第54話 古いアニメを観ている

 通勤に使っているクルマのなかで何をしているかという話。

 テレビでニュースを「聴いている」か、DVDで古いアニメをやはり「聴いている」。クルマを運転しているのだから、モニターを見ていては都合が悪い、事故ってしまう。だから、テレビであれDVDであれ、「観る」よりは「聴く」ようにしています。


 ただ、観たことのないドラマやアニメのDVDだと、その筋立てを知らないので、ストーリーを理解するため運転中に観てしまうじゃないですか。だから、これまで観たことのないドラマやアニメは危険なんです。安全のために、以前観たことのあるアニメのDVDをブックオフで安く買ってきて点けてます。アニメは好きだし、退屈は紛れますね(なにせ片道一時間半も運転するんです、クルマの運転には飽き飽きします)。


 今夜、聴いて帰ってきたのは「千と千尋の神隠し」(2001年)です。言わずと知れた宮崎駿監督の名作アニメですね。映画館で二度観ましたが、あとにも先にも映画館で二度観た映画はこれだけです。宮崎アニメはこの作品以降よく分からなくなりますよね。「ハウルの動く城」しかり「崖の上のポニョ」しかり。でも、どれも魅力的な作品ばかりですね、クルマのなかで「聴く」用に買っておこうかな。


「機動警察パトレイバー」(1988年)。数ある「パトレイバー」シリーズのなかでもアーリーデイズと呼ばれる初期OVA作品集です。ほんとに古くて、34年前のアニメシリーズ。わたし高校生でした(笑) パトレイバーはいくつもシリーズがあるのですが、わたしはこの最初のOVAシリーズが好きですね。何度観て(聴いて)も楽しいです。飽きません。


「カウボーイビバップ」(1998年)。わたしがOVAシリーズ全巻をLDで揃えた唯一のアニメ。非常にスタイリッシュでかっこいい。「カウボーイビバップ」一番の魅力は音楽。とにかく菅野よう子さんの音楽が素晴らしく飽きません。ただ、わたしがブックオフで見つけたDVDには三話分しか収録されていないので、もっと聴きたいなあ。


「APPLESEED(アップルシード)」(2004年)。知る人ぞ知る、士郎正宗原作のSFアニメ。1988年にはじめてアニメ化されていますが、2004年版は前編3DCGアニメとしてリメイク。モーションキャプチャされたキャラクターのアクションが見どころの作品ですが、クルマを運転しているから見られないんですよね……。


 いまのところアニメのDVDばかりですが、思うに、落語のDVDなりCDっていうのもよさそうです。落語ならほぼ耳だけで楽しめますし。亡くなってから何年もたちますが、桂米朝なんかとても好きなんですよねえ。あと、浪曲とか? 浪曲師の名前は知らないなあ……。

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