第11話 個人戦二回戦
うん、やっぱりあそこのパフェっぽいスイーツ、パーフェイトをいただくために嫌ですが二回戦も頑張っていきましょうかね。
「ヤッホー!ミク!どう調子は?今日もぶっちぎりで勝つんでしょ?」とゴエが言う。
本望ではそうだけど…。
「そう行きたいところだけど、本戦だし随分な強者さんが集まってるんでしょ?」
「まぁ、そうだねー」なんかゴエ、言いずらそう…。
「その強者をいとも簡単に倒しちゃった人が言う?」と後ろから苦笑いのアルター登場。
「うーん?前の人は弱かったもん。」これはホントに思った。多分基礎しかやってこなかったって言う人だった。
「そうか?まぁ、頑張れ。」
うん、そういやエプソンどこ行ったんだろ?前は来てくれたのに、今日は来なかったなぁ。
気にすることでもないか。今は試合に全集中だぞ。
ということで、二回戦頑張りましょう。
今回の相手は……
あぁ、マジで面倒くさい人がいらしましたけど。
どうも、皇族に仕えている人らしい。どうして分かるのかというと、ランスロットさんが着ていた制服に付いていた紋章と同じものがある、白いローブを着ているからである。
この人、なんか始まる前から勝った気でいるらしい。顔にもろに出ているから。
まぁ、皇族のお抱えの魔法使いさんでもそう簡単に負けるつもりはないからね。
ご覚悟お願いいたしますwww
ていうか!ほんとに皇族に従っている人強いなぁ…。規格外ですけど⁉
ほんとにそう思った。今はゲーム開始から約5分後……。
ホントに強いんですけども⁉ 油断したー!
最初の計画では、こちらから先制攻撃を浴びさせて早めに終わったろうと思ったのに……。
先行してきたのは、あちら側。それぞれ炎・水・風・地・光・闇の属性の中級魔法を繰り出されて、避けるしかなくてその間に距離をあけられたし……。
おまけに、私の魔法はまだ長い距離を飛ばすことはできない。最近覚えたばっかりということが裏目に出ていた。そのため、魔法が当たりそうな距離まで間合いを詰めようとするとその度に
もう嫌だ。そろそろ終わらせたいのですが。
うん?そういえばあの人の魔法ってだいたい無詠唱なんだよね。最初の攻撃も無詠唱だった。
なのに、あの人さっきから
それに、足元には青白い光を放った
フーン……
なるほど……。だから、私を走りまわして、魔力も体力も尽きるように画策していたってわけね。
でも、ネタが分かったらダメなんだけどな?
それに、私はそこら辺の人とは違うんだからね?
今度こそ、終わらせてやる。
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全く、あのものはチマチマと…。
まぁ、もう少ししたらわれの切り札が準備できるからの。
それで、消えろ。もちろん殺すわけではない。そんなことをしてしまったら、ルール違反として罰せられてしまう。王様に恥をかかせるのは駄目である。
なので、殺さないように威力を弱め、放ってやるのだ。
よし、これで終わりだ。我に屈せよ小娘!
【
そう彼が叫ぶと、足元で青白く光っていた魔法陣が七色に輝きだし、いつの間にか空に浮遊していた少女に向かって七色の弾丸のようなものが飛んでいた。
「やっぱりね。そう来ると思った。」
俺が勝つのだ。と息巻いていた魔法使いに対して皮肉にも嘲笑っている少女ーミクが彼の視界に映った。
その光景が彼は信じられなかった。
先ほどから無詠唱で魔力も体力もほぼ残っていないであろう状態にしておいたというのに……。
どういうことだ?
「ふふん!あんたの策略は簡単すぎよ。だけど、それにもう少し気づくのが遅かったら死にそうだったってわけね。さてと、フィナレーにいたしましょうか。」
そのまま浮遊したまま彼女はこちら側に手を伸ばした。
「自分の愚かさを身をもって体験しなさい。【
そう彼女が叫ぶと魔法の鏡が現れ、彼女に向っていた虹色の弾丸を易々と打ち返した。魔法術師はなすすべなく自分は発した術にはまった。
「勝者、ミク!」司会者がそう大々的に発表する。
そしてそれに観客が大いに反応を示す。相も変わらずうるさいが。
相手方は、今も自分の魔法に身もだえていて…。あっ、気絶したわ。
どういうことか説明いたせと?
ああ、まぁそうなるかな。
あの人が繰り出していた【
しかし、これは魔力も大幅に使用するし、あらかじめ魔方陣を張らないといけなくてすごく面倒くさい魔法である。
そんな魔法をわざわざ使うということはよほど勝ちたかったということらしい。
しかし、私が発した【
ごめんね。でも、こっちも結構消耗する魔法だからね。
光魔法の中級魔法さすがに疲れた。
あの人の魔法は一応無属性になるが、滅茶苦茶厄介な魔法だ。
だいたい無属性に分類される魔法は厄介すぎる。
ということで、二回戦も勝たせていただきました。
次も厄介な相手になるんだよなぁ…。
あとの二人は攻略マジで困難。
とりあえず頑張るけども。
そういえば、隣の試合場がうるさいんですけど? 何があるの?見てこよ。
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