第12話 まずはクランを設立する。



それから俺達は昼飯をファストフード店で食べて家に帰って来た。




「よおし!!早速【クラン】を設立しようぜ!!」




「ああ、俺が設立して良いのか?」



【クラン】とはクリエイトモンスターズのプレイヤー同士が組むチームで個人でゲームを進めるよりもメリットが多くやらない理由はない。



「もちのろんよ!!やっぱりリーダーはみっちゃんがやらなきゃ!!

あ!俺はもちろんサブリーダーね!!」




そしてクリエイトモンスターズの画面を開くとトップ画面にはアンジュが嬉しそうに手を振っている。



【おかえりマスター!!】



「ああ、ただいま。今日も宜しくな?」



【任せて!!】




「お?お知らせが来てるな?」




トップ画面にはアンジュのテロップと他に【お知らせ!】というテロップがありタップする





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【お知らせ!】


・プレイヤーランクが10を超えましたので初心者の草原には立ち入り禁止になりました。

・ゴブリンヒューマンガールの親密度が最大値になりましたので【ゴブリン界のアイドル】のイベントが発生しました。

・アンジュ達が新しい【祠】を発見しました。

・無事にスライムを売り出されたので10000ジェリーを獲得しました。



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「おお、色々なお知らせがあるな。」



「色々なお知らせ?どんなお知らせだった?」




俺のスマホを手渡すと柴田は驚いて捲し立てるように語りだした。


「固有イベントじゃん!!固有イベントはまだ100個も見つかってないんだぞ!?」



それは知っている。モンスターや種族によって固有イベントがあり同じモンスターを親密度マックスにしても固有イベントが発生しない場合もある。


【教科書】という記事を書けるサイトではクリエイトモンスターズのプレイヤーが固有イベントの獲得方法と題した記事を10000円で販売してたがそれも大人気の記事になったのは最近の話だった筈だ。


10000円もする記事がバカ売れするのも当然だ。なんせそれを買って固有イベントをクリアすると必ずレアなアイテム、又はモンスターが手に入ったりメインのモンスターだったら新しいスキルや能力が手に入るんだ。


残念ながらその記事は俺の持っているモンスターは該当してないので買わないが、機会があれば購入したいとは思っている。



スライム種の固有イベントもあったがメインでスライムをを使うわけでもないしな。


ゴブリン種の固有イベントも見つかってはいるがそのイベントは【ゴブリンが村を襲来】というイベントなので今回の【ゴブリン界のアイドル】はアンジュ専用の、ゴブリンヒューマンガール専用のイベントだ。



「でもまだイベントはヤらない方が良いだろ?」



「んー!?そうだなあ!?どんなイベントか知りたい気持ちはあるけど、もう少し寝かせて色々馴れてからの方が得策かな!?

【祠】はクランを設立したら行ってみようぜ??

最初の祠なら俺が一緒に行けば安全だしさ?」



「そうだな?そしたらまずはクランの設立からやってこう。」




トップ画面からプレイヤー交流所を選び【酒場】の表示をタップした。



すると酒場に入ってくような動画が流れて受付の金髪お姉さんが現れる。


そこからも色々な選べる項目があったがそこから………

【クラン】

【クラン設立】

【クラン名と代表者を選ぶ】



………という順で項目を進めていきクラン名は会社名と同じ【リア充大爆発】にして代表者は俺にした。



クランを設立するとクランの専用金庫やアイテムの倉庫。

オークションやモンスター売買等で代表者欄をクランにすることも出来るようになる。

まぁそれを出来るのはクランのリーダーとリーダーが選んだメンバーだけなんだけど使い勝手は良い。

他にもクラン事態にモンスターを設定したりと色々な事が出来るんだがそれは追々やっていこう。



そして設立して直ぐに柴田がクランの所属希望が来たので受理してメンバーは二人になる。



柴田をサブリーダーにして最低限のクランの手続きは終了した。




「よし!!これで俺達の城が完成したな!!これから楽しくなりそうだぞお!!うおおお!!」





柴田はいつもの如く吠えている。楽しそうで何よりだよ。





クランも無事に設立出来たし、次は柴田と一緒に祠に冒険だな?




楽しみだ。




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