第22話 寝取った奴のヤバい姉
豊満なむっちりボインヒロインによる女性優位の純愛イチャラブ物を得意としつつ、ロリから熟女、清楚からビッチ、同性愛やNTRと幅広く活躍している。
ただし、凌辱とグロはNGなので悪しからず。
青葉とは五歳違いで、学生の頃から同人作家として活動していたが、その事がクラスメイトにバレて不登校になりそのまま高校を中退。
家に引きこもってエロ漫画ばかり描いていたらインターネットの海で編集者にスカウトされそのままプロデビュー。
今は実家の近くのマンションで一人暮らしをしているという。
引き篭もりな上にコミュ症なので、青葉は姉の代わりに背景資料の撮影をしたり、身の回りの本当にあったエロい話を集めて聞かせたり、時には絵のモデルになったりと、色々な手伝いをしてお小遣いを貰っているという。
羽振りが良いので結構な額をくれるのだそうだ。
変態だが、それでも姉だし、なんだかんだ青葉も慕っているらしい。
雫や遊馬の事でも相談に乗ってもらっているそうで、姉もそれなんてエロゲ!? と興味津々だという。
エロ漫画家として、紅葉は雫に興味があるらしい。
そんな魔性の女、是非とも一目見てみたい。
なんなら私も抱いてみたい……。
もちろん青葉はお断りした。
ならせめて彼氏君でも……。
男の子の話も聞いてみたいし。
お金なら出すから!
絶対ヤダ! 勘弁してよ!
そんなやり取りが何度かあったらしい。
青葉としてはあまり紹介したくはないのだが、すぐに金になる割のいいバイトではあるだろうし、一応姉の要望も叶えられる。
だから、なにが起きても責任は取れないし、色々変態チックな事を言われるかもしれないが、それでもよければ紹介すると言われた。
「ぜひ頼む!」
遊馬は迷わなかった。
漫画のアシスタントという話なら無理だろうが、聞いた感じ雫とのチョメチョメの体験談を話すだけのようだ。
それで金が貰えのなら、こんな楽なバイトはない。
青葉の姉にも興味があるし、男として、エロ漫画家という職業にも興味がある。
中々面白そうなバイトだ。
上手くいけば、雫を喜ばせる新たな一手が見つかるかもしれない。
そういうわけで青葉にセッティングして貰い、早速翌日の放課後、紅葉の住む高級マンションを訪ねたのだった。
†
「い、いらっしゃいませ……」
「……初めまして。青葉さんに紹介して頂いた滝沢遊馬です」
玄関先で出迎えられて、遊馬は戸惑った。
紅葉はものすごい美人だった。
青葉をムチムチにしてHカップのおっぱいをつけておどおどしたタレ目の陰キャにしたような見た目だ。
伸び放題の髪はボサボサだったが。
着ているものは襟の伸びたヨレヨレのTシャツとゴムがノビノビになった毛玉だらけのスウェット。
ノーブラらしく、パツパツになったTシャツの下には薄桃色のポッチやそれを乗せる大きな皿が透けていた。
大きすぎる胸のせいでシャツの裾が上がっていて、ぷにっとしたお腹が丸見えだった。
ゴムの伸びたスウェットは大きなお尻に引っかかるようにずり下がっており、尻肉に食い込むように伸びきった幼児向けアニメ柄の子供っぽいパンツが覗いていた。
気にしていないのか、気づいていないのか。
どちらにせよ、遊馬から指摘するのは難しかった。
それよりも遊馬は、複雑な数式を計算するので必死だった。
さもないと、彼女を寝取ろうとした間女の友達の姉に興奮して相棒の角度が直角になってしまいそうだ。
落ち着け相棒! 相手は青葉のお姉さんだ! 引き篭もりらしいし、エロ漫画家だし、こういうもんなんだろう。
頼むから、変な勘違いを起こして興奮するんじゃない!
