第20話
とりあえず世間体を保ちながら生活はしていた。
あいつが近寄ってこないから楽だわ。
と思って悠々自適な専業主婦生活をしていた。
そうしたら突然
「離婚して。」
と言われた。
私は予想外の言葉に驚いた。でもする気ないから
「えー、しない。無理。」
すると相手は
「無理、離婚して。」
と言ってきた。
だから私は
「子供達が成人したらいいよ。」
と返しておいた。
成人になるまではとりあえず世間体を保つ。成人した後は考え方も変わって結局離婚しないだろうと、たかをくくっていた。
するとまた別の日
「離婚して。」
と言ってきた。
それでも私は
「何言ってんの?!しなーい。」
また別の日
「いいから離婚して。」
としつこい。
だから私は
「子供達が成人したら離婚するって言ってるじゃん」
と返す。すると相手は
「無理!」の一点張り。
だから私は
「じゃあ高校生になったら」
それでも相手は
「遅い!」
うるせーなー
「離婚してどうすんの?!」
すると相手は
「全てのことで合わないから無理
。俺を物扱いしているだろう。」
と来た。
「あーうざい。離婚しないって言ってんだからしないんだよ!」
とまた手を叩いてやった。そうしたらすこすごと退散した。
「馬鹿だね」
とだけ言っておいた。
この時にはフラグが立っていたとは、後になって気づいた。気づいた時にはもう遅かった。
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