第59話 読者選考を通過するために
おはようございます。
連日忙しく、カクヨムを開く時間もありません。しばらくほったらかしているうちに、12月に入り、カクヨムコン8がはじまった上に、サッカーの日本代表がスペインを破って決勝トーナメント進出を決めてしまいました。わたしが仕事にこき使われている間に世の中の時計はずいぶん先へ進んでしまったようです。
さて、なんの話にしましょうか――。
もうずいぶんと昔のことになりますが、就職活動もせずぼうっとしていたわたしが公務員の試験を受けると決めたとき、父親が知り合いの県会議員のところへ履歴書をもっていって、「採用されるよう頼む」というのです。
コネや口利きというのは、公正な競争・選抜の敵だ――信じて疑わないわたしは「そんなことすんな」と拒否しましたが、父親は聞きません。「何言うてんのや、支持者のために口利きするのが議員の仕事やないか」と履歴書をもって出かけてしまいました。
公務員試験には合格しましたが、それが県会議員の口利きのためか、わたしの実力のおかげかは藪の中でわかりません。
こんなこともありました。
社会人になってすぐの頃、剣道の昇段試験を受けにいった時のことです。試験会場で子どもの頃教えてもらっていた剣道の先生に出会いました。
「お、今日の試験を受けるんか」
「はい」
少し前に先生の道場はやめていて、昇段試験を受けることは話していませんでした。
「そういうことは、もっと早く言うとかなあかん」
「?」
先生がついてこいと言うので行くと、急いで昇段試験の審査員の先生のところへ連れていかれました。
「◯◯の××と言います。よろしくお願いします」
先生と頭を下げながら、こういうのに潔癖なわたしはここでも嫌〜な気分になりました。剣道の昇段試験でもコネが利くと言うことなのでしょう。――というかコネのない受験者はそのことだけで不利だという常識が先生に働いたのだと思います。
このときの昇段試験には合格しませんでした。実力がなかったんでしょうね。
☆☆☆
カクヨムコン8がはじまりましたね。
過去に参加したことのある人たちは分かっていることと思いますが、カクヨムコンの一次審査(読者選考)は「コネで決まる」といって過言ではありません。コネのあるWeb作家同士で☆を投げ合うことによって、読者選考を通過する確率は格段に上がります。
というか、コネなしに自分の筆力で読者選考を突破する! というのはプロ作家でも難しいと思います。どんなにすぐれた小説も☆がなければ、ハートがなければ、PVがなければ、カクヨムコンでは存在しないのと同じです。コネをつけて、読んでもらわないとはじまりません。すべてはそこからです。
かつてのわたしのように潔癖な方はカクヨムコンには向かないので、歴史ある出版社や雑誌の一般公募に応募した方がいいです。カクヨムコンの読者選考は、書き手と読み手(書き手と書き手のことも多い)のあいだの繋がりが一番のポイントです。
カクヨムコンに参加する人は、コネを作りましょう!
(でも、やっぱりコネは……嫌い ボソッ)
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