勇者も手書きの地図を見て、戦士の
「ありがとよ、
戦士が、地図二枚を丸めて手に取る。
「そんだば、
「場所は聞いてるから、案内はいらないぜ。退治の方は、一週間もかからないと思う。まあ、
村長の申し出を
家の外には、エルフと僧侶が
村人たちも村長同様に痩せている。貧しさに気力を
「二人とも、行きましょう」
勇者は二人を
「はーい」
僧侶が明るく元気に返事をした。村人たちに
「この村の
僧侶が、村人から
勇者は
自分と
勇者は
「
エルフが見くだす目で、
勇者は安心した。同列だ。勇者と同等の世間知らずだ。
「おい、エルフ。そういうことを、村人の前で言うなよ」
戦士が
「
エルフが戦士を
「まぁまぁ。背中を
勇者は
「そうですよ! 勇者さんのおっしゃる通りです!」
僧侶が明るく元気いっぱいに
「お、あれだな。この村での、オレたちの宿泊所だ」
戦士がボロ小屋を指さした。
「本気ですの?!
前途多難だ、と勇者は肩を
日が落ちて、
戦士は、
僧侶が、
「私、
僧侶が
「わたしもです」
勇者も正直に告白した。
「勇者さん。少し、お話しませんか?」
「いいですね。仲間と仲良くなるのは、
勇者も僧侶も、
「わたし、モンスターに
「
「それなら、
勇者は
「勇者さんなら、きっと
僧侶は
「でも、村を
「
「こっ、これ以上はっ、私の口からは、言えませんっ」
僧侶は
村は
◇
「あの
戦士が
勇者は目を
「
勇者は
まだ
一般的にゴブリンと呼ばれるモンスターだ。
人間の大人よりは小さく、手足は
「信じ
エルフが
勇者たちは
数が多い。ざっと
「
戦士の
「あのゴブリン、大きいですよね」
勇者は、一回り大きいゴブリンを指さした。
「あれが群れのボスだろうな」
「ボスを
「ボスを倒せば、群れが
「なるほど」
勇者は感心した。さすが戦士はプロの冒険者だ。
「ではっ、ではっ、どのように戦えば良いのでしょうか、戦士さん先生っ!」
僧侶がテンパった声で
「
戦士が土の地面に、木の
「あの場所は、
「森の中に、
「弓を使うゴブリンが
戦士が地面に
勇者に
「がんばりますっ!」
僧侶がエルフに
エルフが
「勇者が森から
エルフにより、別の
ゴブリン五十匹の中に
「できると思います。いきなりボスを
勇者は何も考えずに、いつもの
「がんばりますっ!」
僧侶がエルフに
「おいおい、マジかよ……」
戦士は
◇
金色の長い
森を
ゴブリンどもが、金色の長い髪の華奢な美少女、勇者に
勇者には、鳴き声も、動きも、意味が分からない。分かる必要もない。無視して問題ない。
大きな
勇者は大剣を
後方の足音が一気に
「勇者って、あんな
エルフは、ゴブリンの群れに突っ込んだ勇者を見ながら、
「こっちはそれどころじゃねぇよ! オマエもちったぁ
「キャー!
三人の方に
僧侶は
「ここなら、よろしいかしら?」
エルフが森と広場の
「しゃくねつのぼうい、ふきあがるいかり」
左手に魔法杖を
「マジか。
戦士が
「それでしたら、
エルフが
戦士は
「かぜのまもりよ、ゆうきゅうのたいきよ」
魔法を詠唱しながら、魔法の詠唱を開始した。魔法の同時詠唱は、かなりの
「なるほどな。アンタが勇者の
戦士は
「キャー! 怖いですっ、怖いですっ! キャー!」
「つつめよ、ウィンドカーテン!」
三人の
斬り込んできたゴブリンは、戦士が
「ははっ! これなら、
戦士は、
数十匹のゴブリン
どさくさに
他のゴブリンは、わざわざ斬る
この数時間後には、洞窟内に
◇
わたしは、
わたしは、夢の中で、勇者と呼ばれていた。
/わたしは
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