第9話 カメラを持って外に行く

 今はこうしてせっせと小話を書いている私ですが、2年くらい前まではカメラが好きで休日にはカメラと御朱印帳を持って色々な神社へ足を運び、写真を撮ったり猫を愛でたり……とってもアクティブでした。


 元々カメラについては大学生くらいから興味がありましたが、高くて手が届かず。

 同じ学部専攻のクラスメイトに常に首から一眼レフをぶら下げて、一瞬のシャッターチャンスも逃さない!とカメラを構える子がいて単純に羨ましく感じていました。


 それから数年が経ち、父親が持っていたCANONの一眼レフを譲ってもらうことになりました。

 ずっと使ってなくて保管も雑だったので、最初はカメラやレンズをキレイにするところから始まりました。

 そして、キレイになったカメラを持ってとりあえず近所へ写真を撮りに出かけます。


 いやー重い。

 父親から譲ってもらったカメラはCANON EOS50Dとレンズ(18-200mm)、それとカメラバッグの3点。

 最初はご丁寧にカメラバッグも持ち歩いていましたが、重いしレンズも1つしか持っていないので常にカメラ本体にくっつけたまま……ん?バッグいる?

 少しでも軽量化したくて別のレンズを購入しました。18-135mm。

 かなり軽くなりました。


 そしてこのレンズを買うのにいろんなお店をまわり、気がつけばNikonのフィルム一眼、Nikonのデジタル一眼、コンパクトフィルムカメラ……とかなり増えてしまいました。

 一時期、ハードオフなどの中古ショップのジャンクコーナーから使えそうなものを発掘するのにハマってしまったのも大きな原因です。


 フィルムカメラのほうが全体的に軽いのと我が家からとんでもない量の未使用のカメラフィルムが出てきたのもあり、フィルムカメラを買ってからはしばらくフィルムで撮る日々が続きました。


 フィルムの良いところは現像するまで仕上がりがわからないので、現像に持っていく楽しみがあります。

 また撮り直しがきかないので、1枚1枚が真剣勝負。アングルを決め、ベストな瞬間を切り取る緊張感……デジタルにはない楽しさです。


 しかし、逆を言えばフィルムは1本で撮影できる枚数が決められています。なので、たくさん撮りたい時はいくつかフィルムを持って出かけることになります。

 昔はフィルムなんてどこにでも売っていたのにねー。

 それに、現像料金も数が多いとなかなかな金額になります。また、現像を頼むお店によって少々仕上がりに差が出ます。

 近所のカメラ屋さんに頼んだら残念なことになってしまったというカメラ友達がいるので、現像を頼む店のチョイスも大事なんだと学んだ出来事でした。


 その点、デジカメならば何枚でも撮れてその場で確認することが出来ます。気に入らない写真はボタン一つで削除することも出来ます。

 現像、というかプリントアウトも気に入った写真だけプリント出来るので印刷代も抑えられます。プリンターがあれば自宅でも出来ますしね。

 PCにデータを取り込めば加工もSNSにUPするのも簡単です。



 どちらにも特有の良さがあるので、どちらが優れているとかいう話はしませんが、時代の流れかフィルムカメラどころか一眼レフカメラですら生産が終わろうとしていて、これからはミラーレスが主体となっていくのでしょうか。

 ミラーレスもOLYMPUSがPENシリーズを出したときにデザインに惹かれたのですが、予算がなく購入には至りませんでした。


 基本的に風景を撮るのが好きなのでいつかPENTAXを手に入れたいのですが、もしも被写体が変わったときには早い動きについていけるCANONやNikonがまた活躍するんでしょうね。


 久しぶりにカメラについて書いたら、写真欲が湧いてきました。

 だんだんと秋の気配が近づいて紅葉が見れるようになったら、久しぶりに写真でも撮りに出かけたいと思います。

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