第32話 秋のオートキャンプ①
もみじが紅く染まり、イチョウが黄色いじゅうたんを作る。
車を走らせていても、視界が色鮮やかで何となく気分がアガる。
そんな良い季節、お出かけしなきゃもったいない!
ということで、リベンジキャンプ行ってきました~!
今回は通常のオートキャンプ+林ゾーン+森ゾーンとあり、各々好きなところでキャンプが出来る仕様でした。
林と森ゾーンに関しては管理人さんがOK出してくれるところまで車進入していいとのこと。
と言っても、森は木がしっかり根付いていて車を進入させられるスペースはないようでした。
私たちは森と林の境目あたりに陣地取りをし、管理人さんがOKをくれたのでがっつり林に車を停めさせてもらいました。
早く来た人の特権といってましたが、その後チェックインした人たちも林まで車を持ってきてたのでお上手な管理人さんだったのでしょう。
ちなみに、2番めの到着だったのですが、私たちが着いたとき管理人さんは不在。
1番最初に到着した方が連絡をしてくれていて、ずっと管理人さんが来るの待ってたようです。
メンツは前回と同じ。
朝9時からチェックイン出来るとのことで、10時半前くらいに着いたでしょうか……。
山梨県の山中湖村のとあるオートキャンプ場で今回はリベンジです。
夜は寒くなる(0度とか言ってた)とのことだったので、思いつく限りの防寒対策をしていきました。
……ほぼほぼ今回も相方さんが準備してくれました。
私が準備したのは自分の分の防寒具。あと、前回の反省からアクティブ靴以外のつっかけ(テント出てちょっとお風呂やお手洗いに、といったときに超便利)を2人分用意したくらい……?
相変わらずおんぶに抱っこのオートキャンプ。
また、今回は敷地内の木材を自由に薪にしていいという事だったので、前回の反省も踏まえて小さな斧とノコギリ、十徳ナイフ的なやつを準備。
これで、前回のように薪が大きくてもサイズ調整をしてBBQコンロに入れられます。
ノコギリはむかーし図工かなにかで経験したのですが、薪割りなんて生まれて初めて。
全然うまく割れない……っ!
いつぞやのテレビで、小学生くらいの子どもが簡単に薪割りをしていた映像が頭の中を駆け巡ります。
あの子はあんなにポンポンポンポンと薪を割れるようになるまで、どれくらい薪を割ったのだろうか……。
そんなことを考えていたら、やっちまいました。
振り下ろした斧が木材ではなく私の手にクリーンヒット!
いってぇ……。
防寒用に分厚い手袋していたのと斧に威力がなかったのが幸いして、怪我にはいたりませんでした。
そんなこんなでちょっとだけ薪が割れるようになったくらいで、選手交代。私の薪割り速度では日が暮れてしまう。
今回はチェックインも早かったので、ブランチを準備。
コンビニで買った2合ずつ小分けされた山形県つや姫無洗米を飯ごうにいれて焚き火にセット。
分厚いベーコンと目玉焼きで、気分はハウルの動く城。
焚き火がだんだんカルシファーに見えてきました。卵の殻を投入したくなる。
田舎民のアテクシは普段から野焼きとか見てるので、割と「何でも
ちゃんと割り箸もごみ袋に入れてました。
ブランチのあと、相方はお昼寝タイム。
ずっとここまで車を走らせていたので、とってもお疲れです。
私も運転は出来ますが、AT限定なのでMT車である相方の車は運転出来ないのです。
この食後のまったりタイムに執筆をすればよかったのですが、静かな木々に囲まれて、耳に届くのは鳥の羽ばたきと薪の水分が蒸発する音と乾燥してパチパチッと鳴る小気味いい音。
そして、ユラユラと不規則に揺れる赤い炎。
めちゃくちゃ癒やされて、頭を空っぽにしてボーッとしてしまいました。
この時間が一番優雅で贅沢だったと思います。
だって、この後は寒くて眠れなくなるんだから……。
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