第46話 ドクターフィッシュにモテるのは喜んでいいの……?
知人の仕事の手伝いをするため、週末、本業を終えたあと知人と合流して出張に行ってまいりました。
手伝いといっても私はただの雑用であり、道中の事故防止(ただおしゃべりしてるだけ)くらいの半分お遊びな出張。
そんな中、知人の居眠り運転を防止するためにペラペラしゃべっていた私が先に眠気に襲われ船を漕ぐ事態に……。
※知人は出発前に睡眠をしっかりとってきたので、私が黙っていても平気でした。
結局、私の眠気を飛ばすため、また、むくんでしまった足をスッキリさせるため、高速道路途中のサービスエリアにて休憩をすることにしました。
そこのサービスエリアは足湯が設置されており、知人と共にお邪魔しました。
ひとテーブルにひとつの足湯がついているタイプと、大きな足湯に複数の長テーブルが設置されているタイプとあり、今回は大きな足湯へ入ってきました。
そう。
この大きな足湯の方にはドクターフィッシュがいて、餌である私達の入浴を待ち構えていたのです。
ドクターフィッシュ自体は知っていましたが、実際に体験したことはありませんでした。
席につくと、長テーブルは魚たちを観察できるようにところどころ下を覗けるようになっていました。
そこから自分の足に群がるドクターフィッシュたちを眺めてドリンクを飲む、という算段のようです。
ドクターフィッシュは私の想像よりも大きく、また、餌を求めて奥へ奥へとグイグイくる押しの強さ、がっつく勢いのよさ、どれもインパクトが強かったです。
なんとなく、かかとに集中されると「ここに角質溜まってますね!」と言われているようでちょっぴり複雑な乙女心……。
また、他の利用客と比べてドクターフィッシュが自分の方に集まっていると、なんとも言えない気持ちになりますね。。。
一方で知人は、丸々したドクターフィッシュに食いつかれていたようで、終始「丸くて可愛い〜」とニコニコしていました。
複雑な乙女心とは裏腹に、足のいろんなところをツンツンついばまれるのはとてもくすぐったくて、なんだか不思議な感覚でした。
そして、ドクターフィッシュによって角質が剥がれた足はツゥルツゥルしていてさわり心地のいい足になっておりました。
ドクターフィッシュが住める水温が37度くらいまでらしいので、足湯で足のむくみまではスッキリしきれませんでしたが、眠気を覚ますのにはとてもいい刺激でした。
くすぐったいし、あまり群がられると角質が多いのが周りにバレてしまいますが、あの何ともいえない刺激は……ちょっとクセになりそうです。
また機会があれば、ドクターフィッシュと触れ合いたいと思います。
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