第53話 四姉妹?

「それでリーゼはんはまおちゃんのどこが好きなん?」

「ちょっと甜孤てんこ


 まお様に促されるままソファに腰を下ろすと早速質問が飛んでくる。その内容にまお様は呆れた表情を浮かべ抗議の視線を向けているのだが全く意に介していない様子の宵呑宮よいのみやさん。


「とにかくお優しいですし、なにより憧れの方ですので……」


 どこが好きかと問われればいくらでも答えられるのだが一番理由として大きい所を述べる。配信者としても魔王としても根底にあるのは憧れ。まお様のようになりたいという思いがあればこその気持ち。


 そんなわたくしの答えを聞いて、ふうんとこちらを見定めるような視線を向けてくる宵呑宮さん。Live*Liveの二期生で、まお様とほぼ同時期に活動を始めた天狐てんこVtuber……。


 天狐というのは妖狐の一種であり、その中でも最上位の存在とされている。その伝承に違わずその身に纏う魔力……彼女に言わせれば妖力とも呼ぶであろうそれは間近で感じれば嫌というほど存在感があり、思わず身構えてしまうほどであった。

 まるで隠す気配がないそれはこちらの反応を伺っているのか、それとも無頓着なのか。初対面から夜闇やあんさんになりすまして挨拶してくる所からもその真意はどうにも計りきれない。


「憧れ……」


 ぼそりとわたくしの答えを呟きこちらに視線を向けてくるもう一人は個人勢であり、まお様よりも先に活動を始めていたサキュバスVtuberである夜闇さん。

 あまりに配信時と様子が違ったため困惑してしまったがまお様曰く配信以外はこちらが彼女の素ということらしい。配信からはまったく想像もつかないし、少なくともわたくしの記憶の中ではつねにハイテンションな夜闇さんという姿しか見たことがない。


 サキュバスということで天狐であるところの宵呑宮さんよりは魔族として随分馴染みがある種族ではあるのだが、その姿にはどうにも違和感を覚えてしまう。なんというか、その身に纏う魔力は意図して薄くしているにしてもどうにも希薄に感じてしまうのだ。配信越しでの夜闇さんでももう少し感じるものはあったように記憶しているのだが……。


 ともかくこの二人からしてこちら側の住人……。まお様の周りはそういった手合いが本当に多い。魔王を名乗っているのだから必然なのかもしれないが、それにしたって本物がこれでもかと勢ぞろいなのは何らかの意図を感じずにはいられない。


「お二人はどうなのですか?」

「ちょっとリーゼ……」


 わたくしばかりまお様への思いを告げさせられるのはどうにも公平性に欠ける気がして二人にも話を振ってみる。困ったようにこちらを見るまお様は少しだけ可哀想だが、二人とわたくしの共通の話題といえば今のところ黒惟くろいまおであることは疑いようのない事実であり、円滑なコミュニケーションを取ろうと思えばこその話題。


 それに困ったまお様の表情というのも可愛らしくてついそっち方面へと話を進めてしまうのだ。


「優しいし……かわいい……好き」


 余計な装飾などいらないとばかりに告げられた言葉は、その短さ故に破壊力を増しているのだろう。視界の端に映るまお様は恥ずかしそうに頬を赤らめている。普段配信上では好き好き言っている夜闇さんからの素の告白はまお様からしてもあまり馴染みがないのだろうか、その効果はてきめんらしい。


「照れちゃってかわいらしいなぁ、たらしイケメンムーブしてくるけど意外と押しに弱いのもポイント高いわー」

「それはたしかに……」


 特にこの二人といるときのまお様は配信でもそれ以外でも普段より随分と押され気味だなと感じる。長年の付き合いが生み出す空気感とでも言うのだろうか、わたくしと居る時とも違ってずいぶん新鮮だ。


「あーもう、好き勝手言ってくれて……、作業に戻るから三人はのんびりしてて」

「あっ、まお様……」


 言われっぱなしに耐えかねたのかまお様が立ち上がり作業をしていた防音室へと向かっていく。のんびりしててと言われても来たばかりでなにも手伝えていないのに一人で向かわせるのは何だか申し訳ない。


「そのっ……」

「甜孤たちのことはおかまいなくー」

「行ってらっしゃい……」


 そんなわたくしの気持ちを汲んでくれたのか、お茶を飲みながらお茶請けをつまみ始める二人。そちらに向かいぺこりと軽く頭を下げ後を追うように防音室へと足を進める。


「まお様お手伝いしますっ」

「リーゼ?二人と話してて良かったのに」

「お二人とのお話も楽しいですが本来の目的はお手伝いでしたし……、快く送り出していただきました」


 もういいの?と後ろを振り返り首を傾げるまお様には少しだけ言い訳じみた言葉を返してしまう。お手伝いに来たというのは本当だが、まだあの二人とまお様抜きで話すというのは距離感も含めてもう少し慣れが必要そうだ。


