琳の徒然日誌

双極性障害とは


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 双極性障害の患者さんは一般に100人に1人と言われています。この数字が多いのか少ないのかはわかりませんが、わたしは自分がそう診断されるまでこの言葉自体聞いた事がありませんでした。


 双極性障害はうつ病とはまた違い、ハイテンションで活動的なそう状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返します。躁状態になると、いつも元気で明るく、何でも出来る気がして気が大きくなったり、少ない睡眠時間でも眠くならずに活動出来ます。しかしその反面うつ状態になると、起きているのが辛くて寝たきりになったり、気分が落ち込んで何もする気が起きなくなってそんな自分に対して自己嫌悪に陥って更に気分が滅入るという事が続きます。


 うつ状態から回復するのが早ければまた元に戻るのですが、何週間もずっとうつ状態でいると入院治療になる事もあります。

 わたしは十五年の間に7、8回は入院しました。期間はまちまちですが、長くて2カ月くらいでしょうか。やはり病院にいるという安心感からか、病院生活にはすぐに慣れて、うつ状態からは脱却する事が出来ます。

 退院後は元のうつに戻らないように気をつけて生活をすれば、軽い躁状態とうつ状態を繰り返しながらも投薬治療と通院治療で何とか普通の生活に戻る事が出来ます。


 この病気の厄介な所は躁状態になれるという事です。躁状態になると元気で活動出来るわけですから、何も怖いものはないからです。睡眠時間が短くても活発に動く事が出来ますし、色んなアイディアが浮かんできて夜中まで小説を書いていたりします。でもそれが続くと一転してうつ状態になってしまいます。起きれずに1日中寝ているという日が何日も続いてしまうと、もう自分ではどうする事も出来なくなってしまいます。


 双極性障害の治療法としては投薬治療と通院治療がありますが、薬は何がその患者に合うか試してみないと医師もわからないそうなので、わたしも何回か薬の種類は変わりました。ここ数年は今の薬が合っているようで普通の状態(躁状態でもうつ状態でもない状態)が1年のうちでも長い方なのではないかと思います。


 原因としては何らかの脳の異常、という事だそうです。私はそれを医師から聞いた瞬間、すごく気持ちが楽になりました。後述しますが発症してからずっと自分の怠慢だったり心の弱さが原因だと思っていたので、生まれつきなのか環境の変化やストレスによるものかはわかりませんが、脳が原因だったという事がわかって胸のつかえがとれたように思えました。


 ちなみに今はものすごいスピードでこれを書いているので躁状態であるのは間違いないです(笑)。なのであまり無理はせず、ここら辺で終わりにしようかなと思います。


 次回はいつになるかわかりませんが、病気を発症した時の事を詳しく綴ってみたいと思います。辛い時期の事なのであまり思い出したくはないのですが、過去を振り返ってみるのも悪くはないと思うので。



 それではまた。



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