第35話 紙と筆記具と私

 毒入りスープは……やめておきましょう。



 こうやって、執筆しているときはもっぱらデジタルに触れていますが、カクヨムで活動する前は色々なノートに日記のようなものをつけていました。

 ほぼ日手帳から始まり、トラベラーズノートやジブン手帳、バレットジャーナル……。

 ノートにこだわると自然と筆記用具も気にして、書きやすいものを探しだします。

 もちろん、すぐ手に入る手軽さを重視する人もいれば、ペンの重心や紙に書いたときの引っかかり具合、インクのにじみ具合など、どこを重視するかは人それぞれ。


 私はほぼ日手帳から始まったというのもあり、万年筆に手を出しました。

 ※ほぼ日手帳はトモエリバーと呼ばれる薄くて軽い紙なのに、インクの裏抜けが少なくにじみにくい紙を使用しており、万年筆ユーザーから愛されている紙(手帳)のひとつです。


 最初はご近所でほこりを被っていたパイロットの細軸のスチールペン先の万年筆。


 そこからハマってしまい、いろんな筆記用具メーカーさんのプチプララインから2万円くらいまでの万年筆に手を出しました。

 これ以上は怖くて手が出せていません。

 可愛いのはたっっっくさんあるんですけどね!金銭感覚がバグってしまいそうで怖いのです。

 いつか、何か達成したときのご褒美に自分に買ってあげたい……。


 私は細かい字を書くので、比較的国産万年筆がしっくりきます。

 セーラー万年筆かプラチナ万年筆が好みです。もう廃盤のセーラーのクリアキャンディーはプチプラでしたが、レトロなデザインが可愛くてお店のデッドストックから救出したことがあります。

 店のポップには『消費税5%』の文字がありました。

 ちなみに買った時は10%時代です。

 どれだけ店にいたんだ、君は……。


 海外産の万年筆も可愛いのがたくさんあります。

 しかし、国産と比べると同じ細字でもちょっと太めなので、修理屋さんに調整してもらって好みの書き味にしてもらったりして使っています。


 ペリカン万年筆とデルタ万年筆。

 デルタ万年筆はもう廃業してしまったので、一番欲しかったシリーズは手に入らないでしょうが、可愛い白軸があるから良しとしよう。


 ペリカン万年筆もその年限定で可愛い軸を出してくるので侮れません。

 ただ、頻繁に買うにはスチールペン先なのに金額がまぁまぁするので、そこがいい感じに歯止めになります。

 スチールペン先なのに、柔らかくて書きやすいのでこのお値段も納得、という気はします。


 逆に毎年クソ可愛い軸をコンスタントに発売するのがカヴェコ。

 しかも、コンスタントに発売するラインは一本3000円(ご時世値上げ?でも3800円でした)で気軽に買いやすい。

 品質は安定のドイツ製。

 こちらは修理屋さんから買っているので、すでにインクフローなどが調整済みのものしか使ったことがありませんが、使っていてテンションの上がる万年筆です。



 もうだいぶ万年筆自体の欲は減りましたが、あとは国産の昔の軸が1本くらいほしいですね。

 レトロなのが可愛い。パイロットで似た形でエリートを出してますが、昔ながらの可愛さがほしいのです。


 ちなみに今はペリカンにKALAインクを入れて、溜めている映画ノートを書いています。

 チケット見直したらもう1年分溜めていました……。

 はよ書かな。



 思ったより万年筆で量が増えてしまいました。

 機会があれば、また続きを書こうと思います笑


 文具オタクトークですが、よければお付き合いください。

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