「どう?あの二人は」


 二人して防音室につくと後ろからは宵呑宮さんと夜闇さんが何やら話している声が聞こえてくる。あちらはあちらで色々と話しているのであろう。


「夜闇さんには驚きましたが……、やり取り自体は配信とあまり変わらないのだなと」

「それはねぇ付き合いも長いし、なんだかんだ言って気にかけてくれているのはありがたいよ」


 どこか遠くを見るような目でリビングへと視線を向けるまお様。その先はリビングで談笑している二人だろう、わたくしの知らないところで色々あったのは想像に難くない。そんな彼女を見て少しだけ……三人の関係性を羨ましく思ってしまう。


「さて、せっかく手伝いに来てくれたんだし、ちょっとこっちで試してみてくれない?」


 そう言われて招かれるのは配信機材などが並びディスプレイに囲まれている配信スペースではなく、その後ろの空間に用意された複数人での配信を意識したような一角。収納もかねた低めのスツールに囲まれたテーブルの上にはノートパソコンとタブレット端末、マイクに加えてスマートフォンなどのカメラを固定するためのクリップが備え付けられており、すでに各機材の接続やセットアップが完了している。


「これにスマホつけて、そうそう。このケーブル使えば充電しながら接続もできるから」


 軽く説明を受けながら言われたとおりに接続し、スツールに座って自宅でしているように配信用のアプリを起動する。


「それじゃ私も隣に……っと。うん、問題なさそう。前に比べたら広くてほんと最高……」


 隣にまお様が座り同じようにスマートフォンをセットして横並びになってもスペース的にはまだまだ余裕がある。この感じだと三人までは余裕だろうし工夫すれば五人くらいはいけそうな気がする。もっともそこまで大人数になるとさすがに手狭に感じてしまうだろうしスタジオを使うような案件であるとは思うが。


 セッティングしたまお様も満足そうに頷きノートパソコンに映る黒惟まおの姿とリーゼ・クラウゼの姿を眺めている。画面上でも左右に揺れる彼女からみてずいぶんご機嫌のようだ。


「ご機嫌ですね?」

「そりゃねぇ、気に入ってたとはいえ前は狭かったし……これで気兼ねなく色々な人呼べるって思うとね。次のラジオクローネまでには何とかしておきたかったし」


 次回のラジオクローネ!はまお様の当番回であり配信もまお様の部屋でやる予定だったのでこの環境ならば快適にこなせるだろう。そう遠くない次回のラジオクローネに思いを寄せて微笑する。


「そろそろあの二人にも働いてもらおうかな、呼んでくるね」


 そう言って立ち上がったまお様はリビングへと向かって歩き出す。おそらく四人での使い心地も試したくなったのであろう、いつかは今日のメンバーで配信するような日が来たりするんだろうか。そんな光景を思い浮かべながら見送ると少しして遠くから甜弧、リリスと呼びかける声が聞こえてくる。



「りーぜはねーほんとうにかわいいんだよー?」


 無事に引っ越し作業も終わり引き上げようかと思ったところで三人に引き止められ、手伝ってくれたお礼と引っ越し祝いだと四人でささやかな祝宴を始めたところまでは良かった。

 お祝いなのだからと宵呑宮さんによって持ち込まれた日本酒はたしかにいいもので、「簡単なものだけど」とまお様と夜闇さんが作ってくれた料理も申し分ない。


 しかしこの祝宴のホストたるまお様は、いつかの配信のように勧められるままに強めの日本酒を口にし、酔っ払い……今はわたくしの肩を抱いてひたすらに頭を撫でている。


「まおちゃんはすっかり妹ちゃんに夢中やねぇ」

「姉バカ……」

「どっちかっていうと親バカやない?」

「まお様その……恥ずかしいです……」


 宵呑宮さんと夜闇さんはそんなわたくしたちの姿を肴に笑いながらお酒を楽しみ、まお様に至っては離してくれる様子はみじんもない。


「だれがお母さんだってー?私たちのママは天下のSILENTマッマなんだからー。りーぜもまおおねーちゃんでしょー?」

「姉妹増えた……」

「そういえばそうやね、今度からは四姉妹で売っていくのもいいかもしれんなぁ」


 ケラケラと笑いながら杯を傾け何か思いついたようにスマートフォンを取り出す宵呑宮さん。そのままこちらに向けてパシャリと写真を撮られる。


「宵呑宮さん……?」

「ちょっとー写真は事務所通してもらわないと困りますよー」

「仲良し姉妹のショットいただきましたー。SNSのDMで送るのはあれやし……、アプリのほうで送るからこのIDにコンタクトもらってもええ?」


 手早くアカウント情報の画面を表示させこちらに見せてくれたので、抱きつかれながらなんとか自身のスマートフォンに手を伸ばしそのIDにチャットを送る。はいはいと軽くあしらう宵呑宮さんは酔ったまお様の相手など慣れたものなのだろう。


