26、ルカとエル3
第70話
26、ルカとエル3
俺達はログハウスの外で朝食を食べている。
朝起きて下に降りると浴槽でぐるぐる回っていた服がバリバリに乾いて綺麗になっていた。
それを着て気持ちもスッキリ新たにすると、今日は乾いたパンとチーズ、水筒に入れてあった紅茶で簡単な朝食の用意をした。
昨日あった事を報告しなければならない。
みんなは俺を中心に集まっていた。
岩の上に思い思い座って輪になっている。
「いきさつを順に説明するよ。まずルーシー達と分かれた時にセイラ達と温泉島で会ったことは前にも言った。忘れていたがその時ルカとエルに別れ際に鱗のアクセサリーのようなものを渡されていたんだ。次の日ルーシー達と合流して再び温泉島でルカとエルに会った時にも話に出たが、アクセサリーに興味がない俺はそれを気にしてなかった。」
ポケットからそれを取り出す。透明な鱗。親指の爪ほどの大きさで邪魔にならない。
当然今は光ってない。
「昨日みんながシャワーに入っていた頃、一人になった俺は唐突にそれを思い出して月明かりに透かして見ようとした。そうしたらその鱗が光だしてルカとエルの声が聞こえたんだ。どうやらこれは魔王の娘が作った遠距離でも会話できる道具だったらしい。」
「要求は?」
ルーシーが突っ込む。
「崖の上に居るから俺に来いと。」
「罠でしょ、やっぱり。」
「そう思ったよ。だが、ヒントをやると言われてどうしても気になってしまった。」
「ヒント?」
「ヒントは2つ。1つ目はこの島にアジトはない。2つ目はこの島で過去に何があったか考えろ、だ。」
皆が怪訝そうな顔で考えている。
「2つのヒントが矛盾しているような気がしたが、そうではないらしい。逆に矛盾と考えるから見つけられないと指摘されてしまったよ。今の今まで考えていたが俺には理解できなかった。ルーシーやフラウになら何か分かるか?」
「そう言われましても・・・。」
フラウも頭を捻っているようだ。
「何で私には聞かないの?」
クリスが信じられないという顔で俺を見る。
しまった。つい・・・。
「何か思い当たるの?」
「ううん。ぜんぜん。」
「そういう所じゃないかしらね・・・。」
「あ、そっか。」
ルーシーに諭されてニコニコするクリス。
「この島に何があったのかなんて知りようがないし訳が分からないわね。ホントかどうかも怪しいわ。」
「ヒントとしては上手いヒントね。ちゃんとヒントになってるからよく考えてみるといいわ。ルーシーちゃん。ってセイラお姉さんが言ってるよ。」
ロザミィがセイラの言葉を口にした。
「ぐっ!うっさいわね!私達の作戦会議に入ってくるんじゃないわよ!」
筒抜け過ぎる。ロザミィには離れてもらった方が良さそうだが・・・。
「それは一旦保留にして垣間見えたルカとエルの能力について言っとくよ。まず本当かどうかは分からないが、彼女達はエネルギーの補給が無くても10年は戦えるということを言っていた。」
「10年!?つまり炎上による再生とエネルギーの消耗は分が悪いってことね。」
ルーシーが脅威の問題点を指摘した。
「そういうことか・・・。ルカの方は黒い三角形の板を空中に浮遊させ、それに乗って音もなく飛行していた。透明な柱のようにもなっていたな。かなり頑丈そうだった。」
「うーん。浮遊する黒い板。磁石のようなものを磁力で浮かしているのでしょうか。」
フラウが言うからには多分そうなんだろう。
板そのものではなく磁力を操っていたということなのか。
「エルの方は弓矢だ。放った後雷のような轟音がして矢は消えた。」
「また雷なの?怖い。」
雷が恐怖症になってしまったクリスには厳しい相手かもしれない。
