第7話 天の川のカケラ(天の川)

天の川を手で掬った。


透明なガラスのキューブに入れて眺めてみる。


昼間には太陽光を反射してキラキラと瞬く星の欠片。


夜には自らの輝きで色とりどりの光を放つ。


キューブを傾ければザーッ、ザーッと星が流れ波の音のよう。


「お母さんに会いたい」


いつかきっと会えるよ。


美しい娘を抱いて空を見上げた。

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