第7話 波乱のゲーセン
今、俺たちは優菜と遊ぶためにゲームセンターにきていた。現在の時刻は3時半。2時間半後には渡瀬組の事務所に着いていなきゃ小林さんの命が危ないので時間厳守で遊ばなくてはいけないのである!
〜ゲームセンターの中〜
優菜「ここには初めてくるのだけど何をするところなの?」
湊音「ここはゲームセンターと言って景品を取ったりゲームで遊んだりするところです。」
優菜「そうなのね。それじゃあ……!」
琢磨「やりたいの見つかりました?」
優菜「あの景品ほしいわ!」
優菜さんがほしいといったのは大きな熊のぬいぐるみだった。
湊音「では、どうぞ。」
……………やはり全然取れず、苦戦していた。ここはゲーセンによく来ていたこの俺がコツを教えてあげよう!
湊音「優菜さん。この熊のぬいぐるみは頭が重いのでお尻の方を持てば行けると思います。」
優菜「本当?やってみるわ!」
………ガタン
優菜「い、いけたわ!!ありがとう湊音!」
湊音「いえいえ、これは友奈さんの実力ですから。」
琢磨「湊音は昔からクレーンゲーム得意だよな。」
それから1時間ほど遊んでいた。
すると、チャラそうな大学生ぐらいの男共が絡んできた。
チャラ男1「なになに?君、男二人もはべらせて。」
チャラ男2「ねぇ、そんな奴らより俺たちと遊ぼうよ。」
すると、いきなり優菜の腕を掴んだんだ!
優菜「や、やめて!」
湊音「おい!おっさん。何してんだ?」
琢磨「女の子に振り向いてほしいからってそんな絡みかた許されねぇぞ!」
チャラ男1「あ?何だお前ら。調子乗ってんじゃねえよ!」
バキッ、ベキッ、グチャ……………
湊音「な、なんだよこいつら…。クソよえぇ!」
琢磨「何だよ…、見かけだけかよ。」
駆けつけた店員に事情を話してそいつらは連れて行ってもらった。
その後、遊ぶ雰囲気ではなくなったので事務所に帰ることになった。
〜渡瀬組事務所〜
小林「お帰りなさいませ。随分早いご帰宅で?」
優菜「ちょっと絡まれてしまって…。少し早く帰ってきたの。」
小林「なに?大丈夫でしたか?」
優菜「ええ。湊音と琢磨が守ってくれたから。」
小林「そうでしたか。やはりあの2人はボディガードに適任でしたね。」
優菜「2人は守ってくれたし、このぬいぐるみも取ってくれたのよ!」
小林「そうですか。それは良かったですね。」ニコッ
こうして波乱の1日が終わった。
その後、あの大学生たちは地獄を見たと言う。
………や、やっぱりこえぇ!
続く
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