第29話 緋宮マキナ

KP  アイデアどうぞ


《皇  CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 44 > 成功》


KP  では発狂、1d10どうぞ


《皇  1d10 (1D10) > 9》


KP  食欲か。まあお腹が空いてください。特にデバフは無しでいいです。後不定

   ですね。1d10どうぞ


《皇  1d10 (1D10) > 5》


KP  執着か。まあ…そうですね。死んだ遠縁さんに執着しますね。


しばしの静寂が訪れる…遠縁は確実に死んだ。その事実に二人はただただ絶望していた


[ 皇  ] SAN : 63 → 62


皇  …使います


杉谷 使う?


KP  …それでは


《皇  CCB<=99 【???】(1D100<=99) > 88 > 成功》


KP  皇さん、あなたは震える口で何かを呟く


《皇  1d6 (1D6) > 3》


《皇  1d10 (1D10) > 2》


[ 皇  ] MP : 15 → 12


[ 皇  ] SAN : 62 → 60


KP  そんな言葉はおぞましくも醜悪で、誰が聞いても意味を理解することは叶わ

   ない。だが、そんな言葉と共に皇さんの足元、そして、遠縁さんが転がる床に

   巨大な歯車が展開する


KP  それはぐるぐると回り出し、ガチンガチンと音が響く。そんな音と共に、骨

   がくっつき、肉が盛り上がり、血液がどくどくと逆再生するように体内へと戻

   っていく。そして、無残にも死亡した彼の身体は、完全に再生する


《KP  2d6+3 (2D6+3) > 3[1,2]+3 > 6》


[ 遠縁 ] HP : 0 → 6


KP  そして、ドクンッと彼の胸が波打った。それは、”死”という事象を超越し

   た、そんな現実だ。杉谷さんは1/1d3正気度喪失


《杉谷 CCB<=20 【SAN値チェック】(1D100<=20) > 44 > 失敗》


《杉谷 1d3 (1D3) > 1》


[ 杉谷 ] SAN : 20 → 19


杉谷 「…何が…どうなっているんだ………確かに遠縁さんは腹を斬られて……」


皇  「先輩…!先輩!、生きてる…良かった」


杉谷 「……(皇さん…君はいったい……何者なんだ……)」


遠縁 「・・あれ?・・ここは?」


KP  それでは、遠縁さんは意識を取り戻す。死んだとは思っていない。だが、大

   きな傷を負っていたはずなのにほとんど回復している事には違和感を抱くだろ

   う。正気度喪失0/1d3


《遠縁 CCB<=38【SAN値チェック】 (1D100<=38) > 40 > 失敗》


《遠縁 1d3 (1D3) > 1》


[ 遠縁 ] SAN : 38 → 37


遠縁 「いったいなにが?」


杉谷 「…遠縁さん、大丈夫かい?皇さんも」


遠縁 「ええ、大丈夫です?」


皇  「私も大丈夫だよ〜!」


杉谷 KP,アカネの様子はどうですか?


KP  床の肉塊に手を合わせてますね


遠縁 「マキナくん」


アカネ「はい」


遠縁 「・・大丈夫か?」


アカネ「はい、私は大丈夫です」


遠縁「そっか・・ならよかった」


そう言って彼はアカネの頭をなでる


アカネ「ありがとう…ございます」


遠縁 「・・ほかのところみにいきます?」


杉谷 あと残ってるのってマキナの部屋?


皇  のはず…


KP  ではそんな風に話しているとアカネが話始めますね


アカネ「…ここを、とても良く知っている気がします。懐かしいと、そんな風に思う

   のです」


アカネ「…私は、「アカネ」なのでしょうか。それとも、「緋宮マキナ」なのでしょ

   うか」


遠縁 何で答える?


皇  緋宮マキナだよって言ってあげたい


遠縁 杉谷講師はどうです?


杉谷  アカネの体にはマキナというもう一つの人格がある。その人格を知ったう

   えでアカネという自分自身を守ってほしいとは思う


遠縁 アカネであり マキナくんって返答かな?


杉谷 正直その回答は卑怯だとは思うけど私ならそう答えるかな。遠縁さんの考え的

   にはどうですか?


遠縁 マキナくんであり、今はアカネくん 


皇  なるほど


遠縁 皇さんどうです?なにがいいとおもいます?


皇  遠縁さんの考えがいいと思います


杉谷 先生として遠縁さん伝えます?


