応援コメント

第20話 出立」への応援コメント

  •  Twitter企画へのご参加、ありがとうございます! 早速、ここまで拝読した感想を書きますね。

     会話文をメインにして進む物語のためとても読みやすく、ここまでサラサラと読むことができました。会話のテンポや軽妙な掛け合いも、貴著の魅力である読みやすさに寄与していた印象です。

     キャラクターや景色が透明に近いために、想像の余白が生まれ、自らの想像を投影することができる。そうしてある程度自分好みに描いたキャラクター達が話し、動くさまを想像する。会話文が多いこともあって、ある種、ゲームのシナリオを読んでいるようなストレスのなさも印象的でした。

     異世界ファンタジーと言っても仏教的な要素を含む世界観、一休さんなど、日本人にとって馴染み深い要素が根底にあるため、和風作品ならではの親しみやすさを感じます。それは作品の興味となって、スッと本作の世界観に入り込むことができる。第1話目から思わず惹きつけられてしまいました。

     もう少し個人的なことを言うなら、口は悪くとも憎めない主人公の言動が程よくて、好きです。アーリンへの態度もそうですが、オロチ戦の後に“負けてしまった”のがなぜかグッと来ました。

     総じて、馴染みやすく読みやすい。その上で、独自の世界観と特徴的なキャラクターできちんと魅せる。私だけでなく多くの作家さんが持つべき技術が高いレベルで成されている作品だと思いました。

     以上がここまで拝読した感想でした。区切りが良さそうなので、今回は一旦ここまでにしますね。

     小タイトルの通り、「出立」ということで物語はまだまだ序盤。剣と友人を手にした主人公の今後、オイリーさんとの因縁、餓鬼道以外の世界など。物語はどんどん広がりそうです。一体物語はどんな結末を迎えるのでしょうか。主人公の目的も気になるところです。

     この度は他作品とは少し質の違う和を感じられる面白い作品を読ませて頂き、ありがとうございました!
     これからも紅琥珀主様の執筆を陰ながら応援しています。また、私の感想が少しでも執筆を続けるモチベーションになることを祈るばかりです。