第2話

チート能力がないとはいえ、原作の知識が多少なりあるのはアドバンテージになるとは思う。

やりこんだ作品でもないため、そこまで覚えてることはあまりないが… 一応この作品について思い出してみようと思う。

名前は、女神ファンタジーなんていうダサい名前だったな…名前の理由は最初よくわからなかったけど、クリアするとそのまんまの名前だったな。

この世界は、確か15歳で自身の職業が決まる。

何になりたいかというよりも15歳の時に教会で女神様から職を与えられる感じだ恐ろしいことに、その選ばれた職に絶対に突かないといけないのがこの世界のルールだ。

ゲームをしてる時もその、不気味な感じがNPCと話してるうちに出てくるんだが最初はまぁ、ゲームの設定だしって簡単に流していたが。なかなかヤバい設定である。

まぁ、これによって主人公は勇者に選ばれ物語が始まるわけだが。

俺の場合は、原作通りであるならこのまま魔法剣士という職に選ばれ珍しくレアな職と勇者の幼馴染ということで勇者と一緒に城に連れていかれて、魔王討伐のための訓練を受け勇者パーティーの一員として旅に出る。

だけど、この魔法剣士というのは名前の通り魔法使いと剣士の複合した職で魔法も使えるし剣術も使えるといったものなんだが実際は、魔法使いには魔法で勝てないし剣術は剣士には勝てない複合属性でよくある中途半端な感じになってる。

最初は、どちらも使えて便利なため強くはあるんだが終盤になるにつれて魔法使いなら覚えられる最高呪文や剣士なら覚えられる、強い剣術等でてきて魔法剣士自身はどちらも中途半端なためにまさしく、器用貧乏であまり使えないキャラだったりする。

チート能力もなければキャラクターとしても弱いとかかなり絶望的だが…とはいえ、ここはゲームとは違うのだからそのあたりは、何とかできると思いたい。

ストーリーの話に戻すかこのあたりは、今考えてもどうしようもないしな…物語としては魔王を倒せば一応は終わる。だが、魔王を討伐した後エンディングで勇者はヒロインの誰かを選び幸せに暮らしましたといった感じで終わるんだがついでとばかりに、勇者の故郷は生き残りの魔族に襲撃されて故郷に戻った俺は、殺されてしまう展開が待っている…。

まぁ、真エンディングがあるわけなんだが実は、ヒロインを誰も選ばないと俺と一緒に勇者が故郷に帰る事になるで、その場合ももちろん魔族の生き残りが襲撃してきて俺と一緒に勇者が戦い追い払うのだが…ここからこの物語の本当のストーリーが始まる、突然操作不能になり勇者と俺との戦闘が始まり勇者が俺を剣で刺す。

当然それは、勇者の意志ではなく女神が勇者の体を操り殺させるわけだ。

この世界自体が、そもそも女神がお気に入りの勇者が活躍するとこを見るための偽りの世界そのため、女神が決めたことには絶対だからこそ職のシステムがなりたってるというわけだ魔王事態女神が、用意した舞台装置。そして、討伐したら勇者が城で暮らしてハッピーエンドになるはずが俺と故郷に帰ってしまったがために俺という仲のいい幼馴染がいるから故郷に帰ると判断した女神が、強制的に俺を殺しにかからせた。ここは、予想だが故郷が襲われるのも女神が勇者を故郷に帰らせなくするための細工なんだと思う。

女神は、職を与えたりは出来るが人事態を操ったりするには、かなりの効力がいるため普段は女神に信仰させて言うことを聞かせてる感じだったが勇者の信仰率が低く言うことを聞かなくなったためこういう手段にでたんだろう。

だが、当然ながら女神の想定通りにならず勇者は、女神を敵対し討伐するようにするもそれは、女神を信仰してるかつての仲間達と戦闘になってしまいさらには、勇者の職を奪われ成すすべもなく今まで冒険した場所を逃げるように進みながらもたどり着いたのが、魔王城そこでまさかの魔王の魂と名乗る物と出会う。本来であれば、女神によって封印され勇者を輝かすための舞台装置だったが、女神が勇者を操ったことで女神の力が一時的に弱まったことで一時的に開放され狂った女神を討伐するために、勇者に魔王の力を与え力を得た勇者は、かつての仲間と戦い説得しながらも女神の元にたどり着いて討伐して世界は自由を取り戻すといった、内容だ。

そう、悲しいことにどちらのルートでもこの俺は死んでしまう。

だがだ…勇者には勝てないにしても生き残りの魔族というのには勇者がいなくても、故郷を見捨てて逃げれば生き残れるのではないかと思う。その場合、勇者は城に残ってるわけだからそこまで、俺を狙う理由は女神にないはずだから…つまり俺が生き残るには完全なエンドを目指さず女神の想定内のエンディングを迎え。故郷を守ろうとするもかなわず何とか逃げたという方針でいけば生き残れるんじゃないかと思う。

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どうせ、主人公にはなれない @mao0

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