「なるほど。能力からしたら空中からの狙撃が考えられるわけね。勇者様は殺すつもりはないにせよ、私達はその限りではないはずよ。全員固まって移動した方がいいでしょうね。一人では危険だわ。」
みんな頷く。
狙撃か・・・。岩を砕く矢の威力で射たれたらいったいどうなってしまうんだ。みんながそれに狙われると思うと恐怖を禁じ得ない。
「捜索は続けるわ。アジトはここに無いと言ってるけど、この島で過去に何があったかを調べる必要はある。見落としがないか最後まで続行よ。」
「残りは袋小路1つと西の果てまでの海岸線だな。順調にいけば午前中には終わるかもしれない。」
「ロザミィは鳥になってフラウとクリスを乗せてってくれる?上空からルカとエルの姿を警戒しつつ何かあったら二人を乗せたまま戦線を離脱して。あんたに頼むのも変な話だけど。」
「いいよ。でも私はルカお姉さんとエルお姉さんとは直接戦ったりはしないからね。一応仲間なんだから。」
ロザミィの口から初めてスタンスを聞いたような気がするな。
どこまでが協力できる線引きか難しい立場でもあるのか。
「私も離脱するの?一緒に戦う。」
ルーシーの言葉にクリスが異議を唱える。
「最終目標は勇者様の誘拐と私の命かもしれないけど、第一の目標はクリスの存在だと思う。あなたの目がなければルカとエルの変身と変化を見破ることが出来ないかもしれない。あなたは私達にとって切り札として重要なのよ。」
「うーん。」
納得していないのか顔をしかめるクリス。
俺達に見えない単純な変身で近付かれて事をされては作戦も防衛も有ったものではない。クリスの存在が奴等に対しての抑止になっているのは否めない。
出発の準備だ。ルーシーはいつもの剣と弓と大量の矢の装備を整えている。
空中からの攻撃なら矢は必要になるかもしれない。俺も準備はしておこう。
残りの荷物を取り込みながらロザミィが巨大鳥に変化する。
それにフラウとクリスが乗り込む。
「すいません。運んでもらって。」
「いいよー。私は飛行体をブロックするから狙撃から狙われることもないと思うし。」
「味方だととても頼もしいですね・・・。」
「ざっとルートの下見で空からルカとエルを探そう。」
「見つからないと思うけどなー。」
空中に飛び上がるロザミィ。
「何が起こるか分からないから、気を付けてね。」
「はい。」
声をかけるルーシーと応えるフラウ。
ロザミィがフラウとクリスを乗せて海岸線を飛行していく。
それを見ながら俺とルーシーが海岸線を西に歩きだす。まずは次の袋小路が目的地だ。
ログハウスは例によってそのまま捨てられていくが、誰かがやって来たら内装にきっと驚くだろう。
ふー。なんとかルカとエルとのキスを隠して話を済ませた。
セイラと同心するためという一番狂気を感じる部分ではあるが、一応プライベートな部分でもあるし、そこまで言わなくてもいいだろう。
胸を撫で下ろしているとルーシーが近付いてきた。
「ねえ勇者様。ルカとエルはどうしてヒントを2つもくれたの?」
うっ!さすがに鋭いなー。
「さ、さあな。気分が良かったんじゃないかな。」
「ふーん。気分良くしてあげたんだ。」
見透かされている。俺はたじたじになって歩いていた。
海岸線はこれまで通ってきた場所と同じように、凸凹の岩礁が続いているだけの特筆する特徴は無いものだった。
地形自体には面白いロケーションもあるのだが、そういう場所を探しているわけではないので必然的に素通りになってしまう。
3つ目の分かれ道。左手の狭い谷間へと入っていく俺達。
1つ目の袋小路同様、小石やら砕けた岩やらが地面に堆積して平坦ではあるが足場が悪くなっている。
