未定

里帰り

__はぁ...なぜこのようなことになっているのだろうか...俺ただ電車に乗って田舎に帰って来ただけっすよ?なのになんで...なんでこんな...

[数日前]

(ｼﾞｰｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞ)

夏だな...熱いし、セミがうるさいし、倦怠感すごいし...あー"...夏なんて消えちまえ...

気分転換になにか...っと...(ｺﾞｿｺﾞｿ)

『(LINE)爺ちゃん:唐突やが、こっちさ帰ってきて夏満喫せんかえ。』

(...やることないし行くか、最近顔もろくに合わせてないしな...)

にしても久しぶりだな、あっちに帰るなんて、あの町、

雰囲気は好きなんだけどネットがどうも通じないから不便極まりないんだよな...

っと、いろいろ言ってても変わりゃしない、準備準備...あ、おじいに返信してないや

『拓哉:OK、やることないし暇すぎるから行くよ。』

送信完了っと、さーて!アクエリに財布にタオルに...念のため着替えを入れて

完了ー!イクゾー!(ﾃﾞｯﾃﾞｯﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞ)

[現在]

...的な流れで来たは良いんだよ来たのは...爺ちゃん姿どうした!?なんか憑りつかれたか!?

(いや、憑りつかれてもおかしいだろ、見た目ほぼタコだぞタコ、クトゥルフだぞ、いったいどうなってんだおい。)

おー、拓哉か、元気しとったかい。

その体で言われましてもねぇ!怖いわ!!

元気そうじゃのぉ、あとこの体はじゃな...

体は...?

なんか朝起きとったらみんなこの姿じゃった☆

この姿じゃった☆じゃねぇよ爺さん!!せめて恐れろ、自分の体が怪異化してんだぞ!!

そういやそうじゃな...そうじゃな...?

・・・ギャーッッッ!!!

その叫びに１人の住民が近づいてくる。

丁～！大丈夫かー!

ッッッ...皆この姿とかいってたし、まさかみんなも...!?

後ろから緑の翼が生えた人型タコが走ってくる

ギャーッッ!!!えっ!?何!!マジで何!!ドッキリ!?これドッキリ!?いきなり故郷に帰ってきたらみんなクトゥルフ(最低でも２人)になってるってどういうことだよ!!

いや改めて並べるとほんとすげぇ状況だなおい!!(迫真)

ぜぇ...はぁ...ぜぇ...もう疲れた...ちょっと..やすま..せ...(バタッ)

しっしっかりせぇ!丁のとこの小僧ォ!!

....懐かしい天井だ、なぜこんなとこで俺は横になっているのだろう、

そうだ、みんながタコ、タコになってて...夢だったのか...?見に行ってみるか....

夢であってほしい、そんな希望を胸に抱き足を進める。

だがそこにあったのは...

お、起きたか拓哉!ほーれ、肉を焼くぞぉー

__タコが肉を焼いている光景であった...