第48話 テンプレとルーチンと
小説やエッセイを書くための時間を作らないといけないなーと思いつつ、そのための時間をほとんど確保することができないでいる藤光です。
一日に36時間ほしい。そしたら睡眠時間も創作の時間もとることができるのに。。。
ま、ないものは仕方がないです。時間とやる気があるときにちょっとずつ書くことにしましょう。
さて、世の中の仕事の多くは、ルーチンとテンプレだと気づいた話をします。この秋に職場が変わり、いまだに四苦八苦しているわたしですが、「ウチの仕事ってテンプレがまかり通っているなあ」と感じました。
以前から読んでくれている人はご存知のとおり、わたしの職場は某お役所でわたしは公務員なのですが、お役所仕事というのは前例踏襲が当たり前で、仕事のやり方にはそれぞれテンプレが存在します。こういう相談があったときは、こういう手順で処理しようとか、こういう事案が発生したときは、こういう手順で対処しようとか、あらかじめテンプレが用意されています。
問題は、そのテンプレが膨大な数にのぼっていて、日々持ち込まれる事案をどういうテンプレで処理していいかわからないことです。古今東西、お役所というところはいかにたくさんのテンプレを理解して、実地に生かしているかということに尽きるなあと、待ち合わせるテンプレの少ないわたしは考えています。
役所では「仕事ができる人」というのは、「たくさんのテンプレを持っている人」と多くの部分で重なってくると感じ、日々、新しいテンプレを身につけようと頑張っています。
いったんテンプレを身につけてしまえは、仕事はそのテンプレに従って機械的に行うルーチンとなるので、頭を使うこともなかなりますからね。
わたしがいまとてもしんどくて、カクヨムを更新する時間も取れないのは、待ち合わせの仕事テンプレが少な過ぎて、いちいちトライアンドエラーを繰り返しながら日々の業務をこなしているからだと思うんですよね〜。早くラクになりたい。
と、ここまで考えてですよ。
「こんな仕事つまらんなあ」
と思うわけです。
ほんとにつまらん。
テンプレを多用したルーチン業務なんて、おもしろくもなんともない。
『テンプレを多用したルーチン小説』
が面白くなるか考えてみたらいいと思います。異世界ファンタジーや学園ラブコメが一部読者や作家から忌み嫌われ、軽蔑されるのはテンプレを多用したルーチン小説だから。柳の下に二匹も三匹もドジョウを探そうとするのは作家としてどうなんだってことですよね。
おもしろくない仕事より、小説を書いていたいのに、そのための時間が仕事のせいで奪われているという皮肉。
すまじきものは宮仕え――。仕事は選んだ方がいいです(笑)
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