左右の崖も垂直に聳え立つと言うより、グネグネと歪みここが亀裂の底なのだと物語っているようだ。
しかも道がジグザグになっており、先の見通しは良くない。
道幅はそれほど広くなく、ロザミィが低空飛行するのがギリギリといったところだ。5メートル有るかという感じだ。
初日に空中から見ていたが、この袋小路の谷間は途中で亀裂が海面の下まで続いている。つまり奥に行くに従って下り坂になっており、谷間の地面が海水面を下回って海水が満たされている場所に当たるのだ。満潮は昼頃のはずで潮は現在は高い位置にあるだろう。
一旦空中で辺りの警戒に遥か上空まで飛び上がったロザミィは低空に戻ってきていた。
海岸線もそうだったようだが、ルカとエルの姿は見えないということだ。
しかし、クリスの目をもってしても温泉島からずっと追跡されていたとなると、見つからない方法を使って追ってきているのかもしれない。そうなれば厄介だ。どんな方法なのかは予想できないが。
俺達は砂利に足を掬われないようにゆっくりと進んだ。
「ここは死角が多いわね。岩壁の向こう、崖の上。」
「空からは誰も居なかったけど、どこかに隠れているのかな?」
「可能性はあるわね。いつ襲ってくるかは分からない。慎重に行動しないと。」
ルーシーとクリスが話す。
歩きの俺とルーシーはいつもの捜索より、より慎重に、より警戒しながら周囲を見渡しながら進んだ。
空からの奇襲も有り得る。クリス達に崖の上まで見てもらいながら調査を遂行していく。
残念ながら調査で得られる情報は無さそうだ。
ジグザグな道が続くばかりで変化のある部分は見つからない。
やがて海が浸食している地面が見えてきた。
そこからはジグザグの壁が見通しが良くなり、風雨で削られたように壁もなめらかな垂直に近い切り立った谷間になっていた。
そよぐ波の静かな音が耳に心地いい。
俺達は乾いた砂利の上を歩き、海の入り込んだ岸辺まで近付いた。
引き潮ならばもう少し先まで見れただろうが、海面から見ても何かあるようには見えない。
これでこの袋小路の終点に着いたわけだ。
結局何も無かった。この島の過去に繋がるような発見も見て取れなかった。
そしてルカとエルの襲撃も・・・。
そう思いかけた時、ルーシーが突然弓を構えて矢を放った。
海の浸食した崖の上。前方の位置だ。
キンと金属が弾けるような音がしてルーシーの矢が跳ねて落ちた。
「ロザミィ!離脱して!攻撃だわ!」
ルーシーの声にハッとして緊張が走る。
「え?何も見えない。誰も居ないよ。」
ロザミィに乗っているクリスが驚く。
「南の崖の上。敵影は確認できなかったわ。でも攻撃は間違いない。」
「狙撃ですか!?でも私達だけ逃げるなんてやっぱり出来ません!ルーシーさん達もロザミィさんに乗って退避したほうがいいんじゃないですか!?」
「それは出来ないわ。ロザミィはルカとエルの仲間だから、あいつらに差し出せと言われたら差し出すしかない。メインのターゲットである私と勇者様はロザミィには乗れない。」
「そんな!」
ルーシーの言葉にショックを受けるフラウ。
「ごめんねー。でもクリスお姉さんとフラウちゃんは逃がしてあげるから安心してねー。」
「頼むわよ。」
ロザミィがクリスとフラウの有無を言わさずに空中へと舞い上がる。
「そんなー!」
「勇者!」
二人の声を聞きながらロザミィを見送る俺達。
どこまでロザミィを信用できるかは疑問が残るが、今は頼るしかないか。
ともかく唐突に二人だけの決死の状況になってしまった。
「勇者様。壁に背を着けてしゃがんでおいて。一応打ち落としたけど、ちょっと変だわ。今の弓矢誰にも射線が通ってなかった。」
