第60話 第二回ラジオクローネ!②
「さて、さっそくだがコーナーにいこうか」
「はい、それでは……リーゼの見習い魔王相談所!!」
それっぽいジングルを流した後にリーゼがタイトルコールを行い、それっぽく私がデザインしたコーナータイトルを画面に出す。こういうときデザインをかじっていると小道具の用意に苦労せずに重宝するのだ。
:いえーい!
:相談所きちゃ!
:めっちゃラジオしてるじゃん
:本格的やな
「このコーナーでは見習い魔王であるわたくしがリスナーの皆様からのお悩みを解決していくコーナーです。まお様には魔王としてわたくしのアドバイスが魔王にふさわしいかジャッジしていただきます」
「リーゼがどんなアドバイスをするか楽しませてもらうよ」
基本的にはリーゼのアドバイスに茶々を入れればいいので気楽なものだ。あらかじめ採用するものも選んでいるのでリーゼからして言葉に詰まってしまう事も少ないだろう。
「がんばりますっ、皆様も応援してくださいね?それでは最初はこちらです」
:応援するよー
:がんばれー
:こまったらまお様に投げちゃえ
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今夜の晩御飯カレーにするかシチューにするか悩んでます
どっちがいいでしょうか?
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:どうでもよくて草
:しょっぱなからどうでもいい
:草
「ええと……本当に一番最初の相談がこれでいいのでしょうか……?」
「送ってきてくれた奴にとっては死活問題かもしれないからな」
:そうかな?そうかも
:カレーやな
:シチューやろ
:あえてのハヤシライス
:いやビーフシチュー
「コメント欄も意見が割れているようですね……それではわたくしからのアドバイスは……、シチューにしましょう!」
「ほう?その心は?」
:シチュー派わい大勝利
:シチューしか勝たん
:そんな……
:やっぱ大正義シチューなんだよな
もったいぶったドラムロールの後に断言するリーゼ。エコーまでかけてあげればさも重大な決断を下したように聞こえてくるから不思議なものだ。調子のいいコメント欄はすでにシチューまみれ。カレーや他のメニューを挙げていたメンバーですら即効手のひらを返している。
「ええと……この前はカレーを作ったので今度はシチューを作ってあげたいと思いまして……」
「……リーゼ?」
:ん?
:ちょっと待って
:相談関係なくて草
:まお様も困惑してるやんけ
:ちょっとーそのシチュー甘すぎんよー
このお題を選んだのは私だが、まさかそんな回答になるとは予測もつかず一瞬固まってしまう。
「それでは……我が判定しよう。……シチューならば翌日にカレーにすることも可能だからな。そういう意味では合理的ではないか?オススメはSDの赤缶を振りかけるだけでかなり印象が変わって我は好きだぞ。よりカレーっぽくしたいならコンソメを追加したり他のスパイスを追加するのもありだ。ちなみにカレールーを入れるのは良いバランスを見つけないと味がぼやけてしまうので試行錯誤してみてくれ」
:魔王とはいったい
:もう主婦やんけ
:所帯じみてて草
:まおは料理できるからな
:ガチアドバイスで草
:今度やってみるわ
:突っ込み不在の恐怖
いや、シチューに赤缶は本当にオススメだからやってみてほしい。
「なるほど……勉強になります……。では次のお悩みにいきましょう」
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私もまお様やリーゼちゃんのようにVtuberとして活動したいと思っているのですが
お二人のように歌もトークもうまくなくて……
イラストは多少書けますが趣味レベルです
こんな私でもうまくやっていけるのか不安で……
何かアドバイスを頂けないでしょうか
ちなみに
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:真面目系きたな
:落差で風邪ひくわ
:ほんとVtuberも増えたよなぁ
「これはわたくしなんかよりまお様に答えて頂いた方がいいとは思いますが……わたくしからのアドバイスを……、わたくしは立派な魔王になるためVtuberになりました。デビュー配信でもお話しましたがわたくしの所属とデビューの経緯は少し特殊ではあると思うのですが、後悔しないために行動した結果だと思っています。こんなデビューしたての若輩者が偉そうにと思われてしまうかもしれませんがまずは行動してみること、もし今もデビューに向けて何か準備をしていらっしゃるのでしたら是非それを続けて諦めない事。それが大切だとわたくしは思います」
個人勢の頃から、リスナーから同業者から何回も聞かれた記憶のあるそれ。それをデビューしたばかりのリーゼに答えてもらうというのは酷かもしれない。ただの理想論だと言われてしまえばそれまでだろう。生存者バイアスだと論じられてしまうことだってあるだろう。それでも結局はリーゼの言う通り何か行動しなければ何も始まらない。
「では我からは少しだけ。まずはVtuberになって何をやりたいのか、何を成し遂げたいのかそれをしっかりと考えて行動すること。我だって歌もイラストも周りを見ればまだまだだと思っているよ、歌に関しては同期の成長が著しくてな」
:真面目だ
:周りがすごすぎるんだよなぁ……
:まお様といえばSILENT先生に天使ちゃんおるからな
:今日もリーゼちゃんと歌うんかな?
