第7話

ロヴィーナがヴィティムを殺してから半年がたった

通信魔法によりヴィティムの行為がわかりヴィティムは国家反逆罪に問われた

そしてロヴィーナはその断罪をしたとしてお咎め無しとなった


「お〜レベル20だ〜」


ロヴィーナは今山賊を殺っていた

理由はただ1つ人を殺す経験をつけるためだ、この世界で戦争が起こらない保証なんてない

もし起こった時勇者は最高戦力となるそんな勇者が人を殺せないとなれば他の兵士が死ぬ可能性だってある


「これでやっと当初の計画が進める…」


そして私は迷いなく「成長速度上昇」を選んだ


「それにしてもこの「???」ってなんだろう?」


これを見た時からずっと考えていたこの謎のスキルについて


「うーん…考えても無駄か、あの人たちがいるし誰か一人は好奇心に勝てずに選んでるでしょう」


そういいロヴィーナクラスメイトたちのことを思い出した


「おっと!父様に呼ばれてるんだった!急がないと」


5日前父様から手紙が届いた内容はいい加減戻って来いであった

さすがに許可を貰ったとはいえ半年もたっている父様も母様も心配するだろう


「父様、母様ただいま戻りました」


そう言って部屋に入ると母様が私をギュッとしてきた


「ほんと…心配だったのよ…」


「…すみません、ご心配おかけして」


「そろそろ本題を話してもいいか?」


そう父様がいい母様が反応する


「そうですね…すみません取り乱して」


「いや、いいんだよ」


父様が優しく言う


「さてロヴィーナ今日君を呼んだのはもうすぐ誕生日なのとお披露目会のことだ」


「もうそんな時期でしたか」


「そうだね時が過ぎるのは早いな…ということでロヴィーナ君にメイドをつけることになった」


「なるほど…メイドですか」


「と言っても12歳の見習いなんだけどね、歳が近いから仲良くするんだよ」


「もちろんです父様」


それから私たちは雑談を始めた


「では、失礼します父様、母様」


そういいロヴィーナは部屋から出た


「これで少しはロヴィーナの心が開けるといいが…」


「そうですね…」


「あの日からもう半年、勇者とはいえあんな小さな子に背負わせては行けないものを背負わせてしまった…」


そういいあの日のことを思い出す

あの日、ロヴィーナの通信魔法を見て急いで城に戻った…

そして見た光景は必死に堪えているロヴィーナの姿だった


「あの日からロヴィーナが心から笑わなくなってしまったな…」


「私たちは…何も出来ないのですね…」


「そうだな…私たちではダメだ…ロヴィーナを信じよう」


「…そうですね」


〜ロヴィーナの部屋〜


「久しぶりの私のベットだ〜」


そういいロヴィーナはバタンとベットに倒れる


コンコン


ドアがノックされる音がする


「先程父様が言っていたメイドかな」


そういいロヴィーナはベットを離れドアを開く


「は、初めまして!ロヴィーナ様!今日からロヴィーナ様に使いさせて頂くメイド見習いのフェリチタ・スパリーレと申します!」


そういいそこに居たのはメイド姿の綺麗な黒髪の少女であった




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