「お、来た来た~。ついでやからリリスも登録しときー」

「むぅ……勝手に人の妹を……。お母さん許しませんよーこんな狐とお付き合いするなんてー」

「姉言うたり母親言うたり忙しいなぁ……」

「ん……登録した……」


 いつの間にかグループチャットに夜闇さんも現れフレンド申請が飛んできたので承認する。

 一方、相手にされていないことがつまらないのか可愛いらしく膨れるまお様。どうにもこの三人が揃うと酔っているということも大いにあるのだろうが言動が幼くなっているような気がする。


 まるでお気に入りのオモチャを取られまいと宵呑宮さんから隠すようにギュッと抱き寄せられてしまって余計に身動きが取れない。

 お互い動きやすいシャツという薄着なこともあり、より相手の体温と柔らかな感触が伝わってくる。しかもお酒のせいだろうか体温も吐き出す吐息も妙に熱っぽく感じてしまう。


「ま、まお様……」

「……おねーちゃん」

「え?」

「まお、おねーちゃんでしょ?」


 呼び方が気に入らなかったのだろう、ジトっとした目つきで見つめてくるまお様。もとい、まおおねーちゃん……。おそらく楽し気にこちらの様子を眺めている二人に助けを求めようと視線を彷徨わせるが完全に傍観を決め込んでいるようで期待はできない。しかも宵呑宮さんにいたってはシャッターチャンスとばかりにスマートフォンを再度構えている。


「ほーら、呼んで?」


 なかなか呼んでくれないことに痺れを切らしたのか、一瞬抱きしめられる力が弱まったと思えばすぐにソファーの背に押し付けられまお様の両手はわたくしの頭の横……。


「壁ドン……」

「これは壁ドンやない……ソファードンッや」


 何事か横から声が聞こえてくるがそれどころではない。本人からすれば圧をかけているつもりなのだろうが……吐息に混ざって酒精の香りまで感じられるほどに近い距離。無意識にごくりと飲み込んだ音がやけにはっきり聞こえてくる。


「ま、まおおねーちゃん?」


 別段呼びたくない訳でもないしいつもの癖でまお様と呼んでしまっていただけなのだが。今までにない事に声が上ずってしまう。それでもそれを耳にしたまお様は満足げにニヘラと緩く笑う。


「あっ……」


 ゆっくりとまお様の顔が近づいてきて、思わずギュッと目を瞑る……。こちらに身体を預けるようにまお様が倒れ込んできて……そして……。


「すぅー、すぅー」

「……まお、おねーちゃん?」


 来るべき衝撃に備えていたのだがそれは訪れず、かわりに耳元には静かな寝息が聞こえてくる。状況を確認すべく目を開けてみればなんてことはない、まお様はそのままわたくしに身体を預け寝てしまったらしい。


「いやーいいもの見せてもらったわー」

「スクープ……」


 ピロンとカメラのシャッター音とは違う音が横から聞こえてくる。そちらに視線を向ければ満足げにスマートフォンの画面を見ている二人。てっきり写真を撮られているものだと思っていたのだが動画だったらしい。


「これも送っておくからうまく活用するとええよ~」

「貸し一つ……」


 たしかに先ほどの写真も含めこの動画は門外不出もいいところであり、まお様の弱みになりえるだろう。ひとつ問題があるとすれば一緒に写っているわたくしにとっても同じことではあるのだ……。つまり二人の弱みが宵呑宮さんの手にあるということ。


「くれぐれもご内密にお願いします……」

「ふふふ、口は堅い方やから」


 目を細めニコリと笑みを深める姿は狐を思わせるもので目の前にいる相手が天孤であることを思い出させる。これは危ない相手に借りを作ってしまったかな……とも思うが、まお様絡みで不義理な事はしてこないだろうという信頼もある。


「さて……主催が寝てしまったしお開きやね。まおちゃん運ぼか?」

「いえ、わたくしが……」


 いつもは宵呑宮さんがその役目を担っているのだろうか、自然と申し出てくれるが緩く首を振って慎重に抱きかかえて立ち上がる、そのままだと地に足がついてしまいかねないのでお姫様抱っこだ。

 身長差からして寝ているまお様を抱えて寝室まで運ぶのは通常であれば難しいだろう。しかし、こちらは魔族であり魔王の娘。少しばかり身体に魔力を巡らせ活性化させれば大人の女性一人運ぶことなど造作もない。


「流石、魔界のお姫様やね」

「こっち……」


 そんなわたくしの様子を見て含みのある言葉を投げかけてくる宵呑宮さんの視線は心なしか鋭さが戻っている気がする。寝室へと続く扉を先導する夜闇さんが開けてくれたのでその後に続いてベッドにまお様を寝かせ、寝顔を見守ってから静かに扉を閉める。


 まお様がいなくなっただけで会話の糸口が見つからない……。社交の場では当たり障りのない会話などいくらでも出来るのだが、そういう手合いでもなければ人付き合いというのは実のところ苦手な部類なのだ。結果的に宴会の片づけは必要最低限の会話のみに留まってしまう。


「クラウゼさん……」

「なんですか夜闇さん?」

「リリスが話したいって」

「……え?」

『あーあーあー姫様聞こえてるー?』

『……聞こえてますが』


 あまり向こうから話しかけてくることもなかった夜闇さんに声をかけられ、緩く首を傾げ何用かと聞いてみれば一瞬何を言っているのか理解が遅れる。そしてそれを聞き返す間もなく、魔力による干渉を感じすぐに明るい夜闇リリスの声が届く。


『いったいこれは……夜闇さん……ですよね?』


 音として耳に届かずとも感じる声は配信でよく聞く夜闇リリスそのもので。からかわれているのかとも思ってしまう。


『あー、からかってる訳ではないよ?それにあたしたちの事情はどうでもよくて……。とりあえず二重人格みたいなもんだと思ってくれたらいいかなー』

『はぁ……』


 困惑が表情から伝わっているのであろう、なにやら事情があるらしいがそれを詳しく説明してくれるという訳でもないらしいので言葉通りの理解に留めておく。


『あっ、これ黒様には内緒ねっ!黒様とはいままでの関係でいたいから』

『ではなぜわたくしに?』

『そりゃ魔界の姫様にはご挨拶しとかないとー的な?こんなだけど一応は同じ魔族だし』


 たしかに夜闇さん……、今はリリスさんと呼ぶべきだろうか。彼女と話し始めてからは薄かった魔力の気配が濃くなっているのを感じる。


『ともかく、姫様が現れて黒様と共に行動してるってことはそういうことなんでしょ?魔界でも色々言われてるみたいだし、あたしたちは黒様が決めたことには口出さないつもりだけど……。もしも、万が一にも黒様……魔王様に何かあったときは黒様側につくからね?』


 いまいちリリスさんの言っている事が断片的すぎて手持ちの情報だけではうまく整理できない。少なくともこちら側の事情についてはある程度把握しているような口ぶりではあるのだが。


『おっしゃっている意味はよくわかりませんが……わたくしとて、まお様のために動いているつもりです』

『それを聞けて良かったー。それじゃ、これからもよろしくねっバイバーイ!』


 最後まで賑やかでハイテンションな言葉を残してリリスさんの気配が魔力と共に薄れていく。


「ん……クラウゼさんありがとう話せて良かった……」

「えぇ……」


 後に残ったのは物静かな夜闇さんの笑みと言葉だけで困惑と共に小さく頷くのが精いっぱいだ。


「リリス話せたんやね」

「ん……」

「それじゃ、そろそろお暇しよか」


 リリスさんと話しているうちに帰り支度を済ませていたのだろう、宵呑宮さんが現れ夜闇さんも手早く帰り支度を済ませに向かう。

 わたくしはもとより身ひとつで来たのでさしたる準備も必要なく三人そろってまお様の部屋を後にする。鍵は預かっていたものを使う羽目になり取り出した時には随分と注目を浴びてしまった気がするが……。


「下までお見送りしますね」

「わざわざありがとなぁ」

「ありがとう……」


 エレベーターで一階まで降りエントランスで二人を見送る。


「今日は楽しかったです、お二人にお会いできてよかった」

「それじゃ、まおちゃんによろしゅう。リーゼはんも今度は配信コラボでもしましょ」

「クラウゼさん、私も……」

「それは是非、連絡しますね」


 最後にコラボの約束なんかを取り付けて頭を下げる。ただ、まお様の引っ越しを手伝おうと思っただけだったのだが想定外に色々なことが起きた一日だった。特に夜闇さん……リリスさんの存在と言っていた事がどうしても気になってしまう。


 それでも、まお様の珍しい姿を見られたことや新しい繋がりを得られたことは素直に喜ばしい。それに宵呑宮さんからもらったあの写真と動画は一生の宝物になるだろう。

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