応援コメント

「第132話 早舟(10)寝所③」への応援コメント

  • 普段は穏やかな丹羽様が信長の心配をして、あれこれ進言する……愛ですね。

    丹羽様は信長にとって初めての小姓(男?)だったのでしょうか?

    この二人の若い頃からのお話も読んでみたいな~と思うくらい絆が強そうです。
    なかなか結婚させなかったとか、信長の執着がすごいですし。

    こうしたちょこっとしたエピソードにもときめきます。

    作者からの返信

     史実として、
    信長横死の三年後、長秀は亡くなっています。
     病に苦しみ、自ら腹を切って、
    その二日後に……とされています。
     死亡が腹を切った二日後ということから、
    切腹ではないとウィキペディアには書かれていますが、
    本能時の変の後、情報が錯綜し、
    世の中がひっくり返った大混乱の中、
    信長を死に追いやった明智光秀と縁戚関係にあった
    信長の甥を長秀は、
    光秀と共謀していた裏切り者だと誤解して、
    殺害してしまいます。
     大恩ある信長の親族を、
    間違って殺してしまった後悔。
     凄まじいものがあったでしょう。

     そして、いつしか世は秀吉の天下。
     ゆっくりと病み、やがて失望が襲い、
    長秀を死に向かわせたのだと想像します。
     秀吉の手前、
    丹羽家では信長への忠義からの追い腹ではなく、
    闘病の末の自害としたのか……と。
     事実は分かりませんが、
    そんな想像も、信長の長秀への信頼は、
    つい、させてしまいます。
     

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