第5話 妻もスキルを獲得
なんていろいろ久々の一人暮らしを満喫?していたら、親戚の用事で出かけていた妻が帰ってきた。妻は、僕がスキルを得たことを知っているし、自分も欲しいとよく言っているのだが、それが、帰ってきて早々に、翌朝、起きがけに「夢のお告げ」があったというのだ。
得られたスキルは、 転移、収納、鑑定、で、ここまでは僕と同じだね。
違うのば、錬金、が付いていた。錬金、何かワクワクするな。
そして、スキル獲得と同時に、やはり、気力、体力は向上しているらしい。僕の場合もそうだったけど、ほぼ30歳くらいの状態?だろう、まあ、見た目は変わらないんだけどネ。
もう少し早ければ、親戚まわりも楽だったのになんて言うけど、いろいろ秘密にして能力を使うのも大変なんだよ…
とりあえず、マジックバックをつくってよ!というお願いをしたら、ジタバタしているな。まあそうだよね、いきなり・・・は無理か?
なのでまずは、自分のステータスの確認と、都合の良い使い方を練習しないとね。
なので、まず実験すべき、項目をリストにしてみた、
・転移:これはまあ、妻にも分かったようだ。
・転送: 瞬間移動、見えている場所への転移、記憶にある近くの場所へ転移、 記憶にある遠く離れた場所への転移など。
・収納:物の出し入れを、他人に分からないように行うには? など。
・鑑定: 物の鑑定、人物の鑑定、場所の鑑定、マッピング
まずは、こんなところで、慣れないとね。
さて、何はさておき、二人で「転移」してみよう。無難にコンビニかな?って早速行こうとしたんだけど、出かける用意をするんだって・・・ 化粧、着替え、靴、
まあ、外出と同じ段取りが必要なんだな。
Tシャツ・トレーナー、サンダルで、チャチャって行って帰ってくるわけないな。
二人で、玄関で靴を履いてから転移してコンビニの近くに移動。実際に身体が透明化されていて他人に見られないようになっていることを実感して、目視と気配察知も使って、安全・安心に転移完了。買い物は、ホットでも、アイスでも、できたてほかほかでも、かさばっても、何でも良いので買い占めて、他人の目のないところで収納させる。一瞬の動作に、まあ驚くよな。
収納の中身を知ろうと(鑑定)すれば、目録やリストも見れる。
熱いものも、凍ったものも、温かい弁当も、なんでも、同じ空間に収納されているんだけど、時間停止のせいなのか?温度が変化することはない。
さて、このまま帰宅しても良いけど、せっかく、外出用に着替えもしてきたので、買い物にでも行こう。手ぶらで住むしね・・・ 小さめのショルダーバッグがあっても良いかな? 収納空間操作のカモフラージュ・目隠し用に。
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