猫と過ごした夏休み

パンメロン饅頭

第1話 猫を拾う

ミーンミーンミーン

『今年は、例年より暑くなることが予想されます。熱中症に注意してください。』

そんなニュースを見て、夏の始まりを知る。

『やっべ!もう出なきゃいけねえじゃん』

学校が始まるまで、あと10分しかない。

そんな時に限って、何もしていない。

『遅刻確定じゃん』

卓は、急いで用意をする。

歯磨きをし、髪を整え、着替えをする。

家から急いで走る。

その途中、痩せ細った男が猫を捨てる所を目撃する。

中学校まで、あと少しの所である。

やはり学校には、遅刻した。

そうして、学校が終わり、さっきの場所へ行ってみる。

元気そうな、少し歳をとった猫がいた。

猫がもともと好きだった卓は、連れて帰ることにした。

とても夏とは、思えないほど涼しい日のことだった。

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