第46話 カクヨムの目論見にのる
カクヨムのお知らせに、「短編賞通信vol.1 記念品の「文庫」と「令和の私小説」部門について紹介します」というのが、掲載されました。
https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_short_info_vol.1
カクヨムコンの短編賞は、去年まで長編賞(大賞)のおまけ程度の扱いで、取り上げられることはほとんどなかったように記憶していますが、カクヨムコン8では力を入れることにしたんでしょうかね。さっそく内容を見てました。
記念品の文庫については、ほぼ作者の自己満足レベルの品ということがよく分かりました。文庫本にできる技術があるなら、出版してくれりゃあいいのにね。前回も書きましたが、短編集は売れないっていうKADOKAWAの経営判断なんでしょう。ちぇっ、ツマラナイ。売れる、売れないは度外視して出版してよ〜。受賞作は、おもしろいから受賞作に選ばれているんだから、もしかしたら売れるかもしれないだろ。
つぎに、短編賞として募集されている「令和の私小説」部門について見てみましょう。
『今回は、実話や実体験を物語として昇華させてほしい、という意図でこの部門名となりました。』(記事から抜粋)らしいです。実話や実体験を面白おかしく語り直した物語を募集しているみたいですね。カンタンにいうと「異世界であれ、現代であれ、ファンタジーを送ってくるんじゃねーぞ。歴史モノ、異能モノもNGだ。ファンタジー色は即カテエラ、足切りだからな!」ということです。
ま、「いわゆるファンタジー」に食傷している人は大勢いて、わたしもそのひとりですから賞の方向性としては良いと思います。「実話・実体験」という縛りはありますが、実際に体験したかどうか確かめる方法はないし、そんなのは小説の面白さとは関係がありません。受賞作が「実話・実録系」の物語ばかりになることをKADOKAWAが求めているとも思えないので、単にファンタジーをふるいにかける方便なのでしょう。
……とここまで考えると、なんか自分にもかかるかもしれないなと元気が出てきました。最近、ファンタジー書かなくて、現代ものが多いし、実話じゃないけれど、そうかどうかなんて分からないですからね。カクヨムコンの短編賞に向けて書こうかな〜。
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