お金を対価にもらうということ。
イラストを書いていて、一番上達するのはなんだろう。と思う。
個人的には、お金という対価を受けてかくことではないかと思っているんです。
いやいや、それがむずかしいんだよ。
まあおっしゃる通りなんですが、言い換えることこうなります。
「お金をもらうことを想定し、客に買ってもらうことを想定する。お金をかける価値があると認められる絵を描く」です。
それは「私の絵うまくないから無理」とかじゃなくて、下手だけど、下手なりに人から対価をもらえるように神経注いで描いたってことが大事なんじゃないかなということ。
落書きばかり量産しない。適当ですが、とか言わない。だって買った人に失礼だから。そういう言い訳ができない絵を描くのが大事なんじゃないかなって。
で、それって小説にも言えるのじゃないか、と思ったんです。
そもそもアルファポリスではお金をいただいているわけですよ。そのお金は読者さんのお財布から出たものではないけれど、確実に書いた作品の対価としてあたえられているもの。
じゃあそれに見合う作品を提供しているか? って話。
おざなりにかいた作品を、適当に作ったものを、お金をもらって生産するっていうことが、あなたにとって素晴らしいことですか? っていう話。
プロではないと思うけれど、しかしお金をもらっていればプロでは? という観点からみれば、アルファポリスで書いてるひとはプロ並みの意識があってもいいんじゃないか?
むしろそうあるべきではないか?
アルファポリスに読みにきた読者の方が言ってました。
「お金をもらって書いてるから質のいい作品が多いかと思ったのに」って。
それってつまり、それに見合うものがあると期待されてるってことですよね。
でも実際は片手間に書いた作品でインセンティブを稼ごうとする人が多い。
私も含めて。
それってとてもやるせないのではないだろうかって思うんです。
だからね、これから先、自分が書いている作品が対価をもらうに値するのか。時は金なりというから、人の時間を奪って読んでもらうに値するのか。ってことを考えて書きたいです。
ああ、嫌なら読むなとかそういう考えは置いておいて。ですよ。
時間を奪う。と表現すると、勝手に読んだのは読者って思う方もいるかもしれませんが、読むように誘導しておいて何をいうのかって話です。売れるように商品を並べて、買ってもらってから質が悪いって文句言うのは買った人の自由で、それに対して「買ったのはあなたでしょ? 文句言わないで」なんて言う店なんて嫌です。
そんな店にはなりたくないです。責任持ちたい。
作品にも責任を。
正直そんなに責任もてない気はしますけどね。
同時にプロではなく趣味で書いている。それでお金がもらえるってすばらいし。というのも大いにわかる。
というかむしろ私がそれよ、って感じです。
なんだけど、やっぱりそこはお金もらっていることも考えないとかなって思うんです。
どっちの気持ちを大事にするかは人それぞれですけどね。
ただ冒頭で言ったようにイラストは金銭が発生するような絵を書く方が上達するの。
だから小説もそうなんじゃないかなって思います。
頑張りたいですね。
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