第14話 とる→せきかのまじゅつしょ
「プーリス!」
わたしはねむりのまほうでゆかをつついている
おんなをねむらせることにした。
わたしのぜつだいなまりょくにあがらえず
おんなはふかいねむりについた。
わたしはおんなにゆっくりとし
たあしどりでちかづいていった。
まちがいない。このかおはエブリン。
かのじょのちをひくもののしそんで
あることにまちがいない。
ゆかをぼうきれでつついていたりゆうは
わからないがかのじょもまた。
わたしのちゅうじつなぶかなのだろう。
ほうちしておけばしんにゅうした
ぼうけんしゃどもをかってに
しまつしてくれるにちがいない。
わたしはかのじょをそのばにのこし
さきにすすむことにした。
わたしはぞうしょこにはいった。
たくさんのほんがほんだなにおさめられている。
ほんはいずれもほこりをかぶっており、
もちだささられたりあらされたりしている
けいせきはない。ルーカスがしかけておいた
わなのおかけが。エブリンのしそんか。
めいきゅうにすまうまものたちか。
いずれにせよぼうけんしゃども
はここまでたどりついてはいないのだ。
わたしはなおもほんだなをしらべた。
なんとわたしはいちばんしたのたなに
せきかのまじゅつしょをはっけんした!
これはかいすうせいげんがあるものの
むえいしょうでせきかのまじゅつを
しようかのうなまほうのしなではないか。
わたしはこれをもっていくことにした。
せきかまほうのしょはおおきく。おもく。
そしてほんだなのしたにそんざいしていた。
ああ!ああ!なんということだろうか!
たなのしたにあるおもたいほんをいっさつ。
ただいっさつひきぬいただけ。
ただそれだけであったというのに!
ほんだなはわたしにむかってくずれ、
すべてのほんがわたしにむかって
おおいかぶさってきたのだっ!
そのかずとおもみはわたしのぜんしんのほねを
こなごなにうちくだくのに
じゅうぶんなものだった。
わたしはじぶんのほねがくだける
おとのむこうがわに、かすかにではあるが
ひかりのめがみがちょうしょうするこえを
たしかにきいていた。
ざんねん!わたしのふくしゅうのたびじは
ここでおわってしまった!
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