マオウゲイト

第7話 まほう→えたーなる

わたしのぼしょをまもってくれたこのいぬたちに

わたしはさいこうのほうびとして

わたしみずからいのちをうばってやることにした。

「エターナルカースオブデース！

おまえたちはしぬー！」

いぬのむれはしんだ。

エターナルカースオーブデスはそくしまほうだ。

やみぞくせいのさいこうまほうであり、

せいめいあるそんざいのいのちをうばう。

しょうひまりょくのおおきさ。

えいしょうじかんのながさ。

えいしょうちゅうむぼうびになる。

うごきがとまる。

けってんがおおいまほうだが、

わたしのねむりをまもってくれた

ちゅうけんたちにはさいこうのほうびだろう。

わたしはさきにすすむことにした。

わたしのまえにきょだいな。まっかな。

ドラゴンがあらわれた。

おお。あれはわたしがせんねんまえに

わたしがペットとしてかっていた

ちいさなひとかげではないか。

こんなりっぱすがたになって。

しゅういには

ぼうけんしゃのものらしきほねや、

かれらがもっていたであろうつるぎやたてが

ゆかにちらばっている。

あのものもまた。

わたしのぼしょをまもっていたにちがいない。

わたしはあんしんして

ドラゴンのまえをとおりすぎる。

ゴウ。というおととともにドラゴンは

はげしくもえさかるほのおをふきつけた。

ああ！ああ！なんということだろう！

せんねんというさいげつは

ドラゴンにとってもながすぎたのだ！

かいぬしであるわたしのかおすらも

ぼうきゃくしてしまうほどに！

もはやわたしはひろうほねすらのこさず、

もえつきてしまうだろう。

ほのおのすきまから、わたしをちょうしょうする

ひかりのめがみのすがたがみえた。

ざんねん！わたしのふくしゅうのたびじは

ここでおわってしまった！