遠縁 伝えます


遠縁 「・・自分の考えだけど…マキナくんであり、今はアカネくんだね」


アカネ「…そう…ですか…ありがとう…ございます。私は…緋宮マキナでもあるんで

   すね」


アカネ「…これからも、よろしくお願いします」


遠縁 「ええ こちらもよろしくね」


皇  「…うん、よろしくね」


杉谷 「よろしくね」


アカネ「…はい…失礼しました。そろそろ行きましょう」


KP  それでは、マキナの部屋でいいですかね?


遠縁 「ええいこうか」


皇  「だね」


KP  それでは、マキナの部屋に入ります


KP  かなりまめに掃除されていたのか、綺麗な部屋だ。女の子らしいという印象

   を感じられるだろう。机の上には、一冊の日記帳が置かれている。それくらい

   ですね


遠縁 「・・これは」


KP  日記帳には「緋宮マキナ」と書いていますね


皇  「マキナちゃん、日記読んでもいい…?」


アカネ「…?はい」


皇  日記読みます


KP  では見てみれば、一般的な学生と言った内容だ。今日は何があった、や何を

   食べた、どこに遊びに行って、何をした。そんな内容だ。だが、そんな日記は

   毎日続いてたのですが、9/7日を最後にぱったりと途絶えている。そんな最後

   の日記にはこんな風に書かれている


9月7日 晴れ

最近はテストに向けて勉強をしている。今度のテストでいい点を取ったらお父さんが美味しいお店に連れて行ってくれると話してくれた。最近はお父さんも忙しそうだし、私がいい点を取ったらお父さんも疲れが引くかもしれない。私はそのためにも頑張らなければ。美味しいご飯が私を待っている。

ただ最近はちょっと風邪気味だ。のどが痛いとかではないけど、ちょっと熱っぽい。今度病院に行ってみてもらおうかな。風邪でテストが受けられなかったら大変だ。」



遠縁 「これは・・」


皇  「…普通の女の子だったのに、」


遠縁 「・・・マキナくん。ごめん、本当に…」


アカネ「……?」


杉谷 「(のどの痛みのない発熱……か……あの病気と関連があるのか…?)」


遠縁 他に何もないのかな?


遠縁「・・ごめんね…ごめんね」


KP  部屋を見渡せば、ぬいぐるみや筆記用具等女の子らしいものが置かれてい

   る。が、特に調べることはない


遠縁 「・・なにかもっていくかい?」


アカネ「…いえ、大丈夫です」


遠縁 「いいのかい?」


アカネ「はい。ここは、…その、このままにしておきたいと思うんです」


遠縁 「わかった ・・・そのままにしようか」


アカネ「はい。お願いします」


杉谷 「…それじゃあ。そろそろ行こうか。」


アカネ「はい。そうしましょう」


杉谷 「みんなも大丈夫かい?」


皇  「大丈夫」


遠縁 「大丈夫やとおもう…ただ替えの服がほしいね」


KP  じゃあタンスを開ければ、服とか制服とかいろいろ入ってますね。持ってい

   きますか?


遠縁 いきますか


KP  わかりました。それではそれをもってあなた達は緋宮宅を後にする。それで

   いいですかね?


遠縁 ですかね


杉谷 ですね


皇  です


KP  それでは、あなた達は家を出てアイーダへと戻ろうとする。今日あった、異

   常な事態を胸に仕舞い、アイーダを目指して歩き始める


KP  そんな時、アカネがあなた達に話しかけてくる


アカネ「…今日は、私の為にここに来たんですか?」


遠縁 「・・あー。まぁ、うん」


アカネ「そうですか。…ありがとうございます」


アカネ 「私は、今まで命令に従う事しかできませんでした。でも今日、なぜか少し

   自分というものを分かった気がするんです…ありがとうございます。私は、ア

   カネで、緋宮マキナなんですね」


遠縁 「自分は・・あなたをここに連れてきたけど、マキナくんはどうだった?」


アカネ「とても、懐かしいと思いました。でも、……少し悲しかったです」


遠縁 「そっか…それは大切なものだ。忘れちゃダメだよ」


杉谷 「悲しさだけにとらわれちゃダメだよ。その先にある何かを見つける必要があ

   るんだ。君ならできるよ」


アカネ「そう…ですか。ありがとうございます」


そんな言葉に三人は微笑む


KP  それでは、あなた達は彼女を連れてアイーダへと向かう


KP  ふと、彼女の顔を見れば、彼女の瞳に、少しだけ光が灯った気がした

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