第13話 火炎魔術、極めます!

例の爺さんから魔術のコツなどを色々教えてもらい、俺は火属性の火炎魔法を極める事にした。


何故火炎魔法を選んだかというと、初めて買ってもらったポ〇〇ンの最初のキャラがほのおタイプだったからである。ちなみにXY。


あとどうやらみんなのスキルは前衛での戦闘向きのものが多かったらしく、魔法を練習しているのは数人だとか。


なので、多少剣を振ったりしながら、火炎魔法の練習を離れの小屋ですることとなった。


「えっと、火炎魔術の一覧は......。」


分厚い魔導書をパラパラ捲ってみる。その音しか聞こえない、静寂で孤独な場所だ。


魔法の練習は、静かな場所で1人でやるのが良いんだとか。



────────────────────

火炎魔法 一覧(試作)※

Eクラス

火炎ファイヤ…前方に炎を噴射する魔術。威力が低く、制御が不安定だが、簡単に習得できる。

発火イグニッシュ…手のひらや指先など、身体から自在に炎を出す魔術。日常的に1番使う魔術で戦闘には全く向かない。

Dクラス

火炎球ファイヤボール…球状の炎を発射する魔術。火炎の上位互換。

加熱ヒーティング…物体(固体、液体、気体)の温度を発動した魔術により上昇させる。魔法原則として、触れている物質でなければ加熱不可。

火炎操作ファイヤコントロール…発生させた炎を少しだけ操作する魔術。難しい上に、効果が薄いため、実践ではあまり用いられない。

Cクラス

火炎槍ファイヤランス…槍状の炎を打ち出す魔法。火炎球の上位互換で、貫通力が高い。

炎纏バーニング…物体に魔術の炎を纏わせる。主に剣などに発動し、攻撃力を高める事ができる。

火炎加速ファイヤアクセラレート…炎の加護により特定の物の速さを向上させる魔術。自分以外にも発動できる。魔力消費が著しい。

Bクラス

獄炎ヘルファイヤ…Eクラス 火炎の強化版魔術。範囲、威力、燃焼力が大幅に強化され、大抵の物を燃やすことのできる、かなり強力な魔術である。

火炎弾ファイヤバレット…高速の炎弾を打ち出す魔術。威力、貫通力、連射速度、移動速度など、あらゆる面で強力な魔術。

火炎壁ファイヤウォール…前方に炎で出来た壁を生成する。魔術は防御し、物理攻撃は燃焼させるが、突破されることもある。

火炎剣ファイヤソード…炎で出来た剣を生成する、かなり高度な魔術。真剣とあまり変わらないし、実体化中の魔力消耗が激しい。だが、丸腰状態から武器を生成できるため、有用性は高い。

────────────────────


「めっちゃ多い!とりあえず、Eランクから試してみるとしよう。」


体の真ん中にこもっている魔力を、だんだん全身に巡らせて行き、手のひらに集めていく。


火炎ファイヤ!」


すると前に突き出した手から炎が噴射される。


「すげぇできた!もう1回!ファイヤ!」


感動のあまり30回くらい連続して打った。しかし小屋は対魔術の木材だとかなんだとかで、燃えないのである。


「はぁ、疲れた。前言ってた魔力枯渇かもしれない。今日はこれで休みにしよう。」


立ち上がって小屋を出ようとするが、ふとなにか閃いた。


そういえば、自分の残り魔力って、ステータスオープンで見れるのかな?」


俺は最初の召喚の時に言っていた、【ステータスオープン】の言葉を思い出した。スキルしか表示されなかったけど、どうなんだろう。よし、試してみるか。


「ステータスオープン!」


『名前…山崎悠希 人 年齢…15 スキル…【鑑定】 』


ん?最小限のことは分かるけど、ステータスは表情されないのか。ステータスオープンなのに。


自分を鑑定した時と、情報量が違うのかな?

実験してみよう。「鑑定!」


『鑑定結果……山崎悠希 基礎情報

種族…人 年齢…15 性別…男 状態…魔力低下? その他の情報…解析不能

ステータス Lv?

身体能力値      才能値

HP…最大/?(?)     ?(?)

ATK…?(?)     ?(?)

DFE…?(?)     ?(?)

SPD…?(?)     ?(?)

MP…低下/?(?)     ?(?)

スキル

〔固有スキル〕

【鑑定Lv5/?】

〔魔法スキル〕火炎魔法 【火炎Lv2】

【魔力循環Lv1】

その他のスキル又はステータス 解析不能』


めっちゃ増えた!どうやら、鑑定スキルはステータスオープンをするよりも得られる情報が多いらしい。これは大きな発見だぞ!


というか、【魔力循環】というスキルはどんなものなのだろうか。これも鑑定出来るのかなぁ。やってみよう。「鑑定!」


『スキル【魔力循環】分類…基礎魔法スキル ランク…E 説明…体内に魔力の流れを発生させ、魔法の発生速度や威力を強化するスキル。無意識に常時発動可能で、解除も可能。

使用方法…常時

消耗魔力…?

効果…魔法攻撃威力上昇?

その他の情報…解析不能』


す、すごい!【鑑定】って、スキルまで鑑定できるやん!これって強いのでは?



★☆★



そんな感じで、俺の異世界での生活がスタートした。


とは言っても他の誰かと関わりたくないので、朝起きて訓練場の小屋に行き、魔法やスキルの練習をして魔力が尽きた後剣術の練習をちょつとしたりして寝るだけである。


食事は部屋まで運んでくれた。まじ助かる。

────────────────────魔法一覧やステータスで文字数を稼ごうとしましたが、逆に時間かかりました。

あとスキルを漢字かカタカナ、どちらで表記するか迷ってます。あと魔法と魔術。






















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る