応援コメント

第10話 根幹の世界観の参考になるかも?『天下と天朝の中国史』」への応援コメント

  • >自分たちの王朝をどう正当化
    ココがしっかりしているファンタジー、かなり好みです♪
    読んでみたいかも( *´艸`)

    ところで第2話の『皇帝と皇后から見る中国の歴史』を購入しまして、もうすぐ読み終わります。
    「史実なんて、そんなに面白くないのでは?」と思ってたら、思いのほかドラマチックな話が多い!
    しかも、この歴史上の人物をベースにしたドラマはコレみたいなのも教えてくれるから、次に見る中国ドラマの候補まで見つかりました(笑)

    教えて下さって、ありがとうございました<(_ _)>

    作者からの返信

    そうですよね、誰もが己の正義を追求して生きるわけですから、小説でも、世界観として何が正義かとか、登場する人たちがどうやって自分を正義だと定義づけるのかとか、ココがしっかりしていると、迫力が出ますよね。私もそういうのが好きです!

    おお、私の駄文がお役に立てたなら嬉しいです!(たまたま自分の手に取った本を、自分の好きなように読んでるだけで、「こんなのでいいのだろうか……」と自信を無くしかけていたところでした。わざわざお知らせくださいましてありがとうございます!)

  • 中国的皇权更迭,以及皇权神受思想和其他国家不同的原因,其实和中国的传统神话传说思想也有着内在的联系。
    除了中国以外的国家,神权是至高无上的!是不可违逆的。这也是除了中国以外的国家,最高的王权被神受后可以按照血缘关系一代一代传承下来的主要原因。
    但是在中国,神权并不是至高无上的,也不是不可违逆的。
    在中国的传统思想中"神"只不过是比"人"高一个层次的存在。当"人"的道德境界提高的另一个层次的时候,"人"自然也就成了"神"。反之"神"的道德降低了也会堕落成为"人"或者不如"人"。
    正因为这种思想,在中国的神话传说中有很多"弑神"和"伐天"的故事!
    就连比皇权更高一级的神权都会被推翻,所以就更不要说皇权了。
    当然,这只是一些书面上的东西!也就是儒家思想为了统治所做的理论基础。这些理论基础也是在随着不同朝代出现而不停的改变的。





    中国の皇権交代、および皇権神受思想が他国と異なる理由は、実は中国の伝統神話伝説思想とも内在的なつながりを持っている。
    中国以外の国では、神権は最高だ!逆らうことはできない。これも中国以外の国では、最高の王権が神に受けられた後、血縁関係に従って代々受け継がれることができる主な原因でもある。
    しかし中国では、神権は最高ではなく、逆らえないものでもない。
    中国の伝統思想の中で「神」は「人」より一段上の存在にすぎない。「人」の道徳境界が向上した別のレベルになると、「人」は自然に「神」になる。逆に「神」のモラルが低下しても「人」に堕落したり「人」に及ばなかったりする。
    その思想ゆえ、中国の神話伝説には「神殺し」や「天伐」の物語がたくさんある!
    皇権より一段上の神権さえも覆されるので、皇権はなおさらである。
    もちろん、これは書面上のものにすぎません!つまり儒家思想が統治のためにした理論的基礎である。これらの理論的基礎も、異なる王朝が出現するにつれて絶えず変化している。

    作者からの返信

    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の「神」とアジア諸国の「神」とは、そもそもが別物ですから違うだろうと思います。

    本文で書きましたように、檀上寛さんの『天下と天朝の中国史』では「歴代王朝が前王朝と自分たちの王朝をどう正当化し、華夷を秩序付けてきたのか」が述べられています。儒家思想の理論的基礎を、歴代王朝が読み変えてきた、その変遷が説明されています。

    編集済
  • おお……っ! これも参考になる本をありがとうございます……っ!(*´▽`*)
    岩波新書だと手に入りやすいのが助かりますね!(≧▽≦)

    作者からの返信

    お役に立てたなら嬉しいです! そうですよね、本を知るたびに「で、お値段は?」とビクビクしなくて助かります。ありがとう岩波新書!ですw

  • ちょうど読み終えたばかりの本なので興味深く拝見しました。
    十二国記読者としては「皇帝は地上の統治者であり、世襲によって権力を受け継ぐ」に対して「天の代理人である天子は天意を受けて統治する有徳者であり、その資格は当人だけ」の概念(要約)のくだりで「十二国記の王は天子だから世襲しないし家族も神籍に入らないんだ!」と二十年越しくらいに腑に落ちました。
    明代モデルの世界観を描こうとしている身から言いますと、檀上先生の別のご著書も本書を踏まえると非常に読みやすかったので、その点からもお勧めの一冊だと思います。

    作者からの返信

    おお、既にお読みだったのですね。
    正確な要約さすがです。第二章のメインの内容ですね(私は自分の興味のある第1節しか紹介してなかったですねw)。
    天子と皇帝の原理的な矛盾を儒家たちが何とかつじつまを合わせ、現代となっては檀上先生の指摘で初めて気づくほどにこの両者が一体のものとして感じられるようになりました。小野主上の、矛盾を突き詰めて「天子」の純粋モデルを析出して作品世界の根幹に据えるその力量。小説家ならではの自由さと創造力の賜物だなあ、と花井様のコメントで改めて感じ入りました。
    明について知ろうとするにも、先に読んでおいた方が良さそうですね。早いうちにこの本に出合えてラッキーでした!