第2話 猫と友達

あの猫には、ミノと名前をつけた。

僕が美濃の斎藤道三が好きだからだ。

あの猫は、病院に連れて行った。

すると、とても健康なことがわかった。

ホッとして、倒れ込んでしまった。

あれから数日。

フードもよく食べるし、水もよく飲み、よく運動もする。元気なネコだ。

友達があれから遊びに来たが、あまり懐かなかったようだ。あまりにもその様子がおもしろかったので、少し書いておこう。

友達の名前は、中宮一志だ。

『おぉ、こいつがミノか。撫でてもいいのか?』

『いいよ、一志に懐くか分からないけど。』

『おい、撫でたら猫パンチしてきたぞ!おいっ、やめろっ。それは、やめろっー!大切なカバンなんだ。待ってー!』

『HAHAHA!!』

『何笑ってんだ!止めてくれ!』

こんな感じで、めちゃくちゃに嫌われたようだ、ははっ。

あの後、猫の尻尾が裂けた。しかし、血は出なかった。

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