「そんな……恐れ多いです、ちなみにまお様の今の目標をお聞きしても?」
「我は今も昔も変わらないよ。配信でも動画でも作品でも……我の作ったもので、我の声で誰かの心を動かしたい。それに尽きる、我自体そうやって動かされた一人だからな。差し当たっては動かしてくれた者たちへ恩返し中といったところか」
ついこの間、リリスと思い出話をしたからだろうか……今まで関わってくれた人たちの姿や目にした作品たちが脳裏に浮かぶ。
「素敵です……わたくしもそんな魔王になれるように頑張ります」
私の言葉に感銘を受けたように言葉を紡ぐリーゼであるが、その彼女からして私の心を動かしてくれた一人であるのだ。
「あとオーディションについては我から適当な事を言うわけにもいかないので事務所に確認してみたが、今のところは未定という回答だった。まだまだ新設の事務所ということもあり色々と調整中らしいので何かあれば事務所から発表されるだろう」
「もしもご一緒することがあれば楽しみにしてますね」
:なるほど
:ちゃんと確認したのか
:まぁそうよな
:応募開始したらめっちゃ来そう
:今のところだから希望はありそう
もともとが私のための事務所ということであったが色々あって現在のような状況だ。マリーナとの話の中で私の意思を確認されたこともあったが運営についてあまり口出しすべきではないと思っているので任せてしまっている。昨今のVtuber業界を見れば人数自体も増加傾向であり、企業も大きなところから小さなところまで次々と参入している。時流に乗るとするならば遅かれ早かれ動きがあることだろう。
……
「では次が今回最後の相談ですね」
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気になる人へのアプローチに悩んでいます
相手はとても素敵な方でライバルが沢山いるのですが
誰にでも優しくて少し鈍感なところがあり中々難しいです
お二人ならどのようにアプローチしますか?
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:恋話きちゃ!!
:いやこれ……
:すごく見覚えある状況だな……
:そういう人いるよなー(棒
「恋に関する相談ですね!わたくしもこの方のお気持ちよくわかります!わたくしならば、とにかくライバルの方々に負けない状況を作るのが一番だと思います。誰にでも優しくて鈍感な相手には言葉を尽くしてもうまく伝わらないことが往々にしてあるでしょう。一緒にいる時間が増えるような状況に誘導したり……状況と周りを味方につけるのです!もちろんライバルの情報収集も怠ってはいけませんよ?まお様はどう思いますか?」
:やけに具体的で草
:これはためになるわ
:苦労してそうやなぁ……
お悩み相談には定番であり盛り上がりも期待できるので採用したものであるが、いつになく流暢に受け答えるリーゼを見て正解だったと手応えを感じる。ひとつ気になるといえば私へ話を振る際に多少の圧があったような気がすることであるが。
「我ならば……か。月並みな言葉になってしまうが真摯に気持ちを伝え続けるしかないのではないか?少なくとも我ならばそうすると思う」
:ピュアすぎる
:これは苦労しますわ
:リーゼちゃんの方がしっかりしてるな
:そういうとこやぞ
なんだか散々な言われようだが、たしかにリーゼのような具体的なアドバイスと比べればそう思われてしまっても仕方ないだろう。学生時代からそれなりに同性から相談を受けてはいたのだが、答える度がっかりするような、どこか諦めに似た視線を向けられることが多かったので向いていないという自覚はあるのだ。
「わたくしも応援しているので一緒に頑張りましょう!それでは沢山のお便りありがとうございました!見習い魔王相談所ではあなたのお悩みをお待ちしています」
「気軽に送ってきてほしい待っているぞ」
「それではお待たせいたしました……全世界、全魔界のまおにゃんファン待望のこの企画……」
「……、まおにゃん対策本部」
:きちゃ!!
:まおにゃんコーナー!!
:タイトルコールやる気なくて草
:いえええええええええええい
:待ってた
:まおにゃーん!!
