第6話 個人戦出てみようかな?

 団体戦終了!あっさり勝ってしまった。

 優勝してしまった…

 まさか、ゴエの言葉が現実になるなんて…

 放心状態です。こんなに簡単に勝てちゃうの?

 ほんとにどうなっているんだ。


「イエーイ!まさかほんとに勝っちゃうなんかね。」とゴエ

「ほんとに、すごいよな。ミクにはかなわないよ…」とアルターがぼやく。

「はい?私、すごくないと思いますよ?」

「いやいや、前はミクがいないだけで、本戦の初戦敗退だよ?これをミクの活躍だって意外になんて言えばいいの?」とエプソン。

 うそぉ、みんなでもそんな結果なの?おかしくない?

 まぁ、いいか。


「ねぇ、そういえば、明日から個人戦の申し込みだよね。」とゴエ。

「そうだったな!ミク、参加してみたらどうだ?」とアルターが答える。

「は~?なんで私が?私よりもゴエたちの方がいいと思うけど?」

「無理だって。僕たちはミクみたいに魔力多くないんだから。」

「なんでそこで、魔力の多い少ないが関係してくるの?」

「そうだね。ミクは魔力が多いから連続で魔法を放てるでしょ?でも、多くの人は連続では無理なんだ。」とエプソンが補足。

「みんなは連続では無理なの?」

「そうね。多くの子は時間差でしか無理ね。もちろん私もよ。」とリゲルさん。


 そういうものなのか?こっちでの魔法概念はよく知らないけど。

 マンガやアニメでは連続でしてたのにね~

「それに、ミクは人よりも多く魔法出しても疲れないんだ。僕たちはミクと同じくらい魔法を使おうとすると、魔力切れが起こっちゃうよ。」とゴエ。

「そうなの?」

「うん、そうだね。」と今度はアルター。

「だから、ミクなら予選は余裕だよ!シールドしながら、攻撃とかできるからね!」とエプソンが自信満々だ。

「まあ、いいや。個人戦どうしようかな。」

「嘘?やるの?」とリゲルさん

「まだ決めてませんけど。今聞いた感じだと本戦まではいけるかもって思ったまでです。ほんとに受けるかどうかはまだ決めてないんですけどね。」

「受けろよ!お前ならいけるって!」とゴエ

「おい。困ってるだろう。やめたれ」とアルターが制止させる。

 ゴエがムチャそうな事を言って、それをアルターが止めさせる。なんでいつのもの展開だね。別にいいんだけど。


 まぁ、どっちにしろ小言はうるさいなぁ。まぁ、受けるだけ受けてみようかな?

 それで、結果がどうなるのかは、知ったことじゃないけどさ


 このなんも考えなかった結果が、今後の生活を変えるものになるとは思ってもみなかったのだが…


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