③-6

 円窟神社宝来社へと続く街道沿いにずらりと屋台が並び、たくさんの提灯の下で人々が祭りの準備に駆け回っている。今日は朝から子供たちがお囃子を披露する音が聞こえてくる。すっかり祭りの様相を呈した神社参道を氏子総代や祭典委員の面々が神輿を乗せて通っていく。もうすぐ神輿の巡幸が始まるのだ。

 盆の旅行はつつがなく終わり、家族もみこまも無事に帰ってきた。ホッとしたのも束の間、八月下旬の例祭に向けて本格的な準備が始まり、盆明けは忙しなく過ぎて行った。社殿や境内を綺麗に掃除し注連縄の張り替えや紙垂の飾り直しなどを行い、神様をお迎えするのに相応しい環境を整える。……信仰の対象である祭神は普段から中社に居座っているのだが。それを知る者はごく一部しかいない。

 整然と飾り付けられた注連縄を見ていると、社務所で受付の仕事をしながらひたすら紙垂作りを進めた甲斐があったなと嬉しい気持ちになる。それに自分から申し出て社務所の内装を祭り仕様に変えたり子供向けのパンフレットを作って配布したりして、それが文化祭のようで楽しくて心が弾んだ。町内会の面々も喜んで協力してくれたので一段とやる気も出た。多くの参拝客を見越してお守りやお札などの授与品も準備して……いよいよ祭り本番を迎えたのだが、今日は受付を開けてからひっきりなしにお客さんがやってくるので昼休憩に入る頃にはくたくたになってしまった。でも今日は、美夜子や仁奈たちが遊びに来てくれる。午後三時には上がらせてもらえるのでそれから一緒に祭りを見て回る約束をしている。それだけでもうひと踏ん張りできそうだ。美夜子たちから声を掛けてくれて、その時は面食らってちょっと泣きそうになってしまった。付き合いが悪くて嫌われてたらどうしようと実は不安に思っていたから。

「あっちー! ちょっと休憩! 飲みもんあるー?」

 従業員控室で昼食を取っていたところ、スーツ姿の孝二郎が額に汗をにじませて駆け込んできた。ネクタイを外してワイシャツの袖を肘まで捲り上げている。午前中は来賓の接待をしていたようだ。午後は別の仕事があるので他の職員に引き継いできたという。孝二郎は畳に座って壁に寄りかかると長い足を投げ出してクーラーの風を浴び始めた。

「クーラー最高……やっぱ木蘇の夏もクーラーないと厳しいって……」

「昼間はつらいですよね……でも夜になると涼しくて羨ましいです。寒いくらいですもん。やっぱり松元の方が暑いなあ」

 潔乃は冷蔵庫から麦茶を取り出しコップに注いで孝二郎に差し出した。彼は「ありがと」と言ってそれを受け取る。

「気温差が激しすぎるんだよな。よくもまあ昔の人はこんな住みにくい場所に……ん?」

 急に孝二郎が言葉を途切れさせて潔乃越しに窓の外へ目を向けた。そしてにっと顔を綻ばせると立ち上がって窓を開け窓枠に手をついて、

「ひこいち~! マスク暑苦しいぞ~! 外せ~~!」

 よく通る快活な声を響かせた。潔乃も孝二郎に続いて立ち上がり窓から外を見る。そこには通り掛かった彦一がいて、立ち止まってこちらに顔を向けていた。急に大声で呼び止められたせいか周りから注目を浴びている。彦一は露骨に面倒臭そうな顔をしつつもしぶしぶマスクを外してぞんざいにそれをポケットに突っ込んだ。それから視線を前に戻してスタスタと立ち去ってしまった。

「あれ? 今日はやけに素直だな」

「隠す必要がなくなったからかもです。私この間彦一君にマスクしてる理由教えてもらって。私以外の人たちは知ってるんですよね?」

「あいつ、話したの?」

 孝二郎が急に声色を変えて驚いたように目を見開いた。くっきりとした二重の瞼をさらにくっきりとさせている。何をそんなに驚くようなことがあるのか、むしろ潔乃の方が戸惑っていると「そっか……話したんだ」と言って孝二郎はしみじみと感じ入っていた。その表情はどこか嬉しそうだった。

「あいつ犬って言われたのが相当嫌だったみたいで。犬も狐も似たようなもんなのになあ。そうやって細かいところ気にしてると年相応に見えるよな」

 話しながら、孝二郎は再び元の位置に戻った。潔乃もそれに合わせて自分の場所に座り直す。孝二郎が話を続けた。

「彦一が千年以上昔の神だって話は聞いた?」

 潔乃は首を横に振った。大昔の神様だとは聞いていたが、千年も前から生きていたとは知らなかった。そんなに前から、ずっと今の姿のままで、年も取らず、過ごしてきたのだろうか。