努めて冷静に挨拶をしつつ、念の為遊馬は起立しかけた相棒をグッドなステルスポジションに導いた。
が、知っての通り遊馬は伝説の勇者の剣に選ばれた英雄である。
今はまだ秘められた力を使いこなせていないが、モノだけは立派なのだ。
そして遊馬は不良ではない。
制服のシャツはしっかりズボンにインしており、学生服のズボンもブカブカの腰パンではなく、きっちりジャストサイズだ。
いくらステルスポイントに逃がしても、完全に存在感を隠すことはできない。
中途半端に頭を上げたせいで、学生服のシルエットには不自然なでっぱりが突き出してしまっていた。
幸い紅葉からは大きすぎる胸のおかげで死角になっているようだが。
安心したのもつかの間。
チンポジを直したのがいけなかったのか、紅葉の視線が下を向いた。
「……おほぉ!?」
青葉似のズボラな美人が目をかっぴらいてすごい声を出した。
そんな反応をされたら、遊馬としては誤魔化しようがない。
「す、すみません……。二条先生があまりにもお綺麗なので、つい……」
そんな格好を見せられたら健全な高校生なら誰でもこうなると思うのだが、相手は雇い主で友達の姉である。
文句なんか言えないし、かなり気まずい。
「ぜ、全然……。え、えへへ。わ、私、エロ漫画家なので、き、気にしないでください……。ていうか多分、私の方がかなりキモイと思うので……」
「そんな事はないと思いますけど」
ちょっとお世辞が入っていた。紅葉は明らかに普通じゃない。青葉との関係や雫とのチョメチョメ生活で倫理観がバグっていなければ、ヤバい奴だと逃げ出していただろう。
だが今の遊馬は、間女の友人と彼女を共有する立派な変態の端くれである。
多少は動じるが、その程度だ。
「さ、触ってみてもいいですか?」
「え?」
「も、もちろんお金なら出しますので! 青葉ちゃんから聞いてるかもしれませんけど、私引き篭もりで……。エロ漫画家のくせに処女なんです。男の人の裸も生で見た事がなくて……」
「あの、相棒に向かって話しかけられても困るんですが」
「あひっ!? す、すみません!?」
「あと、申し訳ないのですが、お触りは遠慮してください。気持ちは嬉しいんですけど、俺、彼女がいるので」
「はぅ……」
残念そうに紅葉が俯く。
「すみません。そういうのを期待されていたのであれば、この話はなかった事にさせてください」
「い、いえ!? 全然、そんなつもりじゃなくて! ご、ごめんなさい! 私、引き篭もりで、エロ漫画ばっかり描いてて、世間知らずで、ちょっと頭もアレなので!? ダメ元というか、職業病と言うか、だってこんなに大きいのが悪いと思うんですけど!?」
涙目になって言ってくる。
悪気があるんだかないんだからよくわからない人だ。
「そういわれましても……」
「あぅ、その、ごめんなさい! と、とりあえず上がって、ね? ゆっくり、落ち着いてから話しましょう! その、変な事言っちゃうかもですけど、嫌だったらキッパリ断ってくれていいので! それで、色々交渉というか、私も年頃の男の子とお喋りしたいので!?」
……とりあえず、正直な人ではあるらしい。
「わ、わかりました」
青葉からコミュ症という話は聞いている。
紹介してもらってここで帰るのは失礼だろう。
紅葉の言う通り、出来る事と出来ない事をちゃんと話し合えばいい。
そういうわけで、大きなお尻を振り振り歩く紅葉の後を追った。
ズボンのサイズが小さいせいで桃のような輪郭とパンツのラインがはっきり浮かんでいる。
履いているのに裸よりもエロい。
……今度雫にリクエストしようかな……。
「あのぉ……」
「見てません!」
いつの間にか振り向いていた紅葉がほぇ? と首を傾げる。
そして恥ずかしそうにおずおずと人差し指を立てた。
「わ、ワンタッチ一万円では……」
「百万円でもお触りはダメです」
「ですよねぇ……」
しょぼんとしつつ、「でも、青葉ちゃんの言う通り真面目な彼氏君なんだ……」と嬉しそうにしている。
そして思い直したように顔を上げる。
「じゃあ、見るだけならどうでしょうか?」
「…………だめです」
ちょっと迷った。
相棒を見せるだけで一万円。
ボロすぎるバイトだ。
でも、なんか犯罪臭いし、そんな金でデートをしても雫は喜ばないだろう。
「ですよねぇ……」
またしばらくしょぼんとして、「でも、どうしても生で見たいよぉ……」とかぶつぶつ言って、ハッと顔を上げる。
「エロ漫画を描く為のモデルというはどうでしょうか! 芸術の世界だとよくある事だと思うんですけど!? あくまでも、エロ漫画を描くためです! 普通のお仕事、取材、アート、下心はありません! 生おちんちんが見たいんです!」
「すみませんが――」
「三万!」
「……とりあえず、座って話し合いましょう」
もしかしなくても、ヤバいバイトを受けてしまったらしい。
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