私の当番回ということもあり全部不採用にしてコーナーなしにしてやろうかとも思ったが、送られてきたお便りの数が圧倒的すぎてそれを無視するわけにもいかず……タイトルコールと共にこちらもジングルを流しリーゼから数回リテイクを受けたタイトルロゴを表示する。何をして彼女をそこまで駆り立てるのだろうか。
「このコーナーでは皆様大好きなまおにゃんをいかにしてこのラジオのゲストに呼ぶか、実現に向けて皆様と一緒に考えていくコーナーです」
「いや、このコーナーに我がいるのはおかしいのではないか?」
「まおにゃんの正体はまお様だったのですか!?」
「えっ、いや……」
「では問題ありませんね、一緒にまおにゃんゲスト実現のために頑張りましょう!」
:すげぇまお様が押されてる
:まさかまお様がまおにゃんな訳……
:草
:まおにゃん一体何者なんだ……
有無を言わせない勢いに引いてしまったがコメントも味方につけたリーゼが恐ろしすぎる。よくここまで配信慣れしたと喜ぶべきか……。このコーナーに関してはすべてがリーゼ主導ということもあり油断ができない。
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食べ物で釣るというのはどうでしょう?
まおにゃんの好物をお二人は知っていますか?
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「なるほど、まおにゃんといえども好物があれば来てくれるかもしれませんね。まお様は……いえ、まおにゃんは何が好きだと思いますか?」
:まお様って言ってるやんけ
:草
:やはりまお様が……?
「にゃんというくらいだから魚が好きなんじゃないか?」
「お魚ですね!ちなみにまお様は好きなお魚ありますか?」
「……、そうだな。基本的に何でも好きだが……あえて言うならよく
:あーあれ美味いよな
:アラスカメヌケか
:あれわいも好き
:煮付けおいしいよねー
:やっぱり家庭的なんだよなぁ
「赤魚……ですね。覚えておかなきゃ……それではお次にいきましょう」
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まおにゃんのことはあまり存じ上げないのですが
お二人のママであるSILENT先生に
お願いすればなんとかしてくれそうな気がします
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:存じ上げない(大嘘)
:SILENT先生は特効すぎる
:的確すぎて草
:絶対ノリノリで立ち絵用意スルゾ
「わざわざ忙しいSILENT先生にお願いするというのはやめておいた方がいいと思うが……」
「まお様がそう仰るならばやめておきましょうか」
:SILENT先生絶対このラジオ聞いてるやろ
:なんならSNSで拡散してたからな
:SNSで反応してて草
:ほんとだ草
:いえーいSILENTマッマ見てるー?
:SILENT先生もよう見とる
:リゼにゃんも書いてもろて
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SILENT@SILENT_oekaki
立ち絵の依頼お待ちしています
#ラジオクローネ! #まおにゃん対策本部
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あいつ……。さぞかしファンたちによって拡散されたのであろう。#ラジオクローネ!でチェックすると一番上に表示されるメッセージが目に入り愉快げに笑う
「実現する際にはSILENT先生にお願いすることにしましょう、先生ありがとうございます!」
……
それからも真面目な提案や完全にネタに振り切った内容などが紹介され、それぞれに一言コメントしていったが。リスナーもリーゼも本当にそこまでして見たいものなのだろうか……。
「沢山のお便りを頂きましてすべてを紹介したいのですが、残念ながら次が最後になります」
「ようやく最後か……」
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お二人が何か勝負をしてリーゼちゃんが勝ったら
ゲストというのはどうでしょうか?
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:いいじゃん
:それだ
:天才
:完全に罰ゲームで草
「それだと我に利点がなさすぎるではないか……」
「ではまお様が勝てばリゼにゃんを……もしかして負けると思ってらっしゃるのですか?」
「……そこまで言われれば受けない訳にもいくまい」
リゼにゃんなんてお願いすればすぐに出てきてくれるので甚だ不平等な気はするが、挑発しているのであろう含みのある言葉と目線を送られればわからせてあげる他ない。
「では次回……勝負内容についても皆様から募集しましょうか」
「そうだな、なるべく公平なものを送ってきてくれ」
:これはコネクトフォーしかない
:楽しみすぎる
:リーゼちゃんファイト!!
:全リスナーの希望がリーゼちゃんに託された
「まだまだまおにゃん対策本部は皆様からのアイディアをお待ちしています!」
「我としてはもう十分なんだが……」
次回以降への盛り上がりを残しつつ綺麗な締め……、コーナーの構想から採用まですべてを任せてほしいと豪語したリーゼだけあってきれいにまとまっている。
「では最後にリーゼと一曲歌ってエンディングとしよう」
「今回はまお様選曲です!」
:デュエットきちゃ!!
:何歌うんだろう
:うたみたは出す?
