激闘!メガデカーVSメガデカー!

第36話 激突!メガデカーVSメガデカー 前編

侵略者との闘いまで時間があると思っていたが…

まさかこんな突然に「初戦闘」が始まるとは思わなかった。


メガデカーBブラック”鉄忍黒影”に乗り込んだ俺は、コクピットモジュールのケンちゃんに声をかける。


俺「すまん詳しい説明はあとだ。銀河刑事ギルド職員に機体を奪われた。メガデカーAエース、倒せるか?」


訓練時間がまだ足りないと思うが、ここはメガデカーBブラック、鉄忍黒影に頼るしかない。

ここ亜空間でヤツを止めるには、他に方法が無い。


ケンちゃん「応!」


おお!頼もしい!

副操縦士コーパイ席に着座するメイちゃんがモニターでデータを確認しながら、質問を飛ばす。


メイちゃん「レディーは?」


俺「…ヒューマノイド・レディーは、ギルド職員に従いAエースに乗ってる」


メイちゃん「ほぉ~!それはおもしろいですねぇ!」


ニヤリと笑うメイちゃん。

前方モニターに両メガデカーの機体データを表示させ、さらにレディーとメイちゃんのデータも表示。


メイちゃん「あちらには私の『オリジナル』であるレディーが搭乗。機体も同型機。先方のギルド職員氏の実力は未知数ですが…どちらが「上」か、ここでハッキリさせてやりましょう!」


メガデカーAエース"暴走"…搭乗:ギルド職員・レディー・メンテナンスドローン隊

メガデカーBブラック"黒影"…搭乗:ケンちゃん・メイちゃん・影メイド隊


モニターに表示された戦力比較。戦況予測システムが算出した勝率も互角。…頼むぜ、チームB《ブラック》!


俺「迎撃ポイントで暴走メガデカーを阻止。突破された場合は転移ゲートで阻止する。ゲートを通過されたらゲームオーバーだ。」


ここをドリブル突破されたら、ゴールポストまでがら空きだ。


俺「俺は転移ゲートで待機しているユウちゃんのほうに行く。ここは任せた!」


ケンちゃん「承知!」

メイちゃん「イエッサー!」

鉄忍黒影「グォォォ!」


俺たちにとっての「初戦闘」が、こうして始まった!

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