「通ってない?適当に射ったってことか?」
「最初から当てるつもりが無いのか・・・。と言うことはこれは威嚇か陽動の可能性がある。威嚇する意味なんて無いだろうから陽動ね。相手が何を狙っているのか不明だから、じっとして様子を見るしかないわ。」
俺達は西側の壁に背を着けて腰を落とし、今弓矢が放たれたであろう南側の壁の上を注視していた。
動くものは見当たらない。
どこから矢が飛んできたのかも見当がつかない。
崖の上からではない。崖は50メートル以上の高さがあるが、そこから放たれたなら角度が合わない。相当遠くから射たないと飛んできた浅い角度にならないはずだ。
だが、ここは海に浸食されているとはいえ島の南端だ。飛んできた矢の軌道の延長線上に崖はない。
相手は空中を飛行できるのだから遠い海の上から射ってきたと言う方が現実的か。
しかしルーシーも敵は見てないと言う。
隠れる場所のない空中に姿を現して狙撃してきたのならチラリとでも見えそうなものだ。
空からの奇襲は一応警戒していた。完全に意識していなかったわけでもない。見落としていたとも思えないが・・・。
南側をジリジリと観察していると、今度は北側に向かってルーシーが弓を弾いた。
空中で金属の弾ける音。
急いで北側を見る。
ルーシーの弓矢がその辺の砂利に落ちる。
矢はへし曲がっている。
「北側!?」
「狙いが分からないけど、どうやらこれは自動で攻撃を仕掛けるトラップのようね。90秒ちょうどで2発目が来た。射線は通ってない。私達がここで動かずにじっとしていることを見越して仕込んできたと見ていい。ということは現在私達はルカとエルの予想通りの罠にはまってしまっているということ。」
トラップだって!?
敵が見えないのも当たり前だ。
巨大鳥のロザミィとの戦いでベイト達が仕込んでいたように、俺達は罠に翻弄されていると言うのか。
俺達がこの南端に来たことで発動するトラップ。当然次の仕掛けが用意されているはずだ。何をしてくるつもりなんだ!?狙いは何なんだ!?
南側の海の上の崖の壁。その両側に大きな爆発音がした。
再び南側に顔を向ける俺達。
俺達が立っている場所からは10メートルほど離れているが、頭上からガラガラと崖が崩れてくる。
数秒後に少し手前で2回目の爆発音。
最初の崩れた瓦礫が海の上に降り注いでいく。
2回目の瓦礫も崩れ落ちる。
3回目の爆発音。
まずい!
既にじゅうぶん近いが、このまま爆発が続けば頭上から瓦礫の生き埋めにされてしまう!
「逃げた方がいい!」
俺は腰を浮かした。
弓を構えるルーシー。そして矢を放つ。2本、3本、4本。
崩れていく瓦礫と中からこちらに空を切る弓矢の音が混じっている。
それを次々に打ち落としていくルーシー。
バカな!
迫ってくる頭上の崖の爆破からの瓦礫での圧殺。同時に前方からの一斉射撃。下手をすればどころか十二分に俺達を殺すつもりの計画だ!
俺は温泉島でのルカとエルの人となりや会話で、彼女達はそこまで本気で襲ってくるのではないんじゃないかと勝手にタカを括っていた。
だが、それは間違いだ。
この殺意は本物に違いない。
俺は腰が引けて数歩後退りした。
「勇者様は下がって!私はギリギリまで矢の処理をする。軌道が全部読めるまで粘るわ。ジグザグの壁の裏に隠れて射線から離れてて!」
そう言いながらも矢を放ち、壁の何処かから放たれ向かってくる弓矢を迎撃している。
何度目かの頭上の爆発音。
数秒で瓦礫が頭上に落ちてくるのでは!?
ルーシーが犬死にをする選択をするとは思えない。今は彼女を信じる他ない。
俺は素直に背を向け来た道に走り出した。
「君も早く・・・!」
しまった!
やはりルカとエルの狙いは俺だった!
思えば今朝からずっと俺達はルカとエルの襲撃を警戒して、いつもよりも非常にゆっくりと進行していた。
結果的に俺とルーシーは数メートルも離れず、手に届くような範囲で行動していた。ここの狭い通路のせいもある。
ルカとエルの狙いはルーシーに迎撃に専念させ、俺が遠くに離れる瞬間を作ることだった。
4メートル。俺達はそのくらい離れてしまった。
砂利を走る俺の足が浮き上がる。利き脚を着いた瞬間に地面が盛り上がって砂利の中から黒い三角形の板が現れた。
昨日乗ったやつだ!
「勇者様!」
ルーシーが俺の様子がおかしいと振り向いた。
三角形は既にルーシーの頭を越えて上昇していた。
突然平衡感覚が狂った俺は飛び出せずに乗ったままになった。
ルーシーが俺に向かって何かを投げた。直接掴めなかったが、俺の体に当たって落ちそうなところをなんとか掴んだ。
崖を登るのに使うハーケンだ。
既に端にロープが結ばれている。ロープはルーシーの腰に巻かれたハーネスに。
ルーシーは再び迫り来る矢の迎撃を続ける。
ルーシーの頭上に降り注いでくる瓦礫。
10メートル、20メートルと上昇していく三角形の板。
ロープがピンと張り、ルーシーの体重がハーケンに全てかかる。
俺は必死でそれを握り締めた。
これを手離せばルーシーが瓦礫の下敷きになる!
振り子のように4メートル後方にいた俺の方へと空中で引っ張られるルーシー。
下の谷間では爆発音がまだ鳴っている。瓦礫が崩れる音も。
50メートル、60メートルと上昇を続ける三角形の板。
けして大きくもない、持ちやすくもないハーケン。それに人間の全体重がのしかかる。しかも咄嗟に握ってそのままロープが張ってしまったので握りやすい持ち方でしっかり持てなかった。
指が引きちぎれそうだ。
けしてルーシーが重いというわけではない。
しかも一枚の不安定な板の上で踏ん張れるところもない。
腕と腹筋でなんとか持ち上げているだけだ。
三角形の板は崖の上を遥か高く上昇している。
ここで手を離すわけにはいかない!
黒い三角形の板の縁から透明な壁が競り上がって来た。
真下にかかっていた力がロープが山なりに持ち上げられて、下から引っ張る形になった。
これ幸いと透明な壁に足を踏ん張らせる。
真下よりも楽になったし、踏ん張れるのでなんとか安定しそうだ。
この壁がどのくらいの耐久力があるかなど考える余裕はない。
ルーシーはロープをよじ登って来ていたようで、透明な壁を挟み、お互いの顔を見れる高さまで来ていた。
ロープにかかる力がまた変化した。今度は真上に引っ張られるような・・・。
見上げると天井が縁から徐々に作られていってる。ロープはその中心に寄っていく。
まずいぞ。これロープが引きちぎられる恐れが・・・。
「ルーシー!ロープが切れる!天井に上がってくれ!」
ルーシーが透明な壁を蹴り、上に跳ね上がろうとする。
瞬間少し軽くなったハーケンを握り直し、俺からも引っ張り上げようとする。
何度かの試みでロープにかかった体重が完全に軽くなる。
ルーシーの指が天井にかかって、ぶら下がる形になったからだ。
ホッとした瞬間、ロープが俺の頭上にボトリと落ちてきて、天井が完全に閉まってしまった。
ヒヤリとする。
間一髪か。俺はルーシーを見上げる。
ルーシーはこの三角形の向かう先を見ていたようだ。
必死で奮闘していた俺はこれがどこを飛んでいるか全く見ていなかった。俺もルーシーに習って進む方向を見た。
昨日俺が飛び降りた二つ目の峰の上。そこに昨日の続きとばかりにルカとエルが立っていた。
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