第14話 再会、幼馴染よ!
家業の電気店を開店休業状態だというケンちゃんと、農産品直販農家のユウちゃんに連絡がついた。20年前、宇宙人救護現場にいたのは、俺ら3人で間違い無いはず。他の悪友どもはそこにいなかった。たぶん。
俺は2人に「俺は死んでない。ヤバいことになって困っている、助けてほしい」と説明し、待ち合わせの約束をした。何がヤバいのか、については「20年前の、宇宙人の…地球刑事ヤマサンの件で…」と匂わせたら、二人とも動揺していたので、あいつらにも何かあったのは間違いない。
待ち合わせ時間までに、お出かけの準備。
張り込み用の変装グラサンと、張り込み用地味スーツ、護身用の無敵戦闘アンドロイド…っていうか、ヒューマノイド・レディーを用意。
忘れずにレディーの変装の用意もして…
待った!
ケンちゃんに「無線LANルーター」の配達と取付を依頼しよう。
あいつさっき電話したら「アナログなご老人宅を出張訪問してネット環境とか設定するのが本業になってる」とか言ってたからな。
「ヤマサンロボの居間にある黒電話…」って環境を伝えたら「ああ…」ってわかってくれた。同じ思い出を共有する幼馴染っていいな。
あと、レディーの変装衣装をユウちゃんに依頼!
自動変装能力があるんだけどさ。ファッション的に古すぎて逆に目立つんだよね。
ヤマサンの張り込み用スーツは普通のサラリーマン風なので大丈夫だけど。
「ヒューマノイド・レディーのファッションが目立つから…」って状態を伝えたら「ああ…」ってわかってくれた。同じ思い出を共有する幼馴染っていいな。
さて、漁港から出航してずっと海だったが、そろそろ大空に飛び立つ時が来ましたな。ステルス化したまま、ゆっくりと浮上。そして、空へ!
チェンジ!フライングモード!街の上空へ!
そして、二人を送迎する準備を進めましょう。
銀河刑事ギルド専用パトカー「デカデカー」をホバリングモードに変形!
デカデカー緊急発進!
いくぜ!銀河刑事!やるぜ!ヤマサン!スタイリッシュに搭乗!続けてボディーガードのレディーが飛び乗る!…重量オーバーでバランスを崩し思いっきりずっこける!
いいねえ、このシーン大好きだったよ。なんか楽しくなってきた。
原作シーンが完全再現される絶妙な制御バランス!最高だね。
このロボのせいでひどいめにあったけど、悪くないかも!
さあ、待ち合わせの場所に出発だ!
「べちゃっ!」
あっ…
鳥がキャノピーに衝突してグロい姿に…
「べちゃっべちゃっべちゃっ!」
バードストライクってやつだな。
「べちゃべちゃべちゃべちゃ……」
うああああぁぁぁぁ!
野鳥の群れにステルスメカが突入して、集団衝突!モザイク
やっぱいらないよ、こんなロボ…
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