第33話 メガデカー・B(ブラック)、推参!

敵勢力についてのレクチャー終了後、宇宙空母ペタデカーΩの格納庫で掘り出し物を大捜索。…奥のほうの隔離部屋でスゴイの発見しちゃった。

主人公機であるメガデカーAエースの色違い2号機。

メガデカーBブラックだ。

メガデカーAと同一設計の互換機であり、ステルス能力を強化した「上位互換機」でもある。こりゃいいや。

早速、ケンちゃん、ユウちゃん、メイド隊、執事隊を集める。


俺「ケンちゃんにはメガデカーAに乗ってもらう予定だったけど、上位互換のメガデカーBが見つかったんで、これ使ってよ」


ケン「黒いメガデカー…oh!NINJA!」


俺「劇中本編ではライバルとして登場する敵機体だけど、性能はいいからね。」


ケン「ありがたく頂戴する。…これから頼むぞ、鉄忍黒影!」


メガデカーB「グォォォ」


ケン「おう!」


えええあああぁぁぁ?

シャベッタァ!マジかよ?

コイツまさかのAI搭載型?聞いてないんですけど!

あと、ケンちゃん何普通に会話してんの?


ケン「トウ!」


メガデカーB専用搭乗システムである「デカデカーB」に飛び乗るケンちゃん。


ケン「デカデカー・オン!」


ケンちゃんカッコイイ!

ここでケンちゃんがメイド隊に向けてイケメンスマイル!

イケメンアピールいただきました!


ケン「闇に生き闇に死す定め…鋼の機体カラダに熱き魂!鉄忍黒影、ここに推参!」


合体メロディーが外部スピーカーから流れる中、ケンちゃんのカッコイイセリフが響き渡る!エクセレント!

…だがメイド隊はよそ見しながら雑談に興じている!見てなかった!残念!


ユウちゃん「で、私には?」


そうそう、ユウちゃんね。


俺「メガデカーB発見時に、専用パイロットスーツらしき物も発見したんだ。」


俺は黒いスタイリッシュな近未来的宇宙服を取り出してみせる。

強靭でパワーアシスト機能もある優れものだ。

メガデカー系のシステムとの意識リンク機能もある。


俺「執事隊が着るとちょうど似合うかなって。」


執事隊はフィジカルの弱さが唯一の欠点だからな。

プリギャラ魔法の「対象全員に同じ服を強制的に着せる」という謎魔法を使えば、全員分が揃えられる、と説明。


ユウ「パイロットスーツの執事隊…カッコイイかも…」


同意していただき、なによりです。ご提案させていただいた甲斐がありました。




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