第6話:あなたと一緒にお買い物

(SE)自動ドアの開く音

(SE)スーパーのBGMが流れる


モモ「わーーーー!! 

   明るい!! 」


モモ「そんでもってうーるーさーいー!!

   いつも大きい音が流れているの。

   音楽も、ニンゲンの声も、とってもうるさい! 」


モモ「久しぶりに来たなぁ、ここ。

   ご飯の材料がいっぱいあるんだよね。

   カズマが大好きな場所なの、知ってるよ」


---

(SE)二人分の靴音


モモ「ご飯の材料、全く無いけど、

   カズマはどうするつもりなの? 」


モモ「あれ?

   今日はかごを持つだけなの? 

   ……ああ、メイが材料を選ぶのね」


モモ「ジャガイモ。

   あたし大好き!」


モモ「ニンジン。

   まぁ好き」


モモ「キノコ。

   美味しいよねー! 」


モモ「玉ねぎ。

   それは嫌。入れても食べてやんないから」


---

(SE)クーラーボックスを開ける音


モモ「カズマ、公園で飲んでたやつ、

   また買うんだねー。

   よく飽きないね」


モモ「あたしは色んな種類をいっぱい

   食べたり飲んだりしたいな~! 」


---

(SE)セルフレジの音


モモ「こんなにいっぱい材料があるのに、

   そのまま持って帰っちゃいけないんだね。

   いつもカズマは材料を選んだら、

   この機会にジャラジャラしたものや紙を入れて、

   それで材料と交換してるみたい」


モモ「なんかおもしろい」


---

(SE)コンクリートを歩く音


モモ「もうすっかり日が暮れちゃったね。

   カズマ、今日は随分長くおでかけしたね。

   ……メイも居るけど」


モモ「夜が来るまで、おうちで遊ぼうよ。

   ご飯を食べたり、うたた寝したりしようよ!

   おうちに着くの、楽しみだな~! 」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る