デカすぎるロボ、はるかなる海に出航!
第8話 日本酒カクテルを作るオーバーテクノロジー
レディーが作った日本酒カクテルを飲み干し、一息つく。
落ち着け。今まで起きた出来事をイチから順に箇条書きにしてまとめ、落ち着くんだ。
いつのまにかポケットに入っていた手帳(銀河刑事手帳)を取り出し、エンピツでメモを始める。
①起床。すがすがしい朝だった。
②デカすぎるロボが自宅ガレージを破壊しながら着陸。マイカー
③
④道交法違反パトカー「デカデカー」を呼び出し、乗り込む。
⑤デカデカー・オン!
⑥出勤。ロボ出勤の余波で通勤ルートが損壊。職場が壊滅。
⑦無職になる。←いまココ!
「ふー、びっくりした」
ライフラインの寸断や、公共インフラのダメージなど被害は
「海が見たいな…街を壊さないように、ゆっくり海へ!」
「オッケー、ヤマサン!」
ステルスモードの巨大ロボが浮遊し、海へとゆっくり移動する。
外部からは一切視認できないらしい、このステルスモード。
レーダーなど各種探知機にも無反応。目視もできない。
しっかし、すごいオーバーテクノロジーだな。街の被害で頭がいっぱいだったが、心配いらないと思うとこのロボの超科学技術に改めて驚く。
実際のところデカすぎるロボは日常生活に役立たないし被害をまき散らすだけだと思う。道交法違反パトカーも公道を走れないので無意味だと思う。…だが、ヒューマノイド・レディーの高性能ぶりが凄い。もうこいつだけで一生食っていけるレベルの機能てんこ盛りだ。なんか希望が見えてきた。
「ヤマサン海だヨ!」
輝く朝の海が俺の心を優しく包む。ヨシ!ポジティブにいこう!
デカすぎるロボ「メガデカー
⑧漁港が壊滅した。←いまココ!
***
脚注 「日本酒カクテル」
日本酒の野菜ジュース割りは、ヘルシーなのでゼロカロリー。
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