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 え?

 え?


 なにごとだ?


 「ようこそ! ゲストハウスビーチグラスへ!」


 え、ちょっとまって、ここ…


 「あぁぁ♪」

 ワゴンから転がり落ちて、さっそくおねぇさんに抱きつく雪をとめる間もない。


 バンッ て、派手な音がして男がワゴンを降りる。

 オレを一瞥するとやっぱりなにもいわずに、ピンクの浮き輪とチビのバックパック(オレの担任が買ってきたなんとかってブランドのやつだ)を抱えて奥へ入っていってしまった。


 え、ここ…


 「わたしはユリ、よろしくね!」


 コワイオトナに連れてこられたのはほかでもない、梅ちゃんが手配してくれたサンクチュアリ… Guesthouse Beachglassだった。


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