第12話 アニカの秘密

KP  彼女は特に目的地があるというわけではなくただ歩いているだけのようだ。

   先ほどの用事というのもないのかもしれない


皇  「あ、アニカちゃん!こんなところでどうしたの?」


アニカ「え?ああ…特になにもないけど…」


皇  「さっき用事があるって、」


アニカ「あ、ああ…早く終わったんだよ。だから散歩でもしようかなって…」


KP  そうですね。アイデアどうぞ


《杉谷  : CCB<=75 【アイデア】(1D100<=75) > 89 > 失敗》


《皇   : CCB<=80 【アイデア】 (1D100<=80) > 24 > 成功》


KP  では、どうやらアニカはこのまま廊下を歩いているつもりのようだ。そう言

   えば、先ほどアニカに会いに行った際ロッカーを見ていたような気がする。何

   かがあるのだろうか


KP  えーと、どうしますか?お二人は


皇  ロッカー気になるので見に行きます


杉谷   一緒に行きます


KP  わかりました。それでは、行けばアカネがいますね


アカネ「こんにちは、何か御用でしょうか」


皇  「用はないんだけど…。アカネちゃん、ロッカーって何か入れてる?」


アカネ「私は衣類のみです」


皇  「なるほどー」


そう言いながら彼女はアニカのロッカーを開けた。


杉谷 「!ちょっと!」


杉谷はアカネの方を見る。彼女はこちらの方を黙ってみている。特に止める様子などもなさそうだった。


KP  では、開けばですね。ロッカーの下の部分には化粧品などが置かれている。

   上部にはハンガーが掛けられ、女性物の下着などが掛かっていることでしょ

   う。ただ、制服以外の衣類は見当たらない。目星が振れますね


《皇   : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 24 > 成功》


KP  杉谷さんもどうぞ


杉谷 子持ちの男性が女性のロッカーを調べるの若干抵抗あるんですが…


《杉谷  CCB<=70 【目星】(1D100<=70) > 6 > スペシャル》


KP  それではガッツリ見るとですね


杉谷 失敗してほしかった…


KP  化粧品に混ざって小さな包装済みの箱がある。どうやらアクセサリーの箱の

   ようで、開封済みだが、中身は入っているようだ


KP  もう一つ、衣類をかき分けていくと、ロッカーの奥に引っかき傷のようなも

   のがある。よく見れば文字のようになっているのがわかるだろう


KP  それくらいですね。あとは個別に調べられます


皇  文字って読めますか?


KP  では、読めますね。読みますか?


皇  読みます


KP  では、こんなことが書かれている


KP  『人形なんかじゃない』


皇  「人形なんかじゃない…戦闘人形になる前の記憶があるのかな、?」


KP  後調べるとしたら箱ですね


皇  箱調べます


KP  ただの包装された箱ですね。 開けますか?


皇  「はい」


KP  開ければですね、銀色のネックレスが入っている。中央には宝石が輝いてい

   ることだろう。また、メッセージカードもついている。『アニカ、これからも

   よろしくね』と書いてあります


皇  「綺麗、これ誰から貰ったんだろう」


KP  そうだな、知識どうぞ


《皇 : CCB<=85 【知識】 (1D100<=85) > 5 > 決定的成功/スペシャル》


KP  ああ…じゃあ分かりますね


<知識情報>

これは数年前に売り出されたネックレスだ。そこまできらびやかなわけではないが、限定販売の為値段がとても高い。少なくとも、一般的な給料では買ったところで人に送ろうとは思わない。だが例えば、異常に給料が高い会社ならあるいは…


KP  そんなことがわかりますね。それ以外は特に情報はありません


皇  「これすごい高いやつじゃん…」


杉谷 「深山さんのあの態度のことだから戦闘人形に高い給料を出すとも考えにく

   い…職場の誰かに送られたのかもしれないね」


皇  「誰から送られたものだろ」


KP  では、それ以外は特にないため、何もなければこのまま日を終わらせます


杉谷 私は大丈夫です


皇  同じく大丈夫です


KP  それでは、回します。それでは、次の日になります…

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