第68話 私を形成するあれやこれ【活字編】

 ※敬称略しております。


 以前のエッセイ更新告知を近況ノートで報告した時に、唐突に思い出した懐かしい作品。


「とんでぶーりん」


 内容はよく覚えてないけど、主人公がブタになって活躍する話です。

 少女漫画なのに、ヒロインがブタになって活躍……。なかなかなインパクトでしたな。


 そんな昔見てたアニメを思い出したので、どうせなら思い出語りをしちゃおうかな、なんて思ったり……。

 今回は活字編です。

 その後漫画編とかやりたいな、とぼんやり考えてます。

 漫画編は世代が丸わかりになりそうです。



 我が家はありがたいことに日本昔話やらブレーメンの音楽隊のような世界の童話集みたいな本がズラッと並んでました。

 当時は何も考えてませんでしたが、あれは生命保険会社か何かでもらえたのかしら?全部揃えるの大変だっただろうな……。

 出版社は覚えていませんが、A4くらい?の大きさで1冊の中に2~3話くらい収録されてたんじゃないかな……。

 ちびっこの頃は来客にもこの本を持って行って「読んでくれ」とせがんでいたそうです。


 そんな絵本漬けの子供は小学生になり、シェークスピアを渡されます。

 ロミオとジュリエットしか興味がなかったので、一緒に載っていたリア王やオセロには見向きもせず……(少し大きくなってからちゃんと読みました)


 そこからシャーロックホームズにはまり……。



 ……と、書くと文学少女のようですが、これらの本と一緒に私の本棚には小林深雪の本がズラリ。

 講談社X文庫のピンクの背表紙が並んでおりました。

 この頃から作家買いをしていたのでしょうね……。他の作家さんは図書室頼りだったことが多いです。


 当時の唯一の読書仲間は倉橋燿子と赤川次郎にドはまりしており、一緒に学校の図書室に行くとこの2人の棚しか見てなかったです。

 私は図書室で初めて折原みとに出会い、そこからアナトゥール星伝に迷い込んだかと思いきや、スレイヤーズ(上坂一)に創竜伝(田中芳樹)と色々な作品に手を出しておりました。

 赤川次郎に対抗するわけじゃありませんが、有栖川有栖の火村シリーズはこの頃めちゃくちゃ読んでました。コミカライズも読んでた。ドラマはチラ見。


 そういえば、最近創竜伝の15巻を本屋で見かけました。完結したのですね……。

 私、読んでた時中学生だったので、本屋で見かけた時はある種の感動がありました。



 そんなこんなで、高校生になると高校生で既にプロデビューしている作品と触れる機会がありました。

 乙一のGOTHはいいぞ。文庫本ではなぜか2つに分割しやがりましたが、あれは出来ればハードカバーで読んで欲しい。そして一気に読んで世界観にどっぷり入って騙されてほしい。

 乙一は17歳でデビューしており、デビュー作も読みました。私、17であんな発想出てきません。


 GOTHをきっかけに私の周りで「面白本を勧め合って読みあう」ことが流行りました。

 貴志祐介に出会ったのも、この時。黒い家を読んだときは、怖ぁ……くらいでしたが、クリムゾンの迷宮でやられました。ドキドキして手に汗握りながら、ページをめくりました。

 黒い家は保険業務を経験した今ならもっと違う感性で読めそう。


 中学か高校かの頃にハリーポッターが新作が出るたびにニュースになっておりました。

 我が家にも炎のゴブレットだけあります。

 途中までは読んだけど、最後までいってない(映画も)作品のひとつなので、いずれ読みたいです。

 そして、ハリーポッターの陰に隠れたダレンシャン。

 こちらも途中まで。今図書館でちょっとずつ読んでます。



 ここからしばらくは受験だったり、マンガばかりだったりで新規開拓は特になかったかな……?



 大学生になってからは三国志に手を出したこともあります。

 北方謙三版です。吉川版は未読ですので、おススメだという方はオススメプレゼンお待ちしております(笑)

 この頃は漫画も三国志。三国志にハマったんですね。わかりやすい。


 水滸伝も読みたいけど、読めてない……。



 その他、有川浩にドハマりし、読み漁り、アニメの影響を受けて米澤穂信に手を出してみたり。


 アニメと言えば、十二国記(小野不由美)も20年以上前NHKでやっていたアニメを見たのが初めてでした。

 小説は社会人になってから手を出しましたが、アレはヤバい。時間泥棒です。読み出すと一瞬で時間溶ける。

 やることがある時に読むのは危険。

 そして、楽俊の癒しがたまらんのです。マジ楽俊欲しい。

 残穢も読みました。あれは貴志祐介の黒い家とはまた違う気味悪さがありますね。


 長くなってきたので、最後にこれだけ。


 辻村深月のかがみの孤城。

 昨年末アニメ映画にもなりました。

 私、これが初辻村深月だったのですが、久しぶりに刺さった作品でした。

 これはね、是非とも中高生に読んで欲しいなと思う作品です。その年代の輪の中にいる子には何か見いだせるのではないかな、とか思ってしまう。



 全然書ききれませんな笑

 また何かの折に書こうと思います。

 ロード&ゴー(日明恩)も面白かったんよなぁ。

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