:楽しみー
「うたみた動画は……、用意しているよ。ラジオ終了後に投稿するのでそちらも楽しみにしておいてくれ」
:やったー!!
:さすまお!
:助かる
収録やMIXなどの音周りは事務所にお願いし、イラストはいつものごとくSILENT先生。そして動画は私。一人でやっていたときに比べて分業できているし、静の筆の速さと私が専業になったことで作業時間が容易に確保できるようになればこそだ。
それに今回のは元曲MVに寄せて作っているので私の負担はそれほど大きくはない。
歌う準備のために一度待機画面へと切り替わったのを見てリーゼへと視線を向ける。その姿は前回のように思わず手を握ってあげたくなるような弱々しさは感じられない。緊張はしているようだが……適度な緊張感を保てているようにも見える。
自身の準備が終わったところで目配せすれば向こうも軽く微笑んで頷いてくれる。これならば大丈夫だろう。
待機画面からデュエット用の二人でマイクを挟んだ配信画面へと切り替え一度呼吸を落ち着け音源を流し始める。
わざとブレス音を入れて一拍置いてからの歌い出し、韻を踏んでの歌詞は歌っていても小気味好い。心配していた英語の部分も問題なく歌えて一安心する。
私のパートが終わりリーゼの歌声が響き始めれば、流石というべきか流暢な英語で見事に歌い上げている。私のように耳コピの要領ですべてルビを振り、言語としてではなく音として歌っているのと違い発音に怪しいところがまったく感じられない。
ノリの良い曲調に合わせて私の日本語とリーゼの英語がそれぞれ掛け合い自然とリズムに合わせて身体が揺れてしまう。ほとんど英語部分はリーゼの割り振りになっているが、それでも一部は担当になっているのでリーゼに教わった事を意識しながら慣れない発音で歌う。
もともと二人の作曲者の名前が歌詞になっている部分は歌い手の名前に歌い替えるのが定番のお約束。自然と互いの顔を見合わせて笑みがこぼれてしまう。
ノリノリで未練など微塵も感じさせないような前向きな別れの歌。最後に力強く曲名を繰り返し曲が終わる。
:英語うっま
:888888888
:ほんと楽しそうに歌うなぁ
:めっちゃいい
「リーゼと歌うならぜひこの曲を歌ってみたくてな」
「わたくしは今回知ったのですが、とても前向きでノリが良くてすぐに好きになりました」
:二人共英語いけるん?
:歌詞ほんと好き
:かっこよかった
:まお様に英語は……
「我の英語はそれっぽく歌っているだけだよ、リーゼに色々アドバイスをもらったおかげで多少はマシになったと思うが」
「わたくしは日常会話くらいなら英語でいけますね、ただ母国語はドイツ語なのでネイティブレベルではないですが」
:えっ?
:ま?
:すご
:トリリンガルやんけ
:完全に日本人だと思ってた
:エリートすぎる
何不自由なく日本語でコミュニケーションをとっているリーゼであるが、ルーツはドイツにあり母国語であるドイツ語はもちろん英語もお手の物。それでいてなんの違和感もなく日本語を喋るので何か言語に関する魔法でもあるのかと思ったが返ってきた答えは普通に覚えたとのこと……。意思を伝えるだけであれば魔力による会話でどうとでもなるらしいが、言葉にして話すためには地道に学ぶしかないらしい……。
「そんなリーゼとだからこそ英語がふんだんに入っているこの曲を選んでみた、もとの歌詞分けも日本語と英語で分かれていたからな。そして歌う前にも言ったがこのあと動画も我のチャンネルに投稿する。そちらは我の英語もなかなかのものだぞ?」
収録ならば納得いくまで録り直せるし色々と直してもらえるのでかなりいい感じになっており、MIXの偉大さを改めて実感することになった。生歌は生歌でライブ感というかそういったところで楽しんでもらえばいいのだ。
:なるほど
:楽しみー
:またプレミア公開?
:一緒に見たいなー
「前回と同じくプレミア公開だな、また我とリーゼで一緒に見るのでそちらもよろしく頼む」
「わたくしも仕上がったものはまだ見ていないので楽しみです」
「では第二回ラジオクローネもそろそろ終わりの時間だな」
「終わりの挨拶はどうしましょうか」
:おつクローネやろ
:おつクローネ
:安直だけどまぁ
:せやろな
まぁ、おつまおよりかはラジオに相応しい挨拶ではあるだろう……。
「すっかり定着しそうですね」
「わかりやすいといえばわかりやすいからな、それでは次回また会おう」
「「おつクローネー」」
:おつクローネ!!
:おつクローネ~
:たのしかったー
:プレミア公開に移動だー!
:次回も期待
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