応援コメント

第一章 北へ-4」への応援コメント

  • ※超真面目に感想、書いてみた1

     ここまで読んだ限りではSFというより、未来の火星を舞台にした政治小説。世界観に合った重厚な文章と緻密な描写は一線級。
     ただし、じっくり展開の上に主人公の目的も、行動も、何も描かれていないので共感できず、興味もそそられない。よほど辛抱強い読者以外、切り捨てる構成になっている。
     プロローグで主人公が『何のために、どんな行動を』しているかを描いたあと、『なぜ、そんな行動をすることになったのか』を回想するという形で一章につなげる展開で良かったはず。
     移民政策も奇妙。
     本気で火星開発に取り組んでいるのなら、最初から人手不足の南部での労働者を募集して送り込むはず。北部への開拓民にしても、最初の数年間ぐらいは地球からの援助があるのが普通。
     逆に、地球にそれだけの余力がなく、いわゆる『棄民政策』として行われているのなら、南部のような発展はありえない。技術文明を維持できず、火星全土が西部劇のような状態になっているはず。
     その点、設定の甘さを感じる。
     論理的でなければSFにも、政治小説にもなり得ないのでご注意のほどを。

    ※追伸
     (批評されることを嫌う方もいるので、念のため)
     『批評めいた感想などいらない』というスタンスでしたら、返信にてお伝え下さい。
     断られたからと言って、読まなくなると言うわけではないので、その点はご心配なく。

    作者からの返信

    的確な感想と批評、有り難うございます。
    展開が遅すぎで、読んでくださる方を排除してしまうのは、致命的欠陥です。
    既に書き上げた物ですので、このまま掲載しそのあともう一度見直して書き直してみたいと思います。
     よろしければ、これからも批評を頂けると嬉しいです。
     更に、他の作品についても感想を聞かせてください。
     宜しくお願いします。
     本当に感謝しています。