どうせ、主人公にはなれない

@mao0

第1話

目が覚めたら、知らない場所だった。

よく小説なんかで、見る展開だが最初は訳も分からず混乱してしまいには、この体の記憶といえばいいのだろうかそれが、一気に頭の中に入り込んで知恵熱でぶっ倒れる始末。いきなり、この世界の家族に迷惑をかけてなかなか、情けないことだ。

時間がたてば、やっと落ち着く…落ち着いたら落ち着いたで前世の仲の良かった人や家族にもう会えないのかと号泣してまた心配かけたっけ…まぁ、悪い夢でもみたんだろうって訳のわからないことをいう俺を、不気味に思わず心配してくれた親に感謝しかないな…。

早速、躓いた転生だがまぁ、記憶をたどるというより自身の容姿や幼馴染の二人さらに名前を聞けば、やりこんだわけではないがそれなりに好きだった、ゲーム作品の世界であることはわかった、それもそのゲームのキャラクターというより勇者パーティーの一人それも、器用貧乏と序盤は助かるが終盤はパーティーから外されて控えに居座るタイプの…。

なんとも、パッとしない転生先に落ち込んだが、チート能力があるのではとよくある展開を期待して、剣術や魔法等思いつくことを試してみたがまぁ、才能がすごくあるわけでは、どれもなかったな。なんでわかったかって?面白そうだって俺の真似して軽く練習しただけで、明らかに俺よりも出来て魔法なんかもすぐに使えるようになった未来の勇者様である幼馴染が隣にいたからだよ…。

まぁ、そんな経験もありやっぱり、こいつが主人公で俺は、所詮主人公になれないんだなって、再確認されたな。

まぁ、勇者パーティーに入ってる時点でかなりの実力者になるはずではあるんだが…横に幼馴染がいるとそれすら、信じられなくなるな。

そんな、感じで色々と最初から心が折られた俺の物語が始まるわけだ…。

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