デカすぎるロボから出てきた犬頭の副官
第40話 忠実なる下僕、ホモ・ダンディー!
ジョン「降参だ!」
銀河刑事ギルドのプロキオン星系支部長を名乗る、犬型宇宙人。
ジョン「まさか最初から潜伏していたとは…派手に暴れて逃げた君は分身か何かかね?全然わからなかったよ。銀河刑事ギルドの先輩支部長として、新人支部長の誕生を祝おう!おめでとう!この拘束を解いてくれないか?」
拘束されミノムシ状態の犬頭人間が、叫ぶ。先輩支部長ねぇ。
俺「あー、イヌヤシキ先輩。逃げた俺は、俺の影執事だよ。俺に変装してたんだ。良ーく似てただろ。ニセモノだよ。あー。祝してくれるのは有難いのですが。貴方は支部長じゃないよね。あなたもニセモノだ。」
ジョン「…」
俺「銀河刑事ですらない。プロキオン星系人でもない。」
ジョン「…君は…」
俺「銀河刑事手帳。仲間の銀河刑事の位置検索ができるんですけどね。貴方は反応してない。銀河刑事ではない。ウソだ。」
ジョンを名乗る何か「…」
俺「では敵である宇宙海賊バイパーか?しかし生命反応すら無い。宇宙海賊バイパーが寄生しているのなら生命反応があるはずだ。そして…あのレディーが貴方に協力している。貴方は敵ではない。」
ジョンを名乗る何か「ご明察!私はジョン・ワンワン・イヌヤシキ支部長ではない…私は支部長のパートナードロイドにして影武者。ニセモノ。」
…プロキオン星系言語から日本語への固有名詞の翻訳が不調なんだよね。
俺「パートナー。ヤマサンにとってのヒューマノイド・レディーみたいなもんか。」
ジョンを名乗る何か「我が名はホモ!ホモ・ダンディー!イヌヤシキ支部長のパートナーにして、忠実なる下僕!」
…プロキオン星系言語から日本語への固有名詞の翻訳、引き続き不調のようだ。
ホモ「フハハハハハ!…拘束キツイので解いてくださいませんか?」
俺「ヤダ」
ホモ「えー」
俺「本物の銀河刑事はどうした?」
レディー「それはですね…」
俺「おっ、ラスボス登場!」
さあ、この茶番を終わらせましょうか!
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