「死ぬ前に、一回くらい他人に話したい話て、一つくらいあるやろ」

 めちゃくちゃあやしげな男がうどんを食べたお話を語ってくれるというそれだけのお話なのですが、どことなくめちゃくちゃ怖い雰囲気が漂っています。
 どことなくずっとぞわぞわするというか、怖い話を聞いているような雰囲気になる不思議なお話なのですが、飽きさせずに最後まで読ませる筆力が本当にすごいと思いました。
 本当になにか読み逃したことがないか何度か読み直したけれど、多分本当に謎のうどん屋に行っておいしいうどんを食べただけなのかもしれない。
 本人は自分の頭がクズだからと言っているのですが、不思議なそういうお店だった可能性もある、とても不思議な魅力に溢れたお話でした。
 方言が好きな人にオススメ! あとお腹が空いているときに読んで欲しいです!

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