第44話 歯車
KP おぞましく醜悪で下品なその声の主は言葉を続けていく
???『…さて…と……ねえ、君達』
???『”いい加減にしてくれないかい?”』
???『ここは僕のテリトリーだ。勝手に荒すなんて真似、許すわけがないだろ
う?』
???『まだ、この”おもちゃ”は遊べるんだ。それを燃やし尽くすなんて、僕の美学
に反するんだよ』
???『…とはいえ、確かに”彼”の相手は僕にも骨が折れる。めんどうくさい』
???『だからさ人間ども。せっかくだから君たちに譲ってあげよう』
???『どうせ君達じゃあアイツを止めることなんてできやしないだろう。安心しな
よ』
???『”だから君たちに僕は力を貸したんだ”。”なあ?きっと君はもう忘れている
とは思うけれど…、その”力”、すごいだろう?”』
???『ほら、時間稼ぎくらいは手伝ってあげるよ。だから、後は頑張ってね?』
KP 彼のその言葉と共に、夜の空に何かが浮かび上がる
KP それは無数の歯車だ。それがかみ合い、回転し、ガチガチと音を鳴らしてい
る
???『まあ、僕が力を貸してるんだ。負けるなんて真似、許さないからね』
杉谷 歯車……まさか……
KP そんな歯車はかの神を弾き、空へと追い出していく
KP 全ての”場”は今ここに、整ったのだ
遠縁 「なんだろう。流石に不思議な体験慣れたと思ったが…これは流石に驚くな」
杉谷 「気がどうにかなりそうだよ…」
穂村 「…なるほど、君達も何かしらの橋梁があったという事か」
穂村 「…ならば掛かってこい。全力で相手をしてやる」
皇 「使えるものは使わないとね。…こっちも全力で行かせてもらうよ!」
遠縁 「・・・いきましょうか!」
杉谷 「えぇ!……これが、正真正銘、最後の戦いです!!」
KP それでは、あなた達がそのように臨戦態勢を取れば突如としてあなた達の足元
に歯車が回り出す。そして、あなた達の身体は癒えていく。HP、MP全回復。
正気度1d6回復
《皇 1d6 (1D6) > 3》
《遠縁 1d6 san (1D6) > 5》
《杉谷 1d6 (1D6) > 6》
[ 皇 ] HP : 6 → 9
[ 皇 ] MP : 14 → 17
[ 皇 ] SAN : 57 → 60
[ 遠縁 ] HP : 8 → 11
[ 遠縁 ] MP : 13 → 14
[ 遠縁 ] SAN : 34 → 39
[ 杉谷 ] HP : 9 → 12
[ 杉谷 ] MP : 12 → 13
[ 杉谷 ] SAN : 4 → 10
KP では、アカネ、そして相手の朱里も刀を手に取る。そして、全員聞き耳どう
ぞ
《皇 CCB<=45 【聞き耳】 (1D100<=45) > 80 > 失敗》
《遠縁 CCB<=40 【聞き耳】 (1D100<=40) > 98 > 致命的失敗》
《杉谷 CCB<=55 【聞き耳】(1D100<=55) > 21 > 成功》
KP 先ほどのクリティカルで打ち消しましょう。それでは、成功した杉谷さんの
み聞こえます。彼がぶつぶつと何かを呟く
穂村 『分狂い、否、無狂う。否、否。原初の炎よ』
KP 彼のその言葉に反応するように、辺りに火の粉が舞い始める。そして、火の
粉は凝縮収束し、彼の手から豪炎が噴き出した。それは彼を包み込むように広
がり、気づけば彼は衣服を着こむようにその業火を身に纏う
KP 全員正気度喪失0/1
《皇 CCB<=60 【SAN値チェック】 (1D100<=60) > 71 > 失敗》
《遠縁 CCB<=39 【SAN値チェック】 (1D100<=39) > 17 > 成功》
《杉谷 CCB<=10 【SAN値チェック】(1D100<=10) > 55 > 失敗》
[ 皇 ] SAN : 60 → 59
[ 杉谷 ] SAN : 10 → 9
KP それでは
KP ー戦闘開始ー
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