 孝二郎に「あいつのこと知りたい?」と聞かれて潔乃は即座に知りたいですと答えた。孝二郎は満足そうに笑った。

「あいつの名前さ、俺がつけたんだよ。火の狐でヒコだろ、それに兄貴が欲しかったから数字の一で、ヒコイチ」

「名前を……?」

「そうそう。千年以上って言ってもずっと意識があったわけじゃなくて、四百五十年前に……色々あって岩戸の奥に封じられたんだってさ。ほら、あの奥社にあるやつ。そのままずっと洞の中で眠ってて、そんで、十八年くらい前かな。俺がガキの時にそれを解いちまったんだよな」

 本人にはなんとなく聞き辛いことを思いがけず教えてもらえて、潔乃は真剣に耳を傾けた。彦一が今までどんな風に生きてきたのか本当はずっと知りたかったのだ。大人しく孝二郎の次の言葉を待つ。

「家業継ぐのが嫌すぎてじいさんと喧嘩になってさ、俺に兄ちゃんがいればいいんだと思って岩戸の封印解きに行ったんだ。火の神が若い男の姿で封じられてるって言い伝え知ってたから。まあまさかあんなにあっさり解けちまうなんて思ってなかったんだけど。あの時はマジでビビッたなあ。

 目覚ましてから何か月かはさ、あいつ全然喋れなくて一日中ぼーっとしてたんだよ。身体もまともに動かせなくてさ。ちょっと問題があって京都から視察が来ることになったんだけどそれまではうちで預かってて、じいさんとか親には近付くなって言われたけど俺は遊びたくてこっそり様子見に行ったりしたなあ」

 孝二郎が薄く笑みを湛えながら話し続ける。いつもの軽い調子とは違う穏やかな、何かを慈しむような微笑みだった。

「でも、二週間くらい経ってからかな……俺が一人で中庭で遊んでたら、急に彦一が側にきて棕櫚の葉っぱ千切ってなにか作り始めたんだよ。俺はびっくりして黙って見守ってたんだけど、完成したものを彦一が俺にくれたんだ。バッタだった。これがまあ出来がいいとは言えなくてな……当たり前だよな、指なんて全然思い通りに動かせなかったんだからさ。でもそれが……なんかすげー嬉しくて。この人とならきっと兄弟になれるって思って。ありがとうって言ったらその時初めて笑ってくれたよ」

 思い出話があまりにもそれらしくて、どうしてか目頭が熱くなった。たどたどしい手付きでバッタを折る様が容易に想像できた。潔乃は、玄狐が神域で静かに寄り添ってくれたことを思い出していた。

「……彦一君らしいです」

「やっぱそう思う? あいつ多分、いつも一人でいる俺のこと心配したんだと思う。自分自身何が何だか分かってない状況なのに。顔は怖いけど根はいい奴なんだよ。……あ、今の、彦一には内緒な?」

 そう言って孝二郎は照れくささを誤魔化すように笑った。口喧嘩はするしお世辞にも態度がいいとは言えないが、お互いがお互いのことを大事に思っているのは傍から見ていてよく分かる。彦一だって、本人は無自覚だろうが孝二郎の話を頻繁にするのだ。血は繋がっていなくても確かにこの二人は本当の兄弟なのだと思った。

「まあそんで、色々あってうちで暮らすことになって、彦一もそのうち身体を動かせるようになって喋るようになって、今はあんな感じだな。あ、ちなみにあいつ年取らないから外見はずっと変わらないままなんだ。だからガキの頃は兄ちゃんだと思ってたけど、今は弟みたいに思ってる。あいつ結構意地っ張りで子供っぽいところあるし。すぐ年寄りぶるけど目覚める前の記憶なんてほとんどないみたいだから実質伊澄ちゃんと同年代なんだよ。伊澄ちゃんもあんまりあいつのこと特別扱いしなくていいよ」

「……はい、そうしたいです」

「友達になってやってよ。……友達じゃなくてもいいけど」

 いつもの余裕綽々な含み笑い。反応に困って潔乃は苦笑を浮かべた。なんだか最近立て続けに彦一のことを任されている。孝二郎にもジーナにも意味深な目で見守られている気がして落ち着かないが……でも分かっていてなお背中を押して貰えるのは、素直に心強く思った。


 暑さの峠を越えてだんだんと過ごしやすくなってくる時間帯。御神輿の渡御を一目見ようと大勢の人々が中社参道に集まってきていた。潔乃は仕事を終え、美夜子たちとの待ち合わせ場所である中社鳥居の前で人混みに目を凝らしていた。ちゃんと合流できるか心配で何度もスマートフォンを確認してしまう。円窟神社は広いから迷っていないだろうか。今からでも自分が迎えに行くべきかもしれない――そんなことを考えていると、とんとんと指先で肩を叩かれた。みよちゃんだ。ぱっと破顔して勢いよく後ろを振り返ると、そこには怪物がいた。

「きゃっ!」

「あはっ、驚きました?」

 自分より少し高い位置にある怪物の顔――面を外して、男が朗らかに笑った。眼鏡をしていないので一瞬誰だか分からなかったが、この印象的な目元の笑い皺の持ち主は自分のよく知る人物だと理解して安堵した。大橋だ。

「大橋さんっ? どうしたんですかその格好……!」

「俺の正装ですよ。どうです、かっこいいでしょう」

 大橋はそう言うと両手を広げて得意気な表情を見せた。白衣に黒い鈴懸と袴。足元は白い脚絆が巻かれている。首からはもこもことした房の付いた袈裟を下げており手には錫杖と念珠、その他に名称の分からない装飾品を身に着けている。山伏のような格好だ。白黒の装束に猛禽類を思わせる鋭い嘴とぎょろりとした目を具えた漆黒の面を携えているその姿に、不気味な迫力を感じる。加えて、もちろん服装や身に着けているものが普段と違うのは分かるのだが、それよりもなによりも、一番目を引くのが――

「大橋さん、その、いいんですか……? 羽が……」

「おっ、気付きましたか。大丈夫、心配いりませんよ。堂々としてれば意外と怪しまれないもんです」

 真っ黒な翼が大橋の背中から覗いて見えて異様な存在感を放っている。たたまれた状態でも大橋の肩から膝くらいまでの長さがある。普段はしまっていると聞いていたがこんなに大きな翼を一体どこに隠していたのか。初めて目にしたので動揺してしまったが、大橋が妙に自信満々に問題ないと宣言するものだから流されてしまいそうになる。でもまあ、まさか本物の翼だとは誰も思わないだろうから大橋の言う通り堂々と振舞えば案外大丈夫なのかもしれない。潔乃の心配を余所に当の本人は「あはは~羽繕いしたいな~広げちゃだめかな~」などと言ってウキウキしている。

「潔乃ー! お待たせー!」

 そこへ聞きなれた元気のいい声が飛び込んできた。今度こそと思って声のした方へ振り返ると、浴衣姿の仁奈や美夜子、それに陸上部の友人たちが駆け寄ってくる姿が目に入った。

「わっ浴衣だー! みんな可愛い! すごく似合ってるよ!」

「ありがとー! えへへ、びっくりさせたくて黙ってたんだー」

「潔乃ちゃんは巫女さんの服じゃないんだね」

「残念。もう着替えちゃった。また今度見せるね」

 華やかな女子のグループに思わずときめいてしまって気分が高揚する。みんなすごく可愛い。花柄和柄金魚柄など、色とりどりの浴衣に、髪の毛も纏め上げて綺麗な髪飾りも付けている。自分も浴衣を着たい衝動に駆られたがさすがに時間もないし自分で着付けできないし……残念に思いつつも今回は友人たちの着飾った姿を楽しむことに専念しようと誓った。

「あれ? 巫女さんの服着てないじゃん。なんだつまんねー」

 少し遅れて男子のグループも現れた。颯真たち陸上部の面々だ。潔乃含めて女子五人、男子四人の大所帯ができて途端に混雑してしまった。潔乃は先程から隣でにこにこと様子を見守っていた大橋を友人たちに紹介した。

「この人は大橋さん。社務所で一緒に働いてて、いつもすごくお世話になってるの」

「こんにちは、初めまして。皆さん今日は楽しんでいってくださいね」

「こんにちはー! 潔乃の大親友の小岩井仁奈です! いつも潔乃がお世話になってますっ!……えっ、大橋さん、めっちゃ気合入ってますね。なにこれ羽? 本物みたい! すごーい、かっこいい!」

「あはは、そうでしょうそうでしょう。動かすこともできるんですよ」

 褒められて上機嫌になったのか、大橋は自前の翼をばさばさと動かし始めた。その大胆な行動に潔乃は思わず冷や汗をかいてしまう。完全に広げていない状態でも二メートル近くある大きな翼。艶やかな黒色が陽に透けて水墨画のような趣を醸し出している。横一直線に広げきったら物凄い迫力がありそうだ。

「えっなんでなんでっ? どうやって動かしてるんですかっ? 機械⁉」

「それは秘密です」

 大橋は仁奈の問いにいたずらっぽい笑みを浮かべてはぐらかした。それでも仁奈や陸上部の女子二人は大橋の後ろに回り込んではしゃいでいる。男子たちもすげーすげーと彼の翼を観察し始めた。数人に囲まれてすっかり人気者だ。

「おや、あちらにも天狗さんがいらっしゃいますよ。天狗の扇に撫でてもらうと頭が良くなるんですよ。これから受験を控えた青少年たちにはうってつけですねえ」

 人混みの向こうに天狗の集団を見つけた大橋が不意にそちらを指差した。

「マジですか! 俺馬鹿だからちょっと撫でてもらってきます!」

「私も私も!」

 すっかり祭りの雰囲気に影響されて興奮している颯真や仁奈たちが、小走りに天狗の集団へ向かっていく。騒がしかった場があっという間に静まり返ってしまった。残されたのは潔乃と大橋と美夜子の三人だけだ。

「あはは、若い人は元気があってよろしいですねえ」

「……それってうるさいって意味ですか?」

 楽しそうな仁奈たちの様子を微笑ましく見送っていた潔乃の耳に突然美夜子の声が届いた。しかし文脈がよく理解できなくて固まってしまう。今なんて?

 美夜子の淡々とした指摘に何も反応できずにいると、大橋が錫杖を持っていない方の手を肩の辺りまで掲げて、

「わあ、京都人差別や! そんな意味とちゃうねんけどなあ」芝居がかった大袈裟な調子で落ち込んだ声を上げた。

 すると美夜子が「ほんとに京都の人だったんだ」と独りごちる。二人のやり取りに入って行けない。潔乃はあたふたと首を左右に振って彼らの顔を交互に見比べた。

「冗談です。生意気言ってごめんなさい」

「いいですよ~。俺もそういうやり取り楽しんでるとこあるし。それにしても俺が京の人間だってよお分からはりましたねえ」

「喋り方とか雰囲気がそうかなって。親戚が下鳧しもがもに住んでるからなんとなく分かって」

「ほんまにっ? 俺鞍午くらまやし同郷みたいなもんやん! こんな遠いとこで故郷の名前聞けるなんて思わへんかったなあ。なんや嬉しいわあ」

「いや、私じゃなくて親戚が……」

「鞍午行ったことあります? ない? ええとこやしいつか来たってな~」

 普段の敬語基調の話し方がすっかりどこかへ放り投げられてしまっているし西のことばが止まらない。そのまま地元の話を続ける大橋に美夜子が珍しく気圧されている。助け船を出そうかと思ったがこんなにも押しが強い大橋を初めて見るので潔乃自身どうしたらいいか分からず立ち尽くしてしまった。

「おや申し訳ない、ちょっとはしゃぎ過ぎましたねえ。俺お祭り好きだからテンション上がっちゃいまして。いや~お恥ずかしい」

 美夜子が若干引いているのに気付いて(気付いた上で話し続けていたような感じもするが)大橋が話を止めた。恥ずかしいと言いながらも全然照れのない晴れやかな顔をしている。文字通りの意味で羽を伸ばせているから機嫌が良さそうだ。

 美夜子に謝罪した後そのまま大橋は遊びに行ってくると言ってこの場を去ってしまった。あっという間に人混みに紛れて姿が見えなくなる。すると、大橋の後ろ姿を手を振って見送っていた潔乃に美夜子が少し疲れたような声で話し掛けてきた。

「……ずいぶん陽気な人だね」

「今日は特別明るかったよ。普段はもうちょっと落ち着いた感じの人なんだけど、お祭り楽しいんだろうなあ」

 誰に対しても物怖じしない美夜子が対応に困っている様子を見られてちょっと得した気分になる。こんなこと美夜子には言えないけれど。なんでフォローしてくれなかったのかと怒られそうだ。

「あれぇー? 大橋さんいなくなっちゃった」

 天狗に頭を撫でてもらいに行っていた仁奈たちが戻ってきた。その満足そうな表情から目的は達成されたのだと分かる。自分もお願いすれば良かったかと思っていると、美夜子がきょろきょろと何かを探すような素振りをして、

「ねえ、そういえば八柳君は?」と問い掛けてきた。

「ひ……八柳君はまだ用事が残ってるんだ。近くにはいると思うけど」

「八柳君?」

 目を丸くした颯真が会話に割って入ってくる。驚いたような顔をしているので潔乃は説明を加えた。

「あれ? 知らない? 私と同じクラスの八柳彦一君。円窟神社の宮司さんの孫なんだよ」

「学校に来てた人がそうなんじゃねーの?」

「あの人は八柳君のお兄さんなんだ」

「へぇー……」

 颯真の目がすっと細くなり、感情の消えたような冷たい表情が現れた。しかし不思議に思った次の瞬間にはいつも通りの清々しい笑顔に戻っていて「知らなかった。そんな奴いたんだな」と呟いたきりその後に続く言葉はなかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る