第2部 第14話
、、、ミハイルが死んでから1週間ほどが経った。アンドリューはルイスに連れられ、自ら監獄行きを選んだらしい。それから、俺を通じて無断で現世に来る死者もいなくなった。もう、気は済んだらしい。一方俺たちは、、、
「はい、次の方、どうぞ」
ギルドのメンバーオーディションの真っ最中だ。人斬りアンドリューを監獄送りにした実績もあり、多くの希望者が来た。ウサギの案内で次の候補者が部屋に入って来る。
「はいはーい!アタシはマイリンって言いまーす!」
なんだか無駄に元気な奴だな、、、
「得意なことは銃を使った戦闘と情報収集と伺っていますが」
「そうなんです!実際に外でやってみましょーか?」
俺たちは小屋の庭でマイリンの射撃の実演を見ることになった。
バン、バン!
彼女は見事に的のど真ん中を2発連続で射抜いて見せた。
「どうどう?凄いでしょ?弾丸に魔力を込めることも出来るんですよ?」
「ふむ、射撃の腕は確かなようだな。込められた魔力もなかなかのものだ」
「ですよねですよねー!?」
後日、俺とウサギは2人で候補者を吟味して、1人の新規ギルド加入者を決定した。
「もしかして、今日呼び出されたのって、、、」
「ああ、これからよろしくな、マイリン」
「やったー!こっちこそよろしく!ジュンペークン、ウサギ!」
俺たちはそれぞれ自己紹介をする。
「改めて、俺はジュンペー、3回の転生の末に黄泉との門になっちまった。今は魔法士をやってるんだ」
「私はウサギ、化身の力を宿しています。素早さと物理攻撃力が売りですね」
「アタシはマイリン!あんまりメジャーじゃないけど銃を扱ってまーす!あと、ちょこっと魔法も使えますよ!」
俺たちGJは新たにマイリンを迎え、再びギルドの活動を本格的に始めていく。俺たちに待ち受けるのは、苦難か、それとも、、、
To be continued…
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