第3話 平凡な学校生活

 時の流れはとても速い。気がつけばもう中学校3年生だ。

 俺は望んでいた通りの平凡な生活を送った。もちろん仲間を作ろうとしていなかったため文化祭も体育祭も校外学習も、とてつもなく面倒くさかったが取り敢えずクラス行事の手伝いはした。成績もそれなりに良い方だったし、平和な2年間を過ごせたと思う。とても嬉しかった。

 毎日自転車で長い長い道のりを進み、学校に行って、授業を受け、ご飯食べて、授業をまた受けて、部活は所属していないため早く帰り、生物たちの世話をして、家で勉強したあと、読書やゲームをするこれの繰り返しを毎日送っていた。

 このようなスケジュールを繰り返して、一人で居続ける。これからもこんな生活を送っていく予定だった

 4月の終わり。テスト終わり勉強から開放され、早く家に帰って生物たちと戯れようと思いながら自転車置き場に向かっていた時、急に肩を叩かれた。

「ちょっといいかな?」

 こいつ誰だったっけ?俺